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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【2010シーズンスタート!:東京Vキャンプレポート】2月8日(月)キャンプ5日目の練習試合は、10代選手たちの活躍に手応え(10.02.09)

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今年もJ's GOALでは、全クラブのキャンプ取材を実施します。
レポートに加えて、動画でトレーニングの様子や、選手の生の声をお届けする予定です。監督はもちろん、気になるあの新加入選手のインタビューなど、2月下旬までの間、取材をしていきますので、お楽しみに!

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「実戦が一番のフィジカルトレーニングになる」と話していた川勝良一監督率いる東京Vは、この日も徳島との練習試合を行った。
東京V公式サイト 試合結果

今回もこれまでと大きく変わらず、ボールを大事につなぐことと、疲れた中でどれだけサボらずにプレーできるかの2点が重要なテーマだった。特に、「サボらない」というのは川勝監督が最も要求している部分。「それができないような選手は、(航空)チケット渡して即刻東京に帰ってもらう」と、大真面目に語る。だが、「1・2本目に出た先発メンバーの中には、そんな選手は誰一人いなかった」ようだ。連日の厳しいトレーニングをこなす中でも、懸命にハイ・パフォーマンスを続けた選手たちの姿勢に、指揮官は満足げな表情を浮かべていた。

さらに監督が大きく喜んだのが、高木俊幸、高木善朗、富所悠、小林祐希といった若手選手への新たな発見だ。
「先発した高木俊、高木善は、攻守どちらでもしっかりとボールを追い、90分間やり続けた。その上、3本目も出たんだからスゴイ。小林も、2本目の途中で疲労が見られたから交代させたが、3本目も出たいと自ら言っていたので出したら、とても積極的なプレーを見せてくれた。富所も、自分が今チャンスだとわかっているから、交代するまで非常にアグレッシブな姿勢を見せたことは評価している」と、キャンプインして5日目で見せる10代の大きな成長に満足げ。
また、監督だけではなく、「全く問題ない。ヨシ(高木善)は守備もしっかりしてくれるから、僕も安心して上がれる」(福田健介)など、先輩選手たちからも高い評価を得ていた。
この試合には、河野広貴、井上平などが出場しなかったが、彼らが戻った時にポジションを脅かせる存在になれるのか。または、どのように共存していくのか。この先が非常に興味深いところだ。

付け加えておくと、昨年の12月以降戦列を離れていた、同じく10代のDF高橋祥平が戦列復帰したことも明るいニュースだ。「久しぶりとは思えないぐらい試合勘もズレていなかった。さすがだ」(川勝監督)。今まで悔しさを抱えていた分、これからに期待したい。

試合自体は、主力組が中心となった1・2本目は0−0(*)。
比較的長いボールを蹴ってくる相手に対して、「状況的にどうしても自陣ペナルティエリア付近でのプレーが増えてしまうかもしれないが、それを『押し込まれている』と受け取るのか、『スタイルの違い』だと受け取るのかで全く違う。われわれは、どんな時でも大きく蹴り返さないで繋いでいくことを徹底している」(川勝監督)という意味では、特に後半はボールも回るようになり、決定的場面も何度かあった。また、カウンターから危ない状況になる場面もあったが、失点0で抑えたことも大きい。
「70〜80点!」が、川勝監督の現時点での評価である。これを1点でも高められるよう、残り2日のキャンプを有意義に過ごしてほしい。

(*)3本目は30分×1本:0−1 得点:徳重隆明(徳島)

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■練習試合後のコメント

●川勝良一監督
「1・2本目は、疲れている中でも非常によくやっていたと思う。本当は点が取れれば一番良かったけど、ほとんど0トップに近いからしょうがないね。それでも、特に2本目は、攻撃でボールがよく回っていたので悪くなかった。特に若い3人(高木俊、高木善、小林)は思った以上にやってくれた。
試合に出る以上、無責任なプレーをしている選手は許せない。わざわざお金を払って見に来てくれるお客さんにも申し訳ない。シーズンを戦っていくうえで、負けることは当然ある。でも、問題は負け方。試合内容。しっかりと自分たちのサッカーを貫いて、やりきった上で負けるなら、きっと納得してもらえると思う。そういう試合をできるチームにならなければいけないし、なれるように頑張っていきたい」

●菊岡拓朗選手
「ラインの上げ下げがしっかりできているから、失点していない。後ろのセンターバックがすごく声を掛けてくれるから、本当にやりやすい。今日も前半にカウンターを受けて危ない場面が1回あったけど、それ以外はほとんど崩されていない。できれば点が欲しかった。今日は前の横浜FM戦以上に、前に行く力を出せたと思う。ボールを大事につなぐ、疲れている中でサボらないというテーマはできた」

●福田健介選手
「ヨシ(高木善)がよく動いてくれて助かっている。ユースの選手だけど、もうトップの試合に出ても何の問題もないと思う。徳島もキャンプをしていて、お互いにキツい状況での試合というのはわかっていた。その中でどれだけやれるかがテーマだったが、DFとしては最後まで失点しなかったのはよかった(出場した1・2本目)。今、みんなまとまっている。僕も年齢が上になっているので、下の選手にもしっかりと声を掛けていきたい」

以上

J's GOALでは2010も全クラブキャンプ取材を実施します!
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2010.02.09 Reported by 上岡真里江
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