後ろ向きにかぶった赤い帽子とピッチに響き渡る声、そして試合後の『癖のあるコメント』は、岸野靖之監督のトレードマークである。
ゴールが決まると選手と抱き合って喜び、試合に勝っては涙を流し、練習では最後の一人になるまで選手に付き合う熱い人である。

この熱いハートの持ち主である岸野監督が、この日はマスコミ陣に熱くサッカーを語ってくれた。発端は、練習後の囲み取材で、某社の記者が「ＦＷがスペースを作る動きとは？」という質問をしたことだった。最初は、記者のノートに図を書いて説明し始めたのだが、徐々に熱が入り、記者を相手ＤＦに見立てて、自らＦＷの動きを見せる熱の入れよう。延々と小１時間のサッカー講義と相成ってしまった。受講生となった某社の記者は、「よくサッカーがわかりました。これで次の試合から見る目が変わります」と高評価だった。

選手だけでなく、我々マスコミに対しても熱い岸野監督。ちなみに、この日の全体練習が終わったのは１２時過ぎ。そして、この講義が終了したのが１５時３０分。鳥栖の練習取材は一日がかりである。
岸野監督…熱すぎです。(^_^.)

以上

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2009.11.22 Reported by サカクラゲン