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【J1:第28節 神戸 vs 京都】加藤久監督(京都)記者会見コメント(09.10.03)

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10月3日(土) 2009 J1リーグ戦 第28節
神戸 1 - 1 京都 (16:04/ホムスタ/11,127人)
得点者:44' 柳沢敦(京都)、64' 北本久仁衛(神戸)
スカパー!再放送 Ch183 10/4(日)08:00〜(解説:山野孝義、実況:寺西裕一、プレーヤー解説:和多田充寿、リポーター:林智美)
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●加藤久監督(京都):

「前々節の磐田、前節の大宮と、順位的にも拮抗している相手に、守備に粘り強さを欠いて、3失点ずつくらって、という流れが続いていたので、今日はまず守備の粘り、堅さを取り戻そうと言っていた。
前半はその守備の狙いが出来ていたと思う。その中で攻撃はカウンターを狙おうということだったが、我慢を続けている中で、柳沢がPKをもらい0−1でリードすることができた。
後半に入り、李正秀が故障で外に出ていた瞬間のFKをつかれ失点したが、あそこは李が外に出ているのは選手も分かっていたと思うので、しっかり守り切って欲しかった。

今日は選手にとってとてもプレッシャーがかかる試合だったと思う。その中で集中力を維持して勝点1をとったのは、今までの流れを考えるとヨシとせざるを得ないのかなと。ただ、失点シーンはもったいなかったと思う。
いずれにせよ勝点3は取れなかったが、少しでも前に進めたので、もう一度、京都のベースのサッカーを思い出して、これからの試合に臨みたい。
今日はディエゴが出場停止だったが、次は李と増嶋が出場できない。終盤はケガ人だとか、累積だとかでどうしても出られない選手が出てくるが、そこをチーム全体でカバーして、京都の皆さんの期待に応えられるように少しでも上を目指したい」

Q:柳沢を右MFで使った狙いは?
「真ん中で使いたいと思っている選手だが、今は渡辺大剛や佐藤勇人もケガをしている中で、サイドを支配されると失点の可能性を高めてしまう。そこの仕事をしっかりと出来るのは柳沢が一番しっかりやれると思って彼をあそこに置いた。金成勇をあそこにもっていくのは練習でもやっていたが、攻守両面でスキのないサッカーをするには、彼では経験が足りない。今日はぬるい流れを切りたい中でサイドでボールを持たれて、入れられたくなかった。柳沢にとっては本来のポジションではなかったが、あそこにいながら、しっかり仕事もしてくれた」

Q:3人目のカードを切らなかった理由は?
「3人目の交代で誰を使うか。今のベンチの中で、しかも緊迫した状況で、変えられる、経験のある選手はなかなかいないので。逆に交代すると、全体のバランスが崩れることも考えられたので切れなかった。何回か左からえぐられる形はあったが、あの時点で中村太亮や森下俊を入れたとしてもチーム全体のバランスが崩れかねないので、彼らを使うならもう少し違う状況で、と思った」

Q:プレッシャーがかかる状況だった、というのは連敗が続いていたからか?
「それもそうだし、負けた内容としても選手にはある意味、ここで立て直さないとという使命があったと思う。また責任というのもクラブ全体として高めないといけないし、そういう話は現場だけではなくフロント、強化もしていて、全体として危機感をもって臨んだ試合だったし、そういう意味で選手も危機感を持って臨んだのでプレッシャーもかかっていたとは思う。もちろん、こういうプレッシャーはプロなら当然はねのけないといけな いものだと思いますが、それによっていつもよりプレッシャーがかかっていたのは間違いないと思うので」

以上
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