3月20日（土） 2010 J1リーグ戦 第3節
Ｇ大阪 0 - 0 新潟　（16:03／万博／16,813人）
スカパー！再放送 Ch185 3/21（日）23:00〜（解説：長谷川治久、実況：寺西裕一、リポーター：竹島麻里子）
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●西野朗監督（Ｇ大阪）：

「非常に１点が遠いなという感じですね。今日もそうでしたが。ハードワークはしていますが、なかなかフィニッシュにいい形に持っていけない。今日もフォーメーションを変えて、フレッシュな選手を入れて、そういう中で新しいアクセントを期待したがなかなかいい形は作れなかった。辛抱しないといけないというのは、選手もハーフタイムに全員が口を揃えて言っていましたし、まずは守備をしっかりして、いい形でボールを奪う、その中でスピードアップしたり、１トップの前線のエリアにセカンドラインやサイドバックが入ったり、という変化をつけてやっていこうという形でした。辛抱強くやっていましたが、やはり少しフィニッシュへの圧力、プレスが少なかったと感じています。考えていかなければいけないなというのは思いますね。これから。試合がすぐ迫っているし、ケガ人もまた出た中で全員で打開していきたい」

Q：ルーカス選手の現時点での状況は？
「いま、病院に行きました」

Q：佐々木選手の交代は右肩の亜脱臼が気になった部分もありましたか？
「今も試合が終わって本人とも少し話したのですが、木曜日の紅白戦で今日のフォーメーションで非常に良かったし、サテライトも非常にアグレッシブだったので、いいアクセントになればいいなと…（チョ）ジェジンの状態もありましたしね。ケガをするまで非常にアグレシッブでよかったんですが。やはり気にはならないとか、痛みはないと言ってましたが、パフォーマンスは怖がっていたし、あいつの本来の持ち味は出なかった。もっと引き出して、仕掛けて、っていうようなことが少なかった。そういう状態が最初からあったので、これはミスキャストかなという感じで。ペドロに関してもそうです。やっぱり途中から出る選手はアクセントをつけなきゃいけないし、アグレッシブにいかなきゃいけないのに、まったくそれが見られなかった。スイッチをすぐに考えるくらいの状態だったし、あそこまで引っ張ったのもちょっと長かったっていうくらいでした。あれもミスキャストです」

Q：６試合で白星がない状態を監督はどう分析されていますか。
「深刻にはあまり考えていないのですが…オフェンスでやはり変化というか、なかなか…形は取れているが、点が取れていないことの中で少しずつオフェンスに対する意識が薄れている気がしている。ただ取れないのであれば、やはり中盤でのディフェンスをしっかりした中で、取り方をしっかりする。そこからのアクションを起こして行く、そこも強調しているところなので。エースがなかなか出てこないこともあるかもしれないです」

Q：大勢のファンの前でペドロが最後は醜態をさらしましたが。
「あまり見ていなかったのですが。自分の中でこういうものを自分で感じて欲しいと思います。彼はそういう…少しずつ、スタートから出られないという思いが自分の中であったと思いますが、それを爆発してほしいという期待と、彼は本当にそういうモチベーションが高いのかと言えばそれは違ったんだなと感じました」

Q：ACLが続きますが、遠藤選手も含めて連れていくメンバーはどう考えていますか？
「今、一応決めました。遠藤は置いて行きます。新しく若手を３人、入れました。ペドロ、ルーカス、遠藤は外して、菅沼、大塚、安田晃大を入れます」

Q：４−２−３−１のシステムでは特に遠藤選手というのはキーになってくる。ですが本来の彼らしくない状態というのが問題というか…本来の彼が出てこないと厳しいと思っているのか、彼抜きで違う布陣を探っていこうというお考えなのか。
「遠藤のコンディションは、当然１００ではないですね。今の数試合を見ても、個人的にはもっとシャープに切れのある遠藤がいるっていうのとは少し違うと感じている、それは彼自身も僕もわかっている。シーズン前からそういうことは常に予測はしていましたから。いい形でここまで来られれば、ある程度、遠征を回避したりして週１回のペースで４月に入れればなと思っていました。こういう状況ですが、予定どおりというか、彼との間では２試合は考えなくていい、と。それはプラン通り。どういう状況でも、全員でそこはカバーしていくしかないなと思っています」

以上