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【J1:第6節 清水 vs 仙台】プレビュー:勢いのあるチーム同士がアウスタで激突する注目の上位対決。清水はホームらしい戦いで仙台の守りを崩し、ゴールを決めきれるか(10.04.11)

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4月11日(日)J1 第6節 清水 vs 仙台(13:00KICK OFF/アウスタチケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:澤登正朗、実況:桑原学、リポーター:小野響子)
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 現在首位の清水と3位の仙台(どちらも暫定)。この試合が上位対決になることを開幕前から予想していた人は少ないだろうが、どちらも自分たちの力をしっかりと発揮してきた結果としての順位だ。そう考えると、お互いに自分たちのサッカーをアウスタでぶつけ合った中で、どんな結果が出てくるのか。非常に楽しみな一戦と言える。

 3節ぶりにホームに戻ってくる清水は、ここまで3勝2分、失点わずか2点で唯一の無敗。しかも、その2失点はどちらもセットプレー(1点はPK)からで、流れの中での失点はない。攻撃的な4-3-3にシステム変更した中で、これだけの堅守を維持しているのは素晴らしいが、攻撃では得点7(1試合平均1.40点)とまだ爆発力を発揮できていない。その意味では、ホームに戻って攻撃面でどれだけアップグレードできるかという点が、この試合の大きなテーマとなる。
 スタメンは、故障者の関係で右センターバックに平岡康裕が入り、右サイドバックで辻尾真二がホーム初先発する以外は、今季の基本布陣と言える形になる見込み。それが意味するところは、相手に合わせるのではなく、自分たちのサッカーをホームで貫き、主導権を握って勝ちにいくということだ。それは、誰に話を聞いても共通する意識となっている。
 またメンバーが変わる守備面でも、平岡、辻尾とも揃って川崎F戦(第4節)に先発してアウェイでの無失点に貢献しており、不安材料にはなっていない。チームとしてバランスを崩すことがなければ、守備が大きく崩れることはないだろう。

 一方、仙台のほうは、7年ぶりにJ1に戻ったばかりだが、ここまで3勝1分1敗の3位、得点は9点でリーグ首位タイという見事な成績。前節では、ホームで王者・鹿島に今季初黒星をつけ、大いに勢いに乗っている。清水の長谷川監督も、「仙台はチームとして戦い方が明確で、まとまり感が非常にある。恐れずに自分たちの力を出して戦ってくるし、勢いがある」と、現在の成績がフロックではないと警戒感を強めている。
 しかも、03年8月(J1セカンドステージ第1節)以来の対戦で、実質的には初対戦と言っていい戦い。清水の側から見れば、「ビデオなどで特徴はある程度見ているけど、実際にはどういう戦い方をしてくるか、わからない面が多い」(兵働昭弘)という相手だ。アウェイの仙台としては、清水の戦い方はわかっているはずなので、それに応じてどんな出方をしてくるのか。試合が始まったところでのまず大きな注目点となる。

 そんな中で清水が警戒しているのは、「FWだけでなく2列目の選手(梁勇基と関口訓充)が攻め残っていることがあるので、カウンターには注意しないといけない」(平岡)という部分。攻めている中でもバランスを保ち、仙台のカウンターの芽を早い段階でつぶすことが、清水にとっては大きな課題となる。
 ただ、だからといって清水のサイドバックが攻撃参加を控える必要はない。逆に、両サイドバックが高い位置をとって梁や関口を引っ張り、彼らをゴール近くまで押しこんでしまうことが清水の狙いだ。2トップだけが前に残るような状況になれば、仙台がカウンターで反撃することも難しくなり、そうした時間を長くすることが、清水が目指すホームらしい戦い方でもある。そのためには、素早い攻守の切り換えから早い段階でボールを奪い返し、ミスを減らして相手陣内で戦う時間を増やしていきたい。
 また、そうした展開になれば、いかに引いた相手を攻め崩し、ゴールを奪うかが重要になる。それが冒頭で指摘した大きなテーマだ。その意味では、「ある程度イメージもあるし、そのイメージが共有できたときには崩せているので、あとは最後に決めきるというところにこだわってやっていきたい」(兵働)という言葉に期待したい。また、小野伸二の加入により、ラストパスのアイデアや精度は確実に向上している。守りを固める相手に対して、良い形で崩してゴールを奪うことができれば、チーム全体の自信も勢いも大きく増すはずなので、そこは清水サポーターにとって最大の見どころとなるだろう。

 ただし、仙台もそれほど簡単にゴールを割らせてくれるチームではない。仙台としては、たとえ押される展開になったとしても、そこで粘り強く耐えて、得意のセットプレーでゴールを奪えば勝機はあると考えているはず。そのため、セットプレーでどちらが優位に立てるかという部分も、大きな注目点となる。
 ホームの清水にとっては絶対に勝点3を取りたいゲームだが、仙台もしたたかにアウェイでの勝点を狙っており、ちょっとしたミスやワンプレーが大きく勝敗を分ける可能性も十分にある一戦。いずれにしても、この試合の結果は、両チームの今後の勢いを大きく左右する可能性が高いだろう。

以上

2010.04.10 Reported by 前島芳雄
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