11月8日（日） 2009 J1リーグ戦 第31節
Ｆ東京 0 - 1 浦和　（15:04／味スタ／40,701人）
得点者：49' エジミウソン（浦和）
スカパー！再放送 Ch185 11/9（月）11:30〜（解説：桑原隆、実況：桑原学、リポーター：日々野真理）
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●フォルカーフィンケ監督（浦和）：

「多くのけが人がいて、実際にまだ完治していない選手がメンバーにも入っていた。それでもしっかりとした試合を見せることができたと思う。特に戦う姿勢というのは、サポーターに対しても私たちがチームとしても見せたかったこと。実際に今日はこれをピッチに立ったすべての選手が実戦することができたのではないでしょうか。ですので結果として今日の私たちの勝利というのは妥当な結果だと考えています。
前半に関しましては、相手に多くの得点チャンスを許さなかったものだと私は考えています。しかし、同時に私たちが多くの得点チャンスを作り出すことができていなかったのも事実です。ハーフタイム後、全体的なサッカーのプレーを改善することができたと思いますし、後半に入ってから直後、いくつかのとてもいい形での得点チャンスを自ら作り出すことができていました。その時間帯の私たちのプレーを考えれば、私たちが先取点を奪ったのも妥当であったと私は考えています。その後、10人対11人になってしまったわけですが、その状況になったときに私たちがやるべきことは決まっています。4−4−1のシステムでプレーして、できる限り長い時間帯に渡ってボールをキープしようと考えていました」

Q：最終ラインと中盤が4枚ずつのブロックが機能していたと思いますが、F東京がやり方を変えて3〜4度の決定的なピンチもありました。今日の勝利は偶然的な要素と、必然的な要素を比べたらパーセンテージ的にはどちらが上回ったのか？
「10人対11人の数的不利な状況で、しかも私たちはアウェイでの戦いでした。そして相手チームは最近とても調子がよくて、いい結果を残してきたチーム。こういう状況を考えれば、3回から4回のチャンスを相手に許してしまうことはよくあることだと思います。サッカーではよくあることですが、やはり幸運というのも必要なときは出てくるわけです。それは自らゴールを奪うこともそうですし、場合によってはほんの小さな幸運が足りなかったことによってゴールを奪うことができなかった。もしくは試合に敗戦してしまったということが、サッカーにはよく起きることです。ですので様々な状況で小さな幸運が必要なことももちろんですが、だからといって今日の試合では私たちがとてもたくさんの幸運を必要としていたわけではないと思っています」

Q：オフサイドを何本も取ったようにDFラインがよくコントロールされていたと思います。DFラインの出来はどう評価されましたか？
「たしかに、この分野に関して私たちは今年、根本的な改革を実際にしてきました。去年までとは違うわけですから、実際、過去にはそこで問題点が浮き上がってきたのも事実です。2人のセンターバック・坪井と闘莉王のコンビは今日の試合でとても優れていたと思いますし、細貝もしっかりとした距離を保ちながらセンターバックとともにプレーすることができました。それから右サイドバックの高橋峻希が今日はとても素晴らしいプレーを見せたと思います。彼はまだ19歳ですが、今日のプレーを見れば、彼が今日は試合に出場してうれしいというレベルではなくて、本当の意味で素晴らしいプレーをチームのためにすることができる存在であることを示してくれたのではないでしょうか。
あともう1つ私から今日の試合に関して言いたいことがあります。今日の試合に向けての準備の一環として、もちろん私はF東京vs清水の試合の映像と、それからヤマザキナビスコカップ決勝の試合を前もって見ました。F東京にも、とても優れた若い選手が育ってきているようですし、いいカタチでのプレーを実践しようとしています。ですからF東京からは優れたサッカーをしようという意志が感じることができますし、私は見ていてシンパシーを感じるいいチームだと思いました。だからこそ、今日私たちが勝利を収めることができたことには価値あることだと私は考えています」

以上