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こんなにも坊主頭と笑顔がマッチする日本男子はそうそういないはず。見てのとおり、さわやかで、素敵な笑顔は他の追随を許さない。愛称は「ムラチョ」。徐々に本人から明かされるだろうが、サッカーと犬をこよなく愛する、好青年だ。

強烈だったのは、大宮でのデビュー戦の印象だ。2007年シーズン半ばに大宮に移籍してきて、追加登録されてから3試合目のことだった。9月1日さいたまダービー、アウェイの埼玉スタジアム。浦和を相手に１点をリードして迎えた79分、村山は守備固め要員として投入された。当時の大宮は、実にリーグ戦8試合も勝ち星から見放され17位に沈んでいただけに、勝利を渇望していた。その勝利がダービーでの勝利であれば、なおさらだ。そんな重要な試合が、彼にとってのＪ１初体験となった。「なんとか守りきらなくては」の一心で、浦和の攻撃陣を体を張って食い止めた。わずか11分の出来事とはいえ、彼にとっては「なんともいえず、長かった」そうだ。この一戦で、村山はすんなり大宮の一員として認められた。翌2008年は、リーグ戦21試合に出場。時にセンターバックとして体を張り、時にサイドバックとしてピッチを駆け回った。

だが大宮での3シーズン目となった2009年、出場機会はぐんと減る。負傷の影響もあり、リーグ戦で2試合、カップ戦でも2試合。過去2年の躍動振りを知る者にとっては辛い限りだった。でも、だからこそ新天地での活躍には期待したい。大分の地で暴れまわって欲しい。村山は、センターバックでもサイドバックでもどちらでも能力を発揮する。対人に強く、高さもあるし、かけひきだって出来る。大分の方々には、おおいに安心してもらいたい。

村山のプレーも、笑顔も、NACK5スタジアムで見られなくなるのは寂しい限りだ。だけど、必ずまたＪ１の舞台で会う日が来るはず。そう信じて送り出したい。

以上

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2月27日（土）13：35／国立
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