1月18日(月)、九州石油ドームにて、大分トリニータの新体制発表会見が行われました。
会見での出席者のコメントは以下の通りです。
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●青野浩志社長:
「昨年は県民、サポーターの皆さんに心配をかけた。今年はクラブ一丸となって信頼回復を図りたい。チームは主力が移籍し、ゼロからの編成となる。若い選手が多くなるが、彼らにとってはチャンスである。3月の開幕に向け激しいレギュラー争いをして、チーム力をアップし、開幕を迎えたい。
今季のスローガンは『RESTART 〜ONE HEART〜』。選手もクラブも、そしてサポーターも心をひとつにして、新生トリニータを支えてもらいたい。そんな気持ちを込めて、社員みんなで考えた。今日が新生トリニータの第2ステージのはじまり。1年でも早くJ1に復帰を目指したい」
●皇甫官監督:
「10年、50年、100年と続くであろうトリニータの歴史のなかで、今年は大事なリスタートとなる。これまでの16年間で積み重ねてきたベースを残し、新たなものを加えていきたい。私一人では何もできないので、選手の力が必要だし、フロントやスタッフ、サポーターの力も必要だ。コミュニケーションを大事にして、みんなで戦えるチームを目指す。まずは選手が自発的にやろうと思える雰囲気をつくろうと思っている。そして、ここに集まったマスコミの皆さんの力も必要だし、もっと自由な感じで付き合っていければと思っている。週に1回、お茶でも飲みながら、皆さんと話したいと思っている(笑)。これからもよろしくお願いします」
Q:今回の補強は何を重視しましたか?
「攻撃はある程度選手が残ってくれたので計算できる。ただ、MFと守備は圧倒的に数が足りないので、守備を中心に補強した。J2を戦った経験のない選手が多いが、ベテランと若手を上手く組み合わせば、勝てるチームができると思っている」
Q:今季の目標を聞かせてください。
「もちろんJ1復帰。今季からJ2の試合数は少なくなるので、一戦一戦が大事になる。全部勝ちたいが、負けたときは気持ちを切り替えて、連敗をしないようにしたい」
Q:ポポヴィッチ前監督の攻撃的サッカーを引き継ぎたいと、以前話していましたが、明日からははじまるトレーニングでは、どの点を重視したいですか?
「今までのチームのいい部分をは残し、J2仕様のチームに仕上げたい。J2のチームは守り重視のチームが多いので、まずは走り負けしてはいけない。ただ、走るだけでなく考えて走る必要がある。それはオシム前日本代表監督もポポヴィッチ監督もそうだったように。考えて走る。これを中心としてチームづくりをしたい。開幕まで3段階でチームを変化させようと思っている」
●村山祐介選手:
「大宮からきた村山祐介です。ルーキー(時代)以来の会見で緊張しています。はじめに、サッカーができるチャンスを与えてくれた社長並び監督、関係者の方々には深く感謝しています。
前のチームでは出場機会に恵まれなかったので、今季にかける気持ちは誰にも負けない。早くチームに慣れて、貢献したい。それが僕にできるチームへの恩返しだと思う」
Q:クラブ経営が厳しいと分かっていて移籍してきましたが、不安はなかったのですか?
「お金も大事だが、自分にとってサッカーができる環境が大事だった。それに経営のことはフロントの仕事というか。僕たち選手はピッチで結果を出すだけ。J1に復帰できるようにプレーに専念したい」
Q:何度か大分と対戦したと思いますが、そのときの印象は?
「堅守というイメージ。僕が出たときは1点も取れなかったし、入る気もしなかった。守備陣がごっそり抜けたけど、コバさん(小林宏之)や(藤田)義明は残っているし、伝統のスタイルは受け継がれると思う。
あと、自分のブログで大分に移籍することを報告したら、大宮のサポーターと同じくらい大分のサポーターからコメントがきた。『待ってます』とか『大分に来てくれてありがとう』なんて書いてくれて、まだ僕のこと見たこともないのに、ホント温かいサポーターがいるんだと感動した」
●姜成浩選手:
「プロ1年目なのでガムシャラにプレーしたい。1日も早く試合に出て、レギュラーを目指したい」
Q:クラブ経営が厳しいと分かっていて移籍してきましたが、不安はなかったのですか?
「自分を必要とするチームで全力でプレーするだけ。不安はない」
Q:何度か練習生として大分に来ていましたが、どんな印象でした?
「雰囲気のいいチームという印象が強い。メンバーがガラリと変わるが、それはチャンスでもあるので、ポジティブに考えたい。長短の正確なフィードが自分の武器なんで、そこをアピールしたい」
●内田昴輔選手:
「一日も早くチームに慣れて、サッカーを楽しみたい。あとサポーターの皆さんに、顔と名前を覚えてもらえるように活躍したい」
Q:森島康仁選手とは高校以来、4年ぶりにプレーすることになりますが、その点を踏まえて意気込みを教えてください。
「モリシの高さとシュート力を生かせるアシストができれば最高です。モリシからは、『大分は詳しいので何でも言ってくれ』って言われている。心強い味方がいるんで、心置きなくプレーに集中できそう。高校の1つ下の(金崎)夢生は大分で活躍して、日本代表になった。僕も負けないように頑張りたい。ポジションは中盤だったらどこでも挑戦したい」
●刀根亮輔選手:
「自分の武器は空中戦と球際の強さだと思っている。そこははっきりしているので監督にアピールして試合に出たい。チームはJ2に降格して残念だが、1年でも早くJ1に復帰させたい」
Q:大分ユースの先輩たちから、何かアドバイスをもらいましたか。
「それが全く(笑)。アドバイスはないけど、僕が溶け込みやすいような雰囲気をつくってくれているし、心強い先輩がたくさんいるので心配はないです」
以上
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