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【J2日記】大分:非常事態!九州ダービーで観客動員を喚起するしかない!!(10.04.15)

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(C)柚野真也

すっかり寂しくなった記者控え室。2008年のヤマザキナビスコカップ決勝戦前後は満席で席取りに苦労していたのが懐かしい

4月11日の第6節岡山戦、遂にキターッ!(ちょっと古いが)。
ホームの大分が1−0で勝利し、今季初の昇格圏内の3位に浮上した。いやー、良かった、良かった。ではなく、来るべくして来たと言うのか、恐れていたことが現実となった。
入場者数1万人割れ――。この日の公式記録によると9,884人であった。大分銀行ドームは4万人収容のスタジアムとあって、数字以上に空席が目立ち、愕然とした。それは記者席も同じで、サッカー誌の記者がいなくなり、地元の放送局の人数も激減している上に、新聞関係の人もまばらになっていた。なるほど、J2降格というのはこういうことかと思った。

今オフ、続々と主力が抜け(クラブの経営危機が要因でもあるが)、大分トリニータが姿を変えていくの見た。頭ではわかっていても、実際に目の当たりにするとすごく寂しいものだ。それは選手も感じていたようだ。「僕たちは結果を出すことが大前提だが、見ていて楽しいサッカーをしないとお客さんは来てくれない」(東慶悟)。「応援したいと思えるようなプレーをしなければいけない」(菊地直哉)。年間シーズンチケットの売れ行きが伸び悩み、スポンサー獲得も低調。クラブの厳しい経営事情を知っている選手たち。その言葉一つひとつが静かに心に響く。

かつて、大分は『3万人プロジェクト』と銘打って、観客動員アップに力を注いだ。その甲斐あって、浦和、新潟に次ぐ年間観客動員数を記録したこともあった。J2に降格した今こそ、クラブ力を集結し、様々な企画を練ってもらいたい。今月末から九州5クラブによる史上最大のダービー『バトル オブ 九州』がはじまる。ダービーという祝祭をとことん楽しむクラブ関係者の遊び心を発揮してほしい。
水戸、草津、栃木の北関東ダービーには優勝トロフィーがあり、愛媛、徳島の四国ダービーはダービー・ウィナー・フラッグがある。では、九州は…。大相撲九州場所のように優勝旗と副賞としてめんたいこ1年分などを贈呈なんておもしろいかも。取り組み前、いや試合前に副賞の旗を掲げ、場内アナウンスとともにピッチ周りをぐるりと1周。各地の特産物のアピールもできるし、生産者とのコラボで輪が広がることに。もちろん優勝者には横綱という称号を与える。いや待てよ。バトルなんで格闘技団体のように派手な演出で入場してはどうだろう。優勝者はシャーレ(皿)を掲げるのではなく、ベルトを巻く?? 
祭りを楽しむ手はいくらでもある。

以上

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