11月29日（日） 2009 J2リーグ戦 第50節
徳島 0 - 4 仙台　（16:04／鳴門大塚／6,172人）
得点者：24' マルセロソアレス（仙台）、63' 千葉直樹（仙台）、69' 関口訓充（仙台）、72' マルセロソアレス（仙台）
スカパー！再放送 Ch180 11/30（月）19:30〜（解説：田渕龍二、実況：寺西裕一、リポーター：藤原美佳）
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●手倉森誠監督（仙台）：

「自分達は昨日のC大阪の結果を受けてのゲームでした。C大阪が暫定首位に立ったという後のゲームを迎えるにあたって、自分達は前節首位に立てたこと、これまで築き上げてきたもの全部を持って今日は挑もうと、目の前の90分で勝つことに集中して闘おうと。選手はその通りゲームをコントロールして支配して、本当に昇格したチームに相応しいゲームをしてくれたと思います。相手も引退する選手を使うなどしてイベント的な部分も多少あったかもしれませんが、我々も同じスポーツマンとして全力でぶつかることがその引退する選手へのはなむけだと思って力を出し切ろうと話しました。
ゴールをたくさん取れたこと、それ以上にゼロで手堅く勝利し最終戦を迎えることが一番良かったなと思います」

Q:4点に絡んだソアレス選手への評価は？
「今週の準備を見ていてソアレスが来日してから一番いい状態だなと感じていました。何かやるのではと期待していましたが、その通りの活躍をしてくれたので良かったと思います。彼が来季もここでやりたいという気持ちで力を十二分に発揮してくれたんだと思います」

Q:「昇格するチームに相応しい試合だった」とのことだが、J1を見据えて通用するところと、改善しなければいけないところは？
「今年のテーマで『コントロール』ということをずっと言い続けてきましたが、それは戦術的なものプラスメンタル的なもの。今日のゲームに関しては相手もホーム最終戦ということで勢いを持って挑んでくる時に、それに対しても凌ぎながら1−0で手堅く闘う覚悟を持ってやることで2−0、3−0としていけること、逆に言えば隙を突くことです。サッカーとはどういうものなのか、選手達が理解出来てきていると思っています。ボールの動かし方や切り方、その点は来季も十分やれると思っています。加えてラストパスの精度は高めていかなければいけないと思っています」

Q:菅井選手に代わった田村選手がしっかりプレーした。選手層の厚みも来季へ向かうために上がってきた？
「中島に代わってソアレスが大活躍したこと、菅井に代わって田村が手堅く穴を埋めたこと、今は誰が出てもチーム戦術を崩さずにやれるということを証明できたゲームだったのではないでしょうか。今年の戦い方はチームに浸透していると表現出来たと思います。
田村選手はあれくらいやれる力を持っています。さらに他の選手と違って持ち合わせているユーティリティーな部分を出して、ボランチでもSBでもまだまだ成長していける可能性を持っていると思います」

Q:2004年から6年間の長いJ2だった。J2最後のアウェイ戦を終えた感想は？
「とにかくこのゲームを迎えるにあたって、J2のアウェイの難しさを感じながらの闘いになるだろうと思っていました。その闘い方もしっかりクリアし完封できるようになったのは良かったと思っています。今シーズンはホームで強いのでアウェイで勝ち切れるというのは来季へのいい経験となりました。良い締め方が出来たと思います」

Q:監督として今日で通算50勝、次節勝てば優勝という今の心境は？
「まず50勝、きりのよい勝利が出来たことを嬉しく思います。次の第51節に勝てば51勝、ほんとに区切りのいい終わり方、J2の卒業の仕方だと思います。51勝で終われるように、目標達成までの時間はあと90分しかないということですから全力で頑張ります」

以上