12月12日（土） 第89回天皇杯準々決勝
清水 3 - 2 新潟　（13:00／アウスタ／7,905人）
得点者：11' 岡崎　慎司（清水）、15' 松下　年宏（新潟）、86' ヨンセン（清水）、88' 矢野貴章（新潟）、104' 児玉新（清水）
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●鈴木　淳監督（新潟）：

「非常に良いゲームをしたと思う。非常にファイティングスピリットがあったし、最後まであきらめない粘り強いゲームだった。ただ、勝てないというのが…最終的に結果として出たわけで、そこは非常に残念だったが、選手の健闘に対しては非常にありがたく思っているし、本当に誇れる選手たちだなと思う。天皇杯は負ければそれで終わりなので、チームは解散するわけだが、そういう中で粘り強く、辛抱強く守備をして、攻撃に転じてチャンスをうかがって得点を奪う。そういうことはできたのかなと思う。残念ながら最後のところでチャンスがありながら決めきれない。そのチャンスをいかに決められるかというのが、ベスト4に上がれる条件だったのかなと思う。そういう意味では、まだまだクオリティが上がらずに、ここで敗退をしてしまうということだと思う。非常に残念だが、本当に良いゲーム、良いプレーをしたのではないかと思う。
そして、サポーターの皆さんにも感謝します。ありがとうございました」

Q:延長戦が始まる前に円陣を組んだところで、どんな声をかけましたか？
「1人少ない状況でかなり長い時間戦っていたが、同じようにしっかりと守備をして、前から行くんじゃなくてブロックを作って守備をするということ。あとは決定機の作り方は、それは長い１本のパスで矢野が最後に決め損なった場面があったが、ああいう形でやっていこうということだった。最後の決定機の作り方というところは、今ひとつだったのかなと思う」

Q:これで新潟での指揮が終わるわけですが、あらためて4年間を振り返ると？
「非常に楽しく過ごさせていただいた。また、この後記者会見を開くそうなので、今は詳しく話はできないが（笑）、非常に楽しくやらせていただいた。本当に暖かいサポーターに恵まれて、良い環境で指揮を執ることができたなと思う。サポーター、選手、クラブと本当に協力して戦えたのではないかと思っている」

Q:ベスト4に上がるクオリティの部分という話をされましたが、あらためて感じた可能性の部分は？
「以前との比較になってしまって申し訳ないが、私が就任した当初や昨年の苦しい時期などに比べると、どのチームとやっても勝つチャンスがある、競り合いのゲームができるというところは、今年のチームに関しては文句がないと思っている。実際、優勝した鹿島に2勝しているのはうちだけだし、鹿島に次ぐ最少失点だったので、勝つチャンスがある、競り合って何とかできるというところまでレベルは上がったと思う。ただ、勝ちきるためには、今日の話と一緒になるが、最後のところで勝負を決めるためには、プレーの質や90分間を通してミスをしないとか、90分間の運動量とともに、走るタイミングだったり質の部分をもうちょっと上げなければいけないと感じていた。ただ、どの相手とやっても勝てるチャンスがあるというところは、今年のチームが成長したところではないかと思っている」

以上