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【キリンチャレンジカップ2010 日本 vs セルビア】岡田武史監督(日本)記者会見コメント(10.04.07)

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4月7日(水) キリンチャレンジカップ2010
日本 0 - 3 セルビア (19:20/長居/46,270人)
得点者:15' ムルジャ(セルビア)、23' ムルジャ(セルビア)、60' トミッチ(セルビア)
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●岡田武史監督(日本):
「前半、立ち上がりから非常にディフェンスが不安定で、簡単に裏を取られる場面が続いて、うちの場合、やはり先に点をとられると苦しい展開になるので、安定しないといけないディフェンスがなかなか安定しなかったと。その後、稲本をアンカーに1枚置いて、少しディフェンスが安定したんですが、攻撃のほうがやはりポジションを失うというか、サイドに起点ができないという、みんなが中に入ってサイドに起点ができないという感じでなかなかチャンスを作れなかったと。
後半になってディフェンスも安定して、サイドに起点ができるようになって点が取れそうなチャンスも作れたんですが、やはり負けている時にボールを持ってヨコ、後ろ、へのパス。最初からボールの持ち方、またはスローインにしても前へ行くという姿勢がもっと必要かなと。いろんな意味でテストという事で今回やったんですが、メンバーが欠けたときには同じ戦い方をするのは難しいんだなという事も、感じております。以上です」

Q:後半に攻撃がよくなったとおっしゃいましたが、むじろ前半に点をとられる前のほうがパスは早くダイレクトでつないで相手のマークのズレを誘えていました。後半はパスの受けてだけしか動かないような形だったと思うんですが。
「パスを回すという意味ではデータから見ても70%以上のポゼッション率。しかしパスがワンタッチで動いても最終的に相手のディフェンスの裏をとらないことにはゴールにはなかなか繋がらない。ブロックを作られた時にどうしてもサイドから裏を取っていかないと難しい。そういう意味で前半はパスは廻っていましたが、ほとんど中でのパス。そしてインターセプトされてカウンターという。相手は前半シュート9本ですか。打っているというのはそれが如実に現れていると思います。確かに後半のメンバーですとシンプルにボールを中盤で動かして行くとのは難しいのはあると思いますが、点をとるという事に関しては後半の方が可能性が感じられたと思います」

Q:選手から覇気が伝わってこなかったように感じたんですが、今回のチームマネージメントで思うところがあれば。
「この試合自体、この時期にこういう形でやることになったと、いうこと。確かに選手にどうしてもこの試合に勝ってやろうというところまでなかったかも知れないです。ケガ人もいてなかなかこれなかった選手がいたということもありますが、やはり日の丸をつけて戦うということはどんな試合であれもっと勝利に対して貪欲に。特に先程も言いましたように、負けているときに勝ちたいのか、自分がミスしたくないのか。そういう意味ではチームが勝つことに徹せられなかったと、いうことは反省しています」

Q:前半、ディフェンスが不安定だったということの要因と修正点を教えてください。
「選手のポジショニングが悪かった。いるだけで相手をつかんでいなかったと、いうことがあったと思います。先程言いましたように、メンバーが揃っていないときに途中からやったようなアンカーを置くとか、3バックとかそういう事も考えてやらないとならないかなと思います」

Q:この試合の中でポジティブな面は?
「あまりないんですが、あえて何人かの選手は自分の特徴。こういう場合にこういう特徴でやってくれるんだな、というのが分かりました。一番は、正直11人揃った時にそこそこできるけれど、ケガ人がでたらどうするんだという時にやはり同じ戦い方では厳しいめんがあるんだと。ある意味、試合の前半から中盤から我慢するような戦いも必要なのかなと、いうのがわかったというところだと思います」

Q:途中から稲本をアンカーにしたとのことですが、それは準備していたものなのか、急遽やったことなのか。それに関連して、最初のうちはむしろ阿部の方がセンターバックの間に入って3バックのような形をやっていた。その辺の経緯を。また一人が最終ラインに入った時のもう一人のボランチの位置取りがかなり甘かったようにも思いますが、その辺も。
「短い時間でしたが、昨日紅白マッチを10分くらいやったんですが、2回。その中でもまあ、相手のメンバーにコーチが入っていたという事もあるんですが、ディフェンスの不安定さはあったので、3バックと言うのも選択肢に入れていたのと、ディフェンスが安定しなかった時に稲本のアンカーと言うのは試合前に稲本、阿部、遠藤には伝えてありました。それは準備していたことです。いろんな可能性を今回は考えていましたから。ダブルボランチの阿部が下がって、というのはどうしても今後ろの中で球出しが得意なのが阿部しかないという事で、阿部が自然に下がる形になったという事です」

Q:メンバーが欠けている状況下で、もう少し普段の形が出せると思われていましたが。それともある程度できなくても仕方ないという可能性も考えておられましたか?
「もう少し正直できると思っていました。ただ、こういう形で不安定になる可能性も先程言いましたように、試合前に考えていましたので、3バックと言うのも考えなければならないと思っていました」

Q:3バックという言葉が出ていますが、今後5月以降の練習でやられるお考えは?
「基本的に最初から3バックというのはそれほど考えていません。よほどメンバーが欠けた場合。今回サブのメンバーも欠けたということがあったので。ただああいう4−1−4−1気味のアンカーを置くというのは考えています」

Q:リードされて苦しいという事ですが、ワールドカップではリードされる展開も考えると思います。そういった点で、今回いいシミュレーションになったはずなんですが、それについて。あとは今日の試合を受けて23人を決めるわけですが、監督の中で何か変わった部分があれば。あるいは固まった部分はあるんでしょうか?
「どこのチームもそうですが、特にうちのチームは攻撃で圧倒して勝てるレベルの相手とこれからやるわけではないので、そういう意味で、先に失点するのはどうしても避けたい。少なくとも1点であればまだいろんな可能性が考えられるんですが、そういう意味で先に失点すると苦しいと。今日の反発力という意味では、前半の2点は忘れていいと。後半1からやるつもりでやれと。それで後半立ち上がりフリーキックから直接壁の間を抜けて入れられてしまったんですが、その後攻撃に行こうという意欲は、ただ、最後どうしてもゴールを取るという執着心までは足りなかったかなと思っています」

(23人を決める上で)今日ある意味、大きな、はっきり自分の中で、できたこともあったと思っています」

以上
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