10月17日（土） 2009 J1リーグ戦 第29節
山形 1 - 0 神戸　（14:04／ＮＤスタ／10,029人）
得点者：40' 古橋達弥（山形）
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●小林伸二監督（山形）：

「先取点が取れたのが大きいこと。今日は入りがよくて、すごく集中してくれたこと。後半、当然かさにかかってくる攻撃に対してしっかり守れたということと、勝ちたいということが前面に出たゲームではないかなと思っています」

Ｑ：入りがよかったというお話でしたが、いつもと違ってどうよかったんでしょうか？
「前回の天皇杯もそうですけど、合わせたわけではないんですけど、ファウルを取られたり、CKになったりというのが前半も後半も、そういう形で始まるんですよね。今日は積極的に行ってくれたという部分でよかったと思います」

Ｑ：リーグ戦では2カ月ぶりにホームで勝って、さらに15位から順位が上がることで、このあとチームはどういうふうに変わりそうですか？
「今までは15位の定位置をキープするのがやっとだったんですね。今日のゲームについては、勝てば順位が変わるということを選手たちには言っていました。自分たちの戦いしだいでは順位が変わるということと、当面、次のゲームも大事な試合になるし、それにも持っていけるゲームになる。天皇杯についてもそうです。そういう意味でも、すごく大きなゲームになると思っていました。そういう意味で、しっかり戦ってくれて、しっかり結果を出してくれたというのが、約2カ月ですよね。ここがもう少しジャンプするところになってくるのではないかなという感じで考えています」

Ｑ：展開的に16位の柏との差を勝点7差にして、2試合分の勝点以上にリードを保って次の試合（柏戦、10/24＠柏）に行けるという、精神的な要素は大きいと思います。実際に数字はどう評価していますか？
「得失点もうちのほうがいいので、かなり数字としてはプレッシャーを与えることができたゲームになったと思います。あとは、終わりではないので、しっかりあと5試合を戦うということですよね。しっかり準備するとこういう結果が出るということと、こういうことを自分たちで勝ち取れたというものがあるので、それを続けていくということが大事になってくると思います」

Ｑ：天皇杯も含めて3試合無失点ということで、守りも安定してきたと思いますが、いかがでしょうか？
「今日は全体的なスタメンが不安材料がない状態で久しぶりにきたなと。何人かの選手が半分もったりとか、半分で代える準備をしておかくちゃいけないとか、そういう選手がすごく多かったんですけど、今日はそういう情報もまったくなく戦えて、相手との状況によって代えざるを得ないところはありますけど、今日はそういう意味ではよかった。それと、入る前にそういうもののストレスを受けてないので、今日は楽しみなゲームになるなと。ある程度、順位を変えられるということと、落ち着いたチームで戦えるということ。メンバーが少しずつ戻ってきてそれも戦えるというところでいくと、今日のゲームは大変、私としても落ち着いて入れそうだなと思っていたんですね、今週。そういう意味でよかったなと思っています」

Ｑ：2カ月ぶりのホームでの勝利ということと、先制点を守りきっての勝利ということで、山形らしい粘り強さが出ていたと思いますが、その点については？
「まず先取点が取れたということと、守って守りきれるわけではないんですけどね。かなり（神戸も）メンバーを攻撃的な選手に代えてきて、最終的にはボランチも2人攻撃的な選手になってくる。ああいうメンバーが代わったなかでもきちっと守れたというのは、いいことだと思うんですね。それをもうひとつ、チャンスをモノにできるようになると随分変わると思います。メンバーを随分、攻撃的な選手に代えたのに対して守らざるを得ないところはあるんですね。ですけどそれをプラスにできるようになれば、もう少しよくなるのかなあというふうに思っています。1点を守るというのではなく、チャンスがあれば点を取りたいとか飛び出したいという強い気持ちが今日はあったと思うんですよね。弱気だったらそこでつけ込まれたり、（相手シュートが）足に当たったのがゴールに向いたりっていうのがあるんですけど、気持ちを張って強くいくとそういうものがこぼれたり、といしうことが今日はあったと思うんですよね。選手が強い気持ちでぶつかってくれたことで、危ないっ！というのがそれたり、そういうのが後半ありましたから、そういう意味では助かった部分と、そういう気持ちが運を自分たちのほうに巻き込んだという感じがします」

以上