10月25日（日） 2009 J2リーグ戦 第47節
仙台 1 - 0 札幌　（12:34／ユアスタ／16,515人）
得点者：66' 中原貴之（仙台）
スカパー！再放送 Ch185 10/26（月）08:00〜（解説：鈴木武一、実況：松尾武、リポーター：村林いづみ）
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●手倉森誠監督（仙台）：
「前節にいい勝ち方ができて、それを継続しようとした。今シーズンの目標である優勝に向かっていく姿勢として、闘志があること、落ち着きがあること、まとまりがあること、それが表現できれば強さを表現できる。まさしく今日はそういうゲームができた。前半の立ち上がりから主導権を持ってボールを動かしながらプレーできたが、前半は最後のところでボールが収まらなかったところもある。しかし1点しか取れなかったけれども勝点3に変わりはなく、貴重な勝点3を取れてよかった。あとはやはり、今日もつくづくホームはいいなと思った。良かった」

Q:前節に平瀬選手が負傷離脱しましたが、残りのFW陣の活躍についての評価を。
「中島はキレがあってパワフルだった。サーレスは活動量はあったが、少しキレがなかった。ボールが収まらないところが見受けられたので、少しサーレスのコンディションを戻してやることが、次に繋がると思う。途中で入った中原は、久しぶりにゴールを決められて、またここからスーパーサブ的なジョーカーとして活躍してくれそうな気配がする」

Q:平瀬選手がけがをしても中原選手が調子を戻してくる、というように、いい循環ができているのでは？
「本当に、平瀬がいなくなって、中島がゴールできなかったときにまた中原が取り出すというように、我々には代わる代わる点を取れるFWがいることが心強い」

Q:立ち上がりから札幌が仙台の右サイドを突いてきましたが、途中でそのサイドの選手にどのような指示を出したか？
「そこにポジションを取っていることを把握するようにという話と、サイドに振られてもバイタルのところは数的優位を確実に作っておくように、というくらいだ。菅井が絞りすぎないようなポジションを取らせるということを、注意した」

Q:ここ数節は、最後の交代は富田選手を永井選手に代えてゲームをクローズさせる交代でしたが、今日ソアレス選手を入れたのは、相手のいやがることを優先したのか？
「その通り。相手は前がかりになってきて3バックにしてきた。関口をFWに置いて永井を置くのもひとつの手だったが、ソアレスのスピードで、まず出ていった時点で向こうがいやがることをした。永井を出すと多分相手は『守備をしてくるんだな』と思ったのだろうが、『まだ点を取りにくるのか』ということを相手に示そうとした。ただしその後、富田が足を少しつっていたので、ソアレスも守備に追われるようなことになった。もう少し、ソアレスも途中のあの時間からスピードのあるような守備と攻撃ができれば、あの時間からでも十分使えるかと考えた。そこに今日はトライした」

Q:実際に少し守備のバランスが崩れたところもあったのでは？
「そこは反省。ちょっとばたつかせてしまった、という私の反省だ。梁が、3人交代したにもかかわらず、『富田を代えて』と言ってきたので、『3枚代わっている』と言い返した（笑）。それくらい、みんな興奮していた」

Q:恩師の石崎監督のチームに勝ち越したことについては？
「開幕のときと第2クールのときは、ゲーム前に少し長く話す機会があったが、今日はマッチコミッショナーミーティングが終わった後に、さっと帰られたので、『何か考えているな』と思っていた。そこで、目には目を、ということで、少しこちらも最初から襲いかかろうかなという気にはなった。いい入り方ができたので、良かったと思う。どちらかというと、石崎監督は、後半の砂川選手、ハファエル選手を投入したときにしかけることを狙うということはじゅうぶん分かっていたので、投入してくる前の1点というものはぜひ欲しいと思った展開だった」

Q:これでホーム21戦負けなしとなり、J2記録に並んだことについては？
「記録はどんどん塗り替えたいという思いもあったし、なるべく意識しないようにしてきた結果が、ひとつひとつ積み重なってきたなと思っている。これは、チームの現場だけではなく、フロント、サポーターとともに築き上げたものだと思っているし、本当に今、ホームの雰囲気がいいので、これをずっと継続してもらいたいし、一緒にJ1のステージで活躍できるように、サポーターも現場も目標を果たしたいと思う」

以上