11月1日（日） 第89回天皇杯3回戦
横浜FM 4 - 1 福島U　（15:00／日産ス／5,499人）
得点者：11' 渡邉 千真（横浜FM）、17' 坂田 大輔（横浜FM）、43' 田中 裕介（横浜FM）、72' 時崎 悠（福島Ｕ）、74' 狩野 健太（横浜FM）
☆天皇杯特集
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●石田　学監督（福島U）：

「皆さん、お疲れさまでした。
戦前からF・マリノスと力の差がかなりあることは分かっていた。なので、この２週間、F・マリノスの戦術を分析して臨んだ。
まず、狙っていたボールを奪ってからの攻撃で、なかなかボールを落ち着かせることが出来ず、試合前に想定していた部分がうまくいかなかった。F・マリノスが是が非でも先制点を取りたいという心境は分かっていたので、そこでしのいで自分たちのリズムを先に作たかった。だが、早い時間帯で失点してしまった。これが勝負の分かれ目だったと思う」

Q：守備の堅いF・マリノスから、どういう形でゴールを奪う作戦だったのか？
「相手はセンターバック２枚とボランチ２枚が、非常に守備能力の高い選手を配置するということは分かっていた。その４人への守備の信頼が高い分、周囲の選手が非常に積極的に攻撃に出てくる。そこでボールを奪ってから、センターバックとサイドバックの間のスペースを狙うなど仕掛けたかった。そのためにボールサイドへのハイプレスをかいくぐって、いかに逆サイドまでボールを持って行けるかをポイントにしていた。その回数の少なさが、結果につながったのだろう」

Q：前半０−３を受けて、ハーフタイムでどうのような指示をして選手を送り出しましたか？
「修正したい部分は山ほどあった。しかし、それを全部伝えるのは難しい。また選手たちが、自信を失っていた。
そこで、まず中盤の守備について、タテ・ヨコ両方で揺さぶられるのは厳しいので、タテを抑えてある程度ブロックを作って、ヨコに対応していこうと指示をした。そこからサイドで奪い所を作って、うまく中央でポゼッションして逆サイドへ持っていくようにと指示した。
３失点したことでメンタルがある程度折れていたので、やられてはいたがいくつか作れたチャンスを思い起こして、残り４５分間、まず足を止めずにやり切ってほしいと話した」

Q：天皇杯でのJクラブとの戦い、この経験を今後にどう生かすか？
「我々は１年１年が勝負。まずJFLに昇格することを大きな目標にしている。この天皇杯で格上の相手と戦ったことで、何が差だったかを選手、スタッフ、クラブがしっかり分析する良い材料にはなったと思う。ただ卒直に言って、今日は悔しいという気持ちしか残っていない。もう少し時間が立つ中で、冷静に振り返って、クラブのためにしっかりフィードバックしたい」

以上