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【札幌:中山雅史選手新加入記者会見】会見での出席者コメント(09.12.24)

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本日、札幌市内のホテルで中山雅史選手新加入記者会見が行われました。
会見での出席者のコメントは以下の通りです。

出席者:
矢萩竹美代表取締役社長、三上大勝強化部長、中山雅史選手
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●矢萩竹美代表取締役社長:
「ジュビロ磐田所属の中山雅史選手を来シーズンからコンサドーレ札幌の一員として迎えることが正式に決定しました。ジュビロ磐田一筋だった中山選手が、今回の決定に至るまでに直前までに悩まれたと聞いております。北海道、札幌を次の地として決断されたことをクラブとして敬意を表したいと思います。中山選手は日本サッカー会の宝であり、サッカーに取り組む熱く真摯な姿勢はこれからのコンサドーレにとって大きな力になると確信しております。来シーズン、赤黒のユニフォームでJ1昇格を目指し戦ってくれることをコンサドーレの熱きサポーターとともに期待したいと思います」

●中山雅史選手:
「本日はお忙しいなか多数お集まりいただき、ありがとうございます。来季よりコンサドーレ札幌でプレーすることを決めました。応援よろしくお願いいたします」

Q:移籍先を悩まれたとのことですが、最終的に札幌に決めた要因というのは何だったのでしょうか?
「やはり充実した施設と医療体制、メディカルスタッフ、そういったものが僕のなかで一番大事なんじゃないかな、と。プレーをする上で、まずグラウンドに立つことも大事なんですけど、その前にケアが必要だと考えていたので、ここに決めることにしました」

Q:他クラブと比べて札幌は金額面での条件は低かったと聞くが、それでも札幌を選んだ理由というのは?
「直感です。いや、そんなことはないです(笑)。確かに生活する上ではお金は必要なんですけれど、それは活躍することで何とかなるのかな、と。それよりも、自分自身が突き進む道に一番適した環境が必要だと思っていたので決めさせていただきました」

Q:対戦相手としての札幌については、これまでどういったイメージを持っていましたか?
「やはり非常にホームでは強い、という印象を受けています。対戦した回数はそんなに多くはないですが、こちらのホームではスコアを見ても簡単に勝てている部分はあったんですけれども、敵地で戦ったときには、非常に強さを発揮しているように見えました。後押しするサポーターも熱いということも感じていましたし。そういうなかで自分自身、認められるようにやっていきたいな、と思っています」

Q:今着用されているネクタイは黒地に赤が散りばめられていますが、それは札幌のチームカラーを意識されているのでしょうか?
「ちょうど、いい具合のネクタイあったので(笑)。奥さんのチョイスです」

Q:現在、42歳という年齢ですが、現役を続けるモチベーションとなっているものを教えてください。
「やはり現役生活が自分にとって一番幸せであると感じていますし、辞めること諦めることはいつでもできるだろう、と思いまして。やったところで、非常に無様な姿を皆さんに晒すのかもしれないし、あがくのかもしれません。でも、それも僕自身のサッカー人生だと思いますし、それ自体が僕にとっては幸せなことなのかもしれないです。それをやろうと思ってもやれない人が多くいるなかで、そういう場をいただいたことにすごく感謝していますし、そのなかで自分自身を思い切り表現していけたらいいなと思います」

Q:札幌ではどういった役割を求められていると考えていますか?
「僕自身がこのチームの強化担当や監督と話したなかでそういう話題は出てきてはいないのですが、新聞等によると、途中出場で流れを変えるあるいは試合の最後を締める役割とういものを担っていく、ということも目にします。それと、強化の方と話したときには、『若いチームなのでそのなかで色んなことを発信してもらいたい』と。まあ僕自身、それを言葉で発信するのかどうかはわかりませんが、僕自身がやることで若い選手にプレッシャーを与えられればいいなと思います。僕がやれるのに若い選手がやれないわけがないんです。そういうものを、バシバシ発信していければ。そして若い選手の溌剌なプレーを見て、それを僕の成長に生かせればとも思っています。お互いにお互いを刺激しあって成長して、強いチームになっていければいいなと思っています」

Q:北海道の寒さは大丈夫でしょうか?
「寒いな、と思いました。(笑)。昨日こっちに来たんですけど、冬の北海道に来るのは初めてで、昨日の静岡は12度あったんですよね。で、北海道に降り立ったら氷点下ということで、思えば遠くに来たもんだ、という風に感じましたし。ただ、寒いですけれど、内に秘めたものは熱いものがありますから。それを皆さんに表現できればいいなと思います。普通、気候は南から北上していくんですけれど、北から南へサッカーを、熱い気持ちを発信し続けていきたいと思います」

Q:J2リーグの印象については
「来季はちょっとリーグ戦の中身が変わりますから、そこについての印象というものはなかなか発言し難いんですけど、今までの戦いというか状況を見ますと、非常にハードな日程。そしてそのなかでどう戦っていくのか。そして、ベンチメンバーも少ないなかで戦っていきますから、どうベンチメンバーを構成するかという部分が苦労するんじゃないでしょうか。来季もやはりスタートがやはり重要になるのかな、と。そのなかで勢いを持ち、それを自信や強さに変えて戦っていくことが頂上を目指すうえで大切なことなのかなと感じています」

Q:石崎監督の印象というのは?
「やはり非常に熱い、アグレッシブな方だと思います。柏や大分でも、若手の育成で力を発揮していますし、僕も若手の一員なので育成して欲しいと思います(笑)。あと、現役時代に東芝とヤマハとで対戦しているんですけど、その時は石崎さんがボールをもたついている間に僕がボールをかっさらってゴールを決めたことがあったので、その件は今度会った時に謝りたいと思います」

Q:この記者会見を行っている今日は12月24日なのですが、この日付には何か意味があったのでしょうか?
「特に意識は持っていないんですけど、ここまで決定が延びてしまったというのも、やはり他にオファーを戴いたチームについて考え、自分が考えをまとめるのに苦労をしたというか迷った部分もすごくあったんです。僕自身も代理人や色んな人と相談したんですけれど、まず代理人から『この日までに決めましょう』と言われていたリミットが2回ほどあったんですけど、それまでに決めることができず、色々な魅力を他のチームからも感じていましたし。そして結局、そんなに長引かせても良くないということで、このタイミングになったということです。クリスマスを意識したわけではないんですが、クリスマス以降だとこちらに来るにしても、他に行くにしても、飛行機が非常に混むということで(笑)」

Q:現役続行が決まったことについての率直な感想を聞かせてください
「そのなかで自分が何をできるか、そういうものを模索していきたいと思います。若いチームなのでそれを育ててくれ、成長させてくれ、と言われても僕自身はプレーヤーですし、僕自身もそこに挑んでいきたい。やる以上はいち選手として競争をするのが当然だと思っていますし、そのなかで勝ち抜いていければと思っています」

Q:道産子に向けて一言お願いします。
「僕自身、どこまでやれるのかわからないですけれど、皆さんの熱い声援があれば頑張っていけると思いますし、走れると思いますので、ぜひ熱い声援で後押ししていただければと思います」

Q:札幌の街、人についての印象は?
「まず人については、札幌の方と接触をする機会が昨日の夜しかなかったんですよね(笑)。まあ、あとはホテルの方と少しお話するくらいだったので。(矢萩)社長に聞いたところによると、意外と寒がりだ、と(笑)。あとは色んなところから人が集まってくる場所なので、色んな人が来ても、それを温かく受け入れてくれるだろうと聞いています。そういうなかで、僕自身も何かを返していければと思います。街については、映像で雪祭りなどを見たことがあって、非常にキレイだなと思っていて見たいんですけど、たぶんその時期は(キャンプで)いないんですよね?(笑)。なので、写真を撮って送ってください」

Q:中山選手の加入により、これまで興味がなかった方もサッカーを見るようになるかもしれません。そういった方々に一言お願いします。
「そうですね、まずは会場に足を運んでもらうことが一番だと思いますので、その来てくれた人を失望させないようなプレーを見せることで、熱いサポートにつながると思っています。やはりまず、足を運んで欲しいですね。

Q:北海道の子供たちにも一言お願いします。
「それほど技術的に長けた選手ではないと思っていますので、気持ちで押し込みたいと思っています。そういう子供が少なくなっていると感じていますので。技術は本当に大切です。それは僕もしっかりと習得していきたいと思います。ただ、世界を目指すのならば気持ちも大切ですし、泥臭さも大切だと思います。泥臭いプレーをしても、泥は付きませんから。そして、サッカーを熱くサポートすることで仲間意識も生まれると思いますし、そういうなかで札幌を北海道を盛り上げてもらいたいなと思います」

Q:J2は三浦知良(横浜FC)をはじめベテランの選手が多くいることと思います。そういった、ベテラン選手との対戦は意識しますでしょうか?
「一緒のチームや代表でやっていたことのある選手もいますし、こういうところでまた対戦できるということも非常に興味があります。やはりそこに対しては負けたくないという想いが強いですから、思い切りぶつかっていきたいですし、なぎ倒していきたい。そして、なぎ倒すように仲間には指示していきたいと思います」

Q:この北海道で成し遂げたいことはありますか?
「プレイヤーとしてこの北海道に来ましたから、そのなかで少しでも成長したいと思いますし、上手くなりたいという思いも失せていません。それをとにかく日々の練習で上積みできればいいなと思っています。少しでもチームの勝利に貢献していけたらと思います」
Q:初めての移籍になりますが、これまで支えてくれた磐田のサポーターにメッセージをお願いします。
「20年間お世話になりました。その人達に支えられ、頑張ってこれた20年間だと思っていますから、非常に感謝しています。今度はこうして新しい場所に来たわけですが、ここで戦ううえでも、ベースというのはあそこで培われたものだと思っていますので、それを自分の内に秘めて戦いますので、それを感じ取っていただき、少しでも興味があったら、余裕があったら、札幌を応援して欲しいとおもいます。また、中山雅史の力になってもらえたら嬉しいな、と思っています」

Q:今回の移籍により、年俸は下がったと聞いています。現在、北海道は不況のなかにありますが、そうして年俸が少なくなったなかでも、頑張っていく姿はとても大きなエールになると思います。そういった想いはなにかお持ちでしょうか?
「北海道に限らず、日本全体の元気がなくなっているとすごく感じますし、それを僕が元気にするとまで大袈裟なことは言えませんけれど、僕自身も新しいチームに招いていただいて、頑張れる場所を見つけたので、そこで精一杯頑張っていきたい。それが同年代あるいは色んな人に力を与えられるのであれば、本当に嬉しいことですし。また、そういう声が聞けたなら、僕自身も『もっと頑張ろう』と思えるはずです。まずは自分が動き出せれば。それでどれだけ変わるのかというのはわからないですし、偉そうに言える立場ではない。なので、とにかく自分のやれることを精一杯やれれば。そしてそれに共感してくれた人が元気になってくれれば、それはとても嬉しいことです」

Q:札幌に来られたことで、新・中山を何か見せようと考えていらっしゃったりするのでしょうか?
「日々、進化したいと思っていますし、昨日より今日の方が新しい中山になりたい。年齢的には、あるいは細胞的には老化、劣化していくのかもしれませんけれど、それに負けない意識を持って日々、アピールしていければいいと思っています。色んな人と触れ合いながら、そこからエネルギーをもらいたいと思います」

Q:札幌入りを決断されてから、石崎監督とお話されたりしたのでしょうか?
「昨日、クラブハウスを見学させてもらったのですが、その時に電話で『お世話になります。よろしくお願いします』とお話しました」

Q:中山選手が知っている、あるいは気になっている札幌の選手がいたら教えてください。
「上里選手がもの凄いロングシュートを決めましたよね(動画はこちら)。あの左足は欲しいと思います。それと、箕輪とは以前同じチームでやっていて、その強さは知っています。あとはGKの高原も一緒にやったことのある仲間ですね。他にも若くて才能のある選手がたくさんいるので、そういう選手と話をしながら、そのなかから僕自身が学べるものがあったら吸収していきたいと思います」

Q:単身で札幌に住まれる予定なのか、それともご家族がご一緒なのか?
「どっちになるかわからないので、これから家族と相談したいと思います。家族といるのが心強いですけど、いろんな状況もありますので。そう考えた場合、ひとりで来るのがベストなのかな、とも思います。ただ、一番気になるのは食事なんですけれど、それを考えると寮がベストなのかなと。寮に住んで、若手と寝食をともにしていきたい。すでに主人がいる場合には部屋を明け渡していただき、僕自身が若手を指導するという考えもあったんですけど、社長にそれを話したら『冗談じゃない』と言われてしまいました(笑)」

以上
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