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【J2:第51節 東京V vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.12.05)

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12月5日(土) 2009 J2リーグ戦 第51節
東京V 2 - 2 札幌 (12:33/味スタ/7,560人)
得点者:17' 井上平(東京V)、24' 永里源気(東京V)、67' 石川直樹(札幌)、89' 西嶋弘之(札幌)
スカパー!再放送 Ch183 12/7(月)11:00〜(解説:都並敏史、実況:田中毅、リポーター:右松健太/藤田大介)
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●石崎信弘監督(札幌):

「最後の試合なので、なんとか勝っていい形で終わりたかったんですけど、前半2失点してしまったのがちょっと苦しい状態になった。ただ、後半2点追いついたけれど、その前に何回か決定的なチャンスがあったところをきっちりと決めていけると、0−2から逆転はできたんじゃないかなと思います。

 ただ、ヴェルディの方がすごくDFが堅く、それを崩していくことでいろいろアイデアを出しながらチャレンジして、前半も何度かチャンスを作ってきたし、後半はかなりのチャンスを作れたんじゃないかなと思います。やはりそういう、ガッチリ守られた相手にどう崩していくかというところを、もっともっとアイデアを出して、ポゼッションしながら崩していくというところと、まずボールを奪ったときに、ガッチリ相手の陣形ができる前に速く攻めるという意識ももっともっと磨いていかなければいけないじゃないかなと思います。

 J1昇格という目標を立てて、結局は6位に終わったことは大変申し訳ないと思いますけど、チームとして、選手として成長してきているというところがよく見えてるというのは、この後来年どのようにしていくかが大事なんじゃないかなと思います。以上です」


Q:今季を振り返って。

「さっきも言いましたが、J1昇格という目標を挙げたけどそれに届かなかった。あと、特にシーズン当初、なかなかいいゲームをしても勝ちきれないというところ、あるいはイージーなミスで失点してしまうところが、後半になってずいぶん改善できたと思う。チームとして少しずついろいろな課題を克服しながら、少しは伸びてきているんじゃないかなと思います」


Q:シーズン初めに思っていた戦い方と比べて?

「一番最初にチームに来て、全く知らないところで知らない選手とやっていく中で、最初にアプローチしていって最初は結果が出なかったかもしれないけど、すごく前向きにトレーニング、あるいは試合に絡んでくれたんじゃないかなと思います。そういう中で結果を残していけなかったというところに問題があって、こういう成績になってしまったというのがあると思うのですが、すごく前向きに選手は取り組んでくれた。ただ、まだまだ若い選手が多い中で、改善していかなければいけない点がたくさんあるというのも出てきた。一番は精神的なところで、チームの支柱というか、苦しい時に誰がどう頑張っていくかというところがこれからの課題だと思います」


Q:選手が伸びたとおっしゃいましたが、具体的には?

「今日の試合なんかでも、0−2で負けていれば、昔だったらそのまま負けていたかもしれません。まあ、過去2回0−2から逆転したこともあったのですが、そういうところで0−2でもあきらめないで最後まで点を取りに戦っていくというところは成長したんじゃないかと思います。サッカー自体は去年と今年は違いますし、当初やっていたところよりも攻撃のところで、さらなる成長が出来てるんじゃないかと思います。ただ、一番大事なのは、今日の試合でも、ゴール前までは上手くいくけど、そこで1本パスが通れば決定的なシーンになったり、あるいはそこでくさびが入った時そこでタメができれば、もっといい攻撃ができるというところでミスが多かったんじゃないかな。今日はヴェルディにレアンドロ選手がいましたが、彼のところではボールが落ち着くし、彼からの展開で2点やられているので、そういう前の方でもう少し正確にタメができる、正確にゲームが組み立てられるというところで、個人、あるいはチームとして必要になってくるんじゃないかと思います」


Q:来季へ向けた抱負をお願いします。

「来季は大分、千葉、柏と3チームが落ち着ますが、どこも実力のあるチームだと思います。特に大分は降格が決まってからすごく良いサッカーをやっている。柏の場合もメンバー的には素晴らしい選手がたくさん揃っている。多分来年も、上位3チームが自動昇格となると思いますが、かなり厳しい戦いになると思います。今回湘南が上がって甲府が残ったので、その4つ+1チームに加われるようにしたい。鳥栖も今日勝ったみたいですが、そういう昇格を争える力をつけなければいけない。補強の面と、来月からまた2か月合宿がありますが、そこでどれだけ成長して、良い形で開幕を迎えられるか。試合数が今年以上に少なくなってくるので、1試合の重みというのが今年とは違ってくると思います。その中で、開幕からいいスタートが切れる状況じゃないと苦しくなってくると思うので、やはり補強と合宿でのトレーニングをしっかりやっていかなければいけないと思います」


Q:補強のポイントは?

「決まっていない話ですが、先ほども言った、攻撃のところでボールのタメができる、あるいはそこでゲームが組み立てられるか。今いる選手がさらに成長してくるのかもしれませんが、そういう選手が必要になってくると思います。今年は、チームとしてポジションのバランスがすごく悪かった。どうしても前めの選手が多くて、後ろめの選手が少ないので、バランスを考えていかなければいけないと思う。それはフロントの仕事だと思っています」


Q:古田選手がボランチでしたが、彼の初ボランチはいかがでしたか?

「ベストではないですが、すごく頑張ってくれたと思います。彼からのパスで藤田選手がGKと1対1になったシーンもあったし、彼がボランチの位置から飛び出して行って決定的なチャンスがあった。そこで決めていればということですが、そういうところですごく頑張った。DF面もすごく頑張ってくれたと思います。ただ、そういうプレーがもっともっとたくさん出てくればですし、ゲームを組み立てていく部分で、サイドチェンジとかでまだミスがあったので、そういうところを改善できてくれば彼の良さがボランチでも出せると思います」


Q:J2全体について。J2のサッカーで変わってきたと思う点がありましたら。

「99年からJ2が始まりましたが、その当時は上位と下位の力差がかなりあったと思います。あの頃は10チームで始まったと思うのですが、5チーム5チームぐらいは、上位と下位との実力の差がかなりあったので、年々年を過ごしていく中で、あまり差がなくなってきているんじゃないかなと。下位のチームでも上位を食うこともありますし、上位のチームでも下位に負ける。それぐらい均衡したレベルになっているんじゃないかと思います。ただ、その中で特徴のあるというチームが上位にいると思う。そういう風に、自分たちのストロングポイントをもっともっと磨いていかなければ、なかなか上位には食い込んでいけないんじゃないかと思います。札幌のストロングポイントはサポーターだと思っています。今日も本当にアウェーである中で、あれだけたくさん応援してくれるサポーターがいるというのは、すごいストロングポイントだと思う。それに応えられるサッカーというのは、やはり失点を減らして得点を増やしていくというものではないでしょうか」

以上
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