10月4日（日） 2009 J2リーグ戦 第43節
熊本 0 - 0 札幌　（13:03／熊本／4,140人）
スカパー！再放送 Ch185 10/5（月）10:00〜（解説：池ノ上俊一、実況：山崎雄樹、リポーター：吉田明央）
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●石崎信弘監督（札幌）：
「暑さの中での戦いでしたが、攻撃になった時のミス、技術的なミス、判断のミスがあまりにも多すぎたんじゃないかと思います。失点はゼロという事で、今日も高原がPKを止めてくれて良かったと思うんですけれど、やっぱり攻撃のところで、あまりにもイージーなミスがあり、それを改善していかなければ、なかなか得点は生まれてこないんじゃないかと思います。中２日で次の試合がありますので、いい調整をして、次の試合に臨みたいと思います」

Ｑ：前節はさほどイージーなミスはなかったと思いますが、今日多かったのは暑さの影響があったんでしょうか？
「暑さの影響もあると思うんですけれど、ゲームの中で、いい試合と悪い試合の波が大きすぎる。そういうところ、前回できた事がなぜ今回できないのかということを、もう少し考えて、改善していかなければいけないんじゃないかと。特に攻撃のところでのボールの動かし方の判断ですね、もっと早く動かせばチャンスになるところで遅らせすぎているとか、あるいはもう少しキープすれば味方がサポートできるところを慌ててミスが出てしまう。本当に初歩的なところのミスをなくしていかなければ、得点が偶然でしか生まれないゴールになるんじゃないかなと思います」

Ｑ：熊本とは３試合やって１点も取れていませんが、相性が悪いとか、そういうことがありますか？
「いや、そんなことはないと思います」

Ｑ：ダニルソン選手は昨日も問題なかったようですが、今日は途中からも使いませんでしたが？
「いえ、ダニルソンは守備的なボランチで、点を取りに行こうとする時には攻撃的な選手を使うのが普通じゃないかなと思います」

Ｑ：今日は前半で特に、いつものようなサイドからの攻撃がなかったかと思いますが、この辺りはどうお考えですか？
「キリノのところにボールが入った時に、あまりにも単独で行き過ぎる。カウンターで行くのもありだと思うんですけれど、全部が全部カウンターで行くんじゃなしに、ためて味方がサポートするのを待つとか、全体が押し上げて行って崩していくとか、いろんなバリエーションを持ってサッカーをやらなければいけないんじゃないかなと。それと、サイドを使う意識というのが、今日は少なかったかなと。最後に中山元気を入れて3-5-2にして、サイドを崩していきたかったんですけど、プレーの判断として、真ん中真ん中が多かった。最後はロングボールを入れてましたが、そうでなしに、サイドを崩してクロスを上げると。何のために中山を入れたのかという判断ですね。サイドから攻めなさいよとベンチからも指示はしてるんですけど、その時の判断として、真ん中真ん中の選択肢というのが多すぎるんじゃないかなと思います」

Ｑ：今日はセンターバックが石川選手と柴田選手のコンビで、高原選手もPKを止める等完封しましたが、この３人の評価は？
「まあ、失点がゼロという形で良さそうには見えるんですけど、ビルドアップのところとか、特にPKを取られたシーンも、ハーフタイムに『スピードのある選手が多いから、攻めている時のバランスをしっかり見ておかないとカウンター食らうよ』という指示を出しているにも関わらず、縦パス１本で行かれ、『木島は切り返しが得意だ』と言ってるのに切り返されてPKを取られてしまう。そういうところ、攻めている時のバランスとかビルドアップの判断を、もっともっと改善していかなければと思います。ただ高原に関してはPKも止めましたし、その前も何本かピンチがありましたけど、すごく落ち着いてプレーしてくれたと思います」

以上