12月6日（日）2009Ｊユースサンスタートニックカップ
新潟 vs 横河（14:00KICK OFF/西が丘）
★2009Ｊユースサンスタートニックカップ特集サイト
----------

新潟は、今回が初の決勝トーナメント進出。キーマンはU-15日本代表の早川史哉（ふみや）だ。代表ではサイドハーフで起用され、AFC U-16選手権2010 予選グループ4試合で8得点をマーク。167センチと小柄だが、攻守に豊富な運動量が武器だ。昨年は新潟ジュニアユースで、高円宮杯準優勝と大舞台を踏んだ。代表でも結果を出し、実力は順調に磨かれている。

「攻撃でも守備でも、走り切れる」。新潟ユースの片渕浩一郎監督は技術面よりも、ボールに対する執着心を評価する。新潟のシステムは4-2-3-1。早川は代表で果たしたMFではなく、主にトップに入る。もっとも、ポスト役ということではなく、前線からのプレスや、パスもらってサイドへ流れるなど、機動力を生かすことを求められている。「ストライカーというよりはチャンスメーカー」（片渕監督）。1年生ながら、新潟のムービングフットボールの起点になり切ることが早川の任務だ。

「力強さではいまひとつ。だが、手堅さでは今年が上」と片渕監督が言うように、今年の新潟は小粒だが、個々が役目を果たすチーム。初戦の相手は横河武蔵野FC。初戦を突破し、チームの目標は最低限2勝すること。早川の機動力がその基盤になる。

以上

2009.12.03 Reported by 斎藤慎一郎（ニューズ・ライン）