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【第89回天皇杯2回戦 岐阜 vs 栃木】プレビュー:1勝1敗1分けのまったくのタイ。文句なしの1発勝負で決着をつけろ!!(09.10.11)

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10月11日(日)第89回天皇杯2回戦 岐阜 vs 栃木(13:00KICK OFF/長良川)
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岐阜の初戦の相手は、同じJ2の栃木となった。栃木とは直近の対戦で、アウェーで敗戦を喫している。さらにリーグでは1勝1敗1分けと全くのタイだけに、4度目の対戦できっちりと勝負をつけたいところだ。

岐阜はリーグ戦において、前節の東京V戦で連敗を3で止めた。と言っても引き分けで、勝利を手にしたわけではない。今後を考えても、トーナメントを勝ち抜くと言うこともそうだが、まず勝利と言う目に見える結果を手にしたい。
ただ、岐阜にとって課題なのは、決定力不足になる。第二クール以降、西川優大と佐藤洸一の2トップで定着し、ゴールと言う結果もしっかりとたたき出していた。ところが2人とも第40節の水戸戦でゴールを挙げてから、4試合連続でゴールから遠ざかっており、チームも3連敗プラス1分けと、結果を出せていない直接的な原因となっている。

形が出来ていないわけではない、2人ともシュートは放っているし、チームとしても決定的なチャンスを多く作り出している。しかし、ゴールが入らない。この悪い流れを断ち切るには、シンプルな考え方をしなければならない。シュートはイメージが大事であり、調子がいいときはイメージが自然と湧き上がってきて、体が自然と反応していく。毎日しっかりトレーニングをしていれば、こういうときに心・技・体は一体となる。西川も佐藤も日ごろからストイックに練習に取り組んで、サッカーのことをしっかりと考えているからこそ、きっかけさえ掴めば、また復調してくるはず。ただ考えすぎるあまり、自分のイメージを押さえつけてしまう危険性もある。「どうしてゴールが入らないのか」ではなく、「今まではどのようにしてゴールを決めてきたか」と考えるべきで、いいイメージを常に残しながら、ピッチにたつことが理想だ。

精神論ばかりになるが、今の岐阜を見ていると、サッカー自体は悪くなく、これまでのいい流れは汲んでいる。だからこそ、今は戦術どうこうよりも、精神的なもののウェイトが大きくなる。ましてや一発勝負のトーナメントとなれば尚更だ。
やっていることを大きく変える必要はない。結果は出ていないが、サッカーの方向性はブレていないし、積み上げる作業を一貫している。選手たちはそこは疑っていないと思うだけに、2トップだけでなく、個々のメンタリティーの向上を意識して、戦いに臨んでほしい。

対戦相手となる栃木も決着をつけたい気持ちは同じ。リーグ戦では第二クールまでは苦しんだが、第三クールに入ると状況は一変。ここ9試合で4勝2敗3分けと白星先行で来ている。好調の要因はチームトップの11得点をたたき出しているMF河原和寿、そして第3クールから加入したFWレオナルドの好調と、守備が安定してきたことにある。守備は落合正幸と、こちらも第3クール途中から加入した宮本亨の両CBが軸となって、強固なブロックを形成。特に落合はもともとボランチの選手で、展開力を得意としているだけに、彼が最終ラインからカウンターの起点になるなど、攻守両面で存在感を発揮。強固な守備と精度の高いロングボールを背景に、レオナルド、河原、MF岡田佑樹が躍動し、迫力ある攻撃を展開している。

岐阜としてはいかにして栃木の3ラインの堅いブロックディフェンスを打ち破り、2トップが意地のゴールを決めることが出来るか。反対に栃木はいかに岐阜の分厚い攻撃を跳ね返し、自慢のカウンターを決めるか。
軸はブレていない岐阜と、ようやく松田浩監督のサッカーが浸透してきた栃木。文句なしの1発勝負を制するのはどちらか。注目だ。

以上

2009.10.09 Reported by 安藤隆人
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