3月7日（日） 2010 J2リーグ戦 第1節
熊本 1 - 1 千葉　（15:05／熊本／9,101人）
得点者：60' 倉田秋（千葉）、90'+4 市村篤司（熊本）
スカパー！再放送 Ch181 3/8（月）11:30〜（解説：池ノ上俊一、実況：山崎雄樹、リポーター：吉田明央）
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●福王忠世選手（熊本）：
「巻さんに仕事させないようにというのは試合前にも監督からも言われていたので、何度か起点になられたとは思いますけど、行くところは（矢野）大輔と２人で話をしながらできたと思います。負けてる状況で前の選手をたくさん入れるというのは点を取りに行くということだし、ホームでの開幕戦ということで、開始前から『勝点１じゃなくて３を獲りに行くんだ』と監督も言っていたので、前にヒロ（西）とか（山内）祐一みたいなドリブルできる選手と（藤田）俊哉さんみたいなタメが作れる選手が入って、サッカーが変わったなと思います。１点取られましたけど、必ずチャンスは来るから失点はこのまま最少でいこうという話をしてて、それができたのが最後まで諦めずに戦えた理由だと思います。次に向けては、守備のところはそのままやりながら、攻撃では俊哉さんたちが入って来たような最後の流れのサッカーを目指して、つなぐところをしっかりやりたいなと思います」

●西弘則選手（熊本）：
「自分の特徴を出して、仕掛けたり斜めに入る動きを意識してプレーしろと言われて入りました。千葉が元J1というのは特に意識してなかったですけど、相手が疲れている状況だったので、どんどん仕掛けようという気持ちはありました。最近はあんまり身体のキレもなかったんですけど、うまくできたと思います」

●松橋章太選手（熊本）：
「チャンスが何本かあったので、それを決めていればまた違ったのかなとは思います。スタジアムの雰囲気も良かったので何とか勝ちたかったですけど、勝点が１取れたのは収穫だと思うし、千葉を相手に追いついてドローに持ち込めたというのは、チームの雰囲気も終わってから良かったし、来週もいい入り方ができるんじゃないかなと思います。千葉のプレッシャーが早いので、なるべくリスクを負わないようにという意思統一ができていて、裏を狙う形が多かったと思います。個人的にはボールに触る回数が少なかったし、今日は難しくなるなとは思っていたので、もっと引き出していけるようにできると良かったし、もっとシュートを打てれば良かったです。また１週間しっかり練習して、次は点を狙いたいと思います」

●井畑翔太郎選手（熊本）：
「シュートはゼロだったので、FWとしては打たないとダメですね。今日は収めて、周りが上がる時間を作るという事を監督に言われていたので、そこは意識していました。思っていた以上に身体は張れたかなと思います。でもやっぱりシュートを打ってないし、もっと貪欲にゴールに向かわないといけないなと思います。次はもっとゴールを意識したプレーをしたいです」

●市村篤司選手（熊本）：
「全体の流れとして守備から入るというのがあったので、守備から入りました。でも、マイボールになって長いランニングが入った時に相手にズレが生まれる場面があったし、相手がついてこない場面もあった。得点の時も深井さんと村井さんが交代した直後だったと思うんですけど、そこで相手も準備が整ってなかったので、思いきって前に入って行こうと思いました。開いた位置でもらうよりは、ゴールに直結する所に抜けて行こうと思いました。トラップがうまくいき過ぎたというのもあるんですけど（笑）、思ったところにボールが来たので、理想通りにシュートが打てました。本当はビルドアップしながらもっといい場面を作れると良かったんですけど、今日はそういう場面が少なかったですね。ただ、奪った後に後ろから追い越すという場面は最後に何度かできたので良かったと思います」


●茶野隆行選手（千葉）：
「勝ちきれなかったところで自分たちの悪さが出た試合。前半はちょっと堅かったんで、自分たちのペースを掴めませんでした。ロングボールの対応に戸惑っていた部分もあって、中盤の押し上げが少なかったと思います。後半はうまく押し上げながら対応できたんですが、やっぱり２点目が大事になると思います。J2の厳しさも肌で感じたと思うので、次はホームで勝点３が取れるようにするだけです。ブーイングも当然だと思います。つないでいてもシュートを打たないと点も入らないし、もっと実力を見せつけないといけない試合だったと思います。熊本のサッカーに付き合ってしまったというのが課題でもあるし、自分たちのつなぐサッカーが見せられなかったなと思います」

●倉田秋選手（千葉）：
「監督からは巻さんの近くでプレーしろと言われました。ベンチで前半を見ていて、DFとの間で受ける選手がいなかったので、自分がそこへ入ってリズムを作ろうと思っていました。できてる部分はあったんですけど、もうちょっと周りとうまく連動できたらいいなと思います。昇格するんだったらJ２では圧倒しないとダメだと思うし、危機感を持って、全部勝つぐらいの勢いでやらないといけないと思います」

●巻誠一郎選手（千葉）：
「個人的には、もうちょっといいプレーを見せたかったというのが正直なところで、落ち着きどころのない慌ただしいゲームになってしまったかなと思います。そこで落ち着かせる時間を作れると良かったし、もう少しゴール前で仕事がしたかったなというのが正直なところです。２月のトレーニングマッチの時よりは、僕らのいい所をしっかり消してきたので、その点が難しくなった要因だと思います。もうちょっとリスクを冒して攻めるチャンスはあったんですけど、そこでボールを失いたくない、カウンターを食らいたくないという心理が働いて、逃げるパスというか、危険なところを衝くパスが少なくなったかなと思います」

以上