4月14日（水）AFCチャンピオンズリーグ2010 長春 vs 鹿島（15:30KICK OFF/長春）
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ホームゲームチケット情報 | 決勝戦は11月13日(土）に国立競技場で開催！
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起床し、窓を開けるとそとは白銀の世界だった。スタジアムで予定されていた公式練習は中止となり、鹿島の選手たちは室内練習場で汗を流し、明日の試合に備えた。

グループFは鹿島と全北のラウンド16進出がすでに確定し、長春にとっては消化試合。鹿島にとってもまた、例え負けたとしても最終戦の全北との直接対決に引き分け以上で1位通過が決まるため、この試合の重要度はあまり高くない。そこに戦意を削ぐ降雪。状況はさらに厳しくなった。

そのせいか、公式会見に姿を見せたオズワルド・オリヴェイラ監督の表情は終始険しいものだった。こうした試合でも勝ちにいくという姿勢を崩さないのは、就任以来一貫している。明日の試合も全力を尽くして戦うことは間違いないだろう。ジウトンが怪我で離脱しているが、それ以外は遠征メンバーもほぼベストな布陣で中国に乗り込んできた。早めの得点で相手の機先を制し、後半は主力を温存したいところだ。

対戦相手となる長春は、直前の10日に国内リーグで北京国安に0-1の惜敗。3節を戦い1勝1敗1分とスタートダッシュに失敗している。その大きな原因の一つにキャプテンを務めるカバジェロの負傷があるだろう。鹿島のホームで戦った試合でも、最終ラインをまとめ上げ、そこからのビルドアップがひとつの形となっていた。公式会見に出席したカバジェロは自身の状態を聞かれたとき、「よくなってきている」と出場の意欲を見せていたが、雪が降り積もりグランド状態が悪いままだと出場を見合わせるかもしれない。監督の沈祥福も「コンディションの良い選手を起用する」とコメントしていた。

前回の対戦では小笠原満男を出場停止で欠くなか、セットプレーから中田浩二がヘディングシュートを決め、手堅く勝点3を手にした。シーズンオフにほとんど練習試合もせず、この試合がシーズン初戦というぶっつけ本番に近いような状態でありながら、上々の滑り出しを見せ、AFCチャンピオンズリーグではここまで4連勝して一気に予選リーグ突破を決めたのもあの勝利あってのことだろう。今回はアウェイとはいえ、前回よりもメンバーも揃い互いの連携も深まっている。さらに良い試合内容に期待は募る。

先日のJ1第6節Ｆ東京戦後、野沢拓也は「疲れていると見られているからこそ勝ちたかった」と漏らした。
「こういうときこそ、アントラーズの強さを見せたかった」
そうした意味ではこの試合も負けず劣らずアウェイの厳しさが揃っている。アントラーズの強さを見せつけたいところだ。

以上

2010.04.13 Reported by 田中滋