10月10日（土） 第89回天皇杯2回戦
名古屋 4 - 0 沖縄　（13:01／刈谷／2,503人）
得点者：42' 三都主　アレサンドロ（名古屋）、68' ブルザノビッチ（名古屋）、80' ブルザノビッチ（名古屋）、86' 巻　佑樹（名古屋）
☆天皇杯特集
----------

●田口泰士選手（名古屋）
Ｑ：今日のプレーに関しては？
「ミスも多かったですし、シュートも打たなかったんで、まだまだこれからという感じです」

Q：先発出場でしたが？
「初めてだったこともありますが、思い切ったプレーができなかったので、自分としては悔いの残る試合でした」

Q：思うようにはいかなかった？
「自分は前半４５分が勝負だと思い、良いプレーをしようと思っていたのですが」

Ｑ：カテゴリーが下のチームだったからやりにくい部分もあった？
「特にそういうのはないと思います。もっと自分から積極的に行かないとな、というのはありました」

Ｑ：それはボールを受けに行くところか、前に出て行く部分なのかというと？
「やっぱり、消極的になってしまったところがあるんで。もっとしっかり前に前に行けばよかったと思います」

Ｑ：終わったあとに誰かからそのことを言われたりした？
「そんなに特にはないですけど、もっと自分でこうしたらよかったなと思いました」

Ｑ：サイドで受けて勝負する、といったことを考えた？
「右サイドで1本、バックパスをミスしたりしたので、ああいうプレーをなくして、そこで前に行けるようにしていかなきゃいけないんだなと思いました」

Ｑ：1点目はいいスルーパスでした。
「そうですね。横パスをもらったときにシュートを考えましたが、相手の寄せが速く吉村さんが空いていたので、パスを出しました。ＰＫに繋がり良かったと思います。声が聞こえたので、自分はパスを出すだけでした」

Q：今後の課題は？
「もっと自分から仕掛けたりシュートを打ったりして、自分の良さである思い切ったプレーを出せば良いプレーに繋がると思います。まずはミスをしないことが大事です」

Q：けが人も多く、若い力が必要になると思われますが？
「自分たち若手が下からしっかりと調子を上げ、試合に出られるような体調にしなければと思います。しっかりと練習に臨みたいと思います」

●三都主アレサンドロ選手（名古屋）
「難しい試合になると思っていましたし、相手は気持ちをぶつけてくると思いました。それに負けないよう、集中して試合を運びました。」

Q：対戦することがあまりないチームですが、難しかったですか？
「そういう時でも自分達のスタイルで試合を運ぶことが大事です。相手より、自分達です」

Q：先制ゴール、名古屋へ来て初めてのゴールでしたが？
「PKだったのですが、ヨシ（吉村圭司選手）が良い飛び出しをしてくれました。PKを決めた瞬間はホッとしましたし、早く点が取りたいという気持ちもありました。ちょっと遅かったのですが、前半に決められたことは良かったと思います」

Q：ボランチとして守備・攻撃の「つなぎ役」をされましたが、慣れましたか？
「１００％とまでは言えませんが、これからもっと試合をするうちにもっと良くなると思いますし、さらにレベルアップをしてボランチらしい動きをもっとしていきたいです。繋ぐ時は繋ぎ、守備を大切にしたいです」

Q：チームは４ゴールを挙げ、勢いは付きましたか？
「勝つことができたのは良かったのですが、内容がとても良かった訳ではないですし、ミスもありました。もっと点を取らなければならない場面もありました。その辺りは直さなければならないですし、次のJ1リーグ戦で対戦する横浜F・マリノス戦（10/17＠日産ス）を良い形で迎えられたらと思います」

Q：けが人が多く苦しい状況が続きますが、今後どのような戦いをしたいですか？
「そのような時こそチーム力があるか否かが試されるので、けがをした選手を上手くカバーできる選手達が出てくると助かると思います」

●阿部翔平選手（名古屋）
Ｑ：今日の難しかったところは？
「力関係はウチが有利かなと思ってたんで。だから難しい試合になるのかなとは思ってましたね」

Ｑ：サイドハーフはいつもと違う2人でしたが、違いは？
「絞るタイミングと開くタイミングはちょっとまだつかんでないところがあったと思う。特に田口はまだあまり出ていないから。今日でつかんでくれたとは思います」

Ｑ：田口選手について。
「なるべく声を出して動かしてやろうとは思ってたんですけど、あそこは狙われるポジションなので。使いつつ、フォローに入りつつって感じで気を使ってやってたんですけど。途中交代になってしまって残念ですね」

Ｑ：前半と後半で相手は体力的に落ちましたが、それ以外で前後半の差はありましたか。
「違い、そうですね。でもウチはそんな変わったこともやってないし、試合を通じて狙いを持ってやっていた。別に違いというのはそんなに見えてはこなかったです」

Ｑ：では後半にゴールを重ねたのは、やはり体力的な部分？
「できるだけ早い時間で点を取りたかったですけどね。そうすれば乗れるってこともわかってたので。でも、前半の得点を０じゃなくて１で終えたのは大きかったと思います」

Ｑ：前半から相手は前に来ていましたか？
「来るところと引くところのバランスは良かったと思います。引く時はしっかり引いて、クロスへの対応もしっかりしてきたので、上げるところでもスペースは狭かったかなと」

Ｑ：難しい戦いでしたけど、何か収穫のようなものはありますか。
「ディフェンスは０に抑えて、攻撃は何とか点を取るという、最低の目標を掲げてしっかり達成できた。良かったと思います」

●吉村圭司選手（名古屋）
Ｑ：天皇杯の初戦ということで、苦戦は予想していたと思いますが、前半はあのくらいだろうと？
「まあそうですね。もっと自分たちがミスを少なくすれば主導権を握ってやれると思うんですけど、自分たちのミスが多かったんで。そこはこれからの課題になるし、J1でも自分たちのミスで相手にボール奪われてカウンターというのはあるので、そこを直していかないと。立ち上がりでピンチを作って後半でも立ち上がりでピンチを作ることになる。そこは自分たちで反省しないといけないです」

Ｑ：いつものサイドハーフ、小川とマギヌンが出てきてからチームは良くなりました。
「田口と津田が悪いんじゃなくて、自分たちがもっとサポートしてあげて、思い切って前を向いてプレーさせてやることが必要だったと思う。ＦＷやサイドハーフにボールが入る前にミスがあったので、そこで自分たちが主導権を握って、ミスがないように前の選手にパスを出していくことが必要じゃないかなと思います」

Ｑ：パスの回りが良くなかったのも、向こうの守備が頑張った部分が大きい？
「前半はどのチームも頑張ってくるとは思うんですけど、自分たちが変に難しいことをしようとして、ボールを失うことがあった。そこをもう少しセーフティーに、フリーな選手に早い判断で動かしていければ、相手のプレッシャーがめちゃくちゃ早かったことはないし…。変に狭いところを狙いすぎて、ボールを失うことが多かったので、そこはもう少し他にもいい選択肢があったと思う。それがミスを招いてしまったところがあります」

Ｑ：前半の最後の方では自分から前に出て行く場面が増えました。自分でリズムを変えようと？
「そうですね。相手が前がかりになってスペースも空く場面があったので。そこで攻撃参加することで、うまくスペースを使えたかなと思います」

Ｑ：守備の面で怖いところはありましたか？
「やっぱり相手がボール奪って、ＦＷにボール当てた時。僕たちがちょっと上がってしまっていて、ボランチとディフェンスラインとの間にスペースが空いてしまっていた。そこはJリーグでもけっこうやられているところなので、そこをアレさん（三都主）とかとバランスよく埋めていくようなポジション取りをしていかないといけないと思います」


●ブルザノビッチ選手（名古屋）
Ｑ：2得点の感想は？
「2点を取り、チームに貢献できたのはうれしい。それより重要なのは、チームが勝利し、次のラウンドに進めたことです」

Ｑ：3点目を取るチャンスがありましたが？
「確かにチャンスはありましたが、仕方のない事です。今日のゲームの内容としては、コンビネーションが良く、自分の2得点もそこから生まれました。そして何より、今日の試合に勝つ事ができて良かったと思います」

Ｑ：玉田選手が代表戦で負傷したようなので、これからはFWとしても責任も増えるのでは？
「サッカーはチーム全員が協力し、チームプレーで得点を決める事を目標とするものです。そのためには各自が与えられたポジションで役割を果たす事が大切です。そのため、自分がFWとして指名されれば全力でゴールを狙うだけだと思っています」

Ｑ：今日は後半途中から中盤でのプレーもありましたが？
「ポジションにより求められる役割が違うため、それを意識してプレーしました。1列目でのプレーでは攻撃的にゴールを狙いましたし、2列目では他の選手との連携を特に意識してプレーしました。
ユーティリティプレーヤーとして評価されるのは嬉しい事ですし、またその期待に応えられるよう努力したいと思います」

以上