2月6日(土) 東アジアサッカー選手権2010
SAMURAI BLUE(日本代表) 0 - 0 中国代表 (19:17/味スタ/25,964人)
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●岡田武史監督(SAMURAI BLUE/日本代表):
「前半に関しては、ビルドアップとかだいぶ良くなってきたなと思ったんですが、最後のゴール前の部分で、何度もサイドを崩すものの思い切りがないというか、泥臭さがなかったので、ボールを取りに行く迫力を出すようにとハーフタイムに言いました。
強く言いすぎたのか、後半はサイドから背の高いストッパーのところに早く放り込みすぎるところがあったので、もう一工夫ある形があってもよかったかなと思いました。
いずれにしろだいぶ動きが出てきて感覚が戻ってきたなという感想です。PKとオウンゴールになりかけたピンチもありましたが、それ以外はカバーリングもだいぶ早く戻れるようになったと思っています。何とか次の香港に勝って、韓国と対戦したいと思います」
Q:小笠原がスタメンから外れた理由は?
「(小笠原)満男に関してはこのキャンプに入ってから非常にアグレッシブに取り組んでくれて、メンタル、フィジカル両面で疲れが出ているなと。本人は疲れのせいにはしない強いメンタルの持ち主なのでそういうことは言わないですが、体の切れがなくなってきて、ミスが徐々に増えていると判断したので、彼にはいい状況でいいプレーをさせたいという考えで、今日は外しました」
Q:今日の攻撃陣に対する感想は?
「今日の組み合わせというのはある程度やっているメンバーなので、問題ないと思っていました。そういう意味でコンビネーションという面では、素晴らしいというわけではありませんが、だいぶ良くなっていると思っています。今日はちょっと強引に、短期間で動きが出るようにということで3トップという形を取りましたが、2トップでもこういう動きが出るようにしなくてはいけないと思っています」
Q:中国は10日前に集合して準備をしてきたと言っていた。確かに中国の戦術にはまったという印象を受けたが?
「我々が中国戦に向けて特別なチーム作りをしていないというのは事実ですが、それで我々が相手の策にはまって、カウンターでピンチを招いたとは思っていません。カウンターはある程度覚悟していて、それに対する戻りをテーマにしていたので。非常に早い戻りで、裏を破られる事はなかったと思っています。
攻撃に関しては、DFの裏を突いて何度か前半も決定的に近いチャンスを作っていた。後半も大久保、そして内田のポストに当たったシュートとチャンスらしいチャンスは出だしたと思っています。攻撃についても同じ様な感想を持っています」
Q:後半の最後につかれてきてクロスの精度などが下がってきた印象を受けたが、最後の2枚の交代をもう少し早くしてもいいのでは?そのタイミングにした理由は?
「疲れてきているのは分かっていました。ただこの2週間くらいの練習を見るなかで、交代で出す選手が劇的にゲームを変えられるとは判断しなかったので代えませんでした」
Q:0-0という結果にサポーターからはブーイングが起こっていたが?
「結果にしても内容にしても、やらなくてはいけないことはあると思っていて完全に満足しているわけではありません。しかし、シーズンが始まってここでこういう試合ができて、ワールドカップに向けてそんなに大きい問題があるとは思っていません。
勝つためのチームを作らなくてはいけないと思っていますし、(サポーターからの反応は)もちろん真摯に受け止めなくてはいけないと思っていますが、我々は今、勝つために、強いチームを作るためにベストを尽くしています。サポーターの評価は当然だと思っていますし、それを力にしてより良いチームを作っていくのが私の仕事だと思っています」
以上
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