10月3日（土） 2009 J1リーグ戦 第28節
清水 1 - 1 広島　（13:03／アウスタ／18,205人）
得点者：29' 佐藤寿人（広島）、44' 岡崎慎司（清水）
スカパー！再放送 Ch181 10/4（日）05:00〜（解説：田中孝司、実況：桑原学、リポーター：真鍋摩緒）
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●本田拓也選手（清水）
Q：こちらの中盤とDFラインの間でボールを受けられる回数は、狙い通り少なくできたのでは？
「そうですね。あそこで受けられちゃうと、もっとピンチが多かったと思うけど、そこは後ろと話し合ってパスコースを消せたから、狙い通りうまくできたと思う。あそこで間で受けられちゃうと、僕らが後追いする感じでディフェンスする形になっちゃうから、それが少なかったのは良かったことだと思う」

Q：ほぼ清水の流れで試合は進んでいたと思いますが。
「そうですね。後半も押し込んでいる時間は多かったけど、そこで取れるか取れないか。相手もしっかり中を固めてきたので、もうちょっとクロスを上げたりミドルシュートを打ったりというのを織り交ぜていければ良かったと思う。ゴール前の人数が多かったので、クロスもピンポイントで合わないと跳ね返されてしまうけど、そこでクロスばっかりになってしまって、ミドルシュートが少なかったと思う」

Q：暑さの影響は？
「僕はけっこうあった。前半でもどしかけて、飲み込んだんですよ（笑）。でも、後半は曇っていて風も出てきたから何とかなった。ただ、最後は押し込んでいたし、向こうのほうが先に足が止まったと思う。イチくん（市川）とかも最後までメチャ走っていたし、そのへんはうちのチームは強いなと思う」

●山本真希選手（清水）
Q：最後に攻め込む段階で、向こうはゴール前に人数をすごくかけていたが、そういう中でどう崩そうという指示だった？
「チャンスがあればシュートを打てと言われていたけど、自分が打ってダフっているので、ああいうところでしっかり枠に飛ばさなければいけないと思う。うまくサイドも使えていたので、精度の良いクロスと良い入りができれば、点も入ったかなと思う」

Q：最後の決定機は残念でしたね。
「形は良かったと思うけど、右足の準備しかしてなかったところで、左足のほうに（パスが）来た。（シュートをミスしてしまって）本当に悔しかった」

●伊東輝悦選手（清水）
「（攻撃では）サイドでもうひとつえぐれれば良かったと思う。最後に真希がシュートを打ったときのように、あれぐらいまでえぐったり、最後のところでもうワンクッションというか、ひとつコンビネーションを入れてというのが入ってくれば、またクロスも生きていたかもしれない。わりと単純なクロスというか、高さ的にはペナルティエリアぐらいのところまでは簡単に運べたけど、そこからそのまま上げるのが多かったかなと思う。そこから中に一度当てたりして、そこに誰かがサポートしたりというのが入ってくれば、シンプルなクロスも生きてきたと思うので、ちょっと単調だったかなと思う」

Q：久々の失点でしたが、あの時間帯で点を取られて、チーム内にイヤな空気はなかった？
「それはなかったと思う。他には、後手を踏んでやられる場面もなかったし、あそこ1本でやられたという感じだったので、それほど深く考えることなく、また次で（点を）取りにいくことはできたと思う」

Q：広島の戦い方は想定内だった？
「そうですね。ボール回しはうまいと思うし、ボールを動かしながら僕とか中盤の選手が取りに来たところで、その背中を狙うというか、そのへんは狙っているというのがわかっていた。でも、先に失点を食らって負けている状況なので、どこかでアクションを起こして奪いに行かなければならない状況もでてきたので、そういう局面が少し出てきてしまったというのはあると思う」

●市川大祐選手（清水）
Q：今日も最後までよく走っていましたが、暑さの影響は？
「暑さはそんなに気にならなかった。でも、勝てなかったのはすごく悔しい」

Q：相手は中を固めていたが、クロスの入れ方は、どんな狙いだった？
「GKがけっこう出てくるし、中も3枚しっかりついてきていたので、クロスは本当にピンポイントで合わないと厳しいかなという感じはあった。でも、その中でもチャンスは何本かあったので、その中で1つでも得点につながればと思っていたけど、それが点にならなくて残念だった。サイドが空いていたのでクロスは入れやすかったが、あとは中の入り方と外との感覚を合わせるだけだと思う。今後はああいう相手に対して、もう少し考えてボールを入れたいと思う」

Q：最後の山本真選手のシュートの場面は惜しかったですね。
「そうですね。ゴールするイメージはあったので、残念なのは残念だけど、形は良い形ができているので、あとはフィニッシュのところだけだと思う。あそこで決めきれるようになってくれば、チームとしての力強さも増すと思う。でも、負けたわけではないので、次に向けてまたやることが大事だと思う。
勝てなかったのは悔しいけど、広島も素晴らしいチームだと思うし、勝点1を積み上げられたと考えるのがいちばん良いと思う。あと残り6戦になったけど、勝点の重みというのが試合ごとにどんどん増してくると思うので、この勝点1を生かせるように、今後しっかりやっていきたい」

●岡崎慎司選手（清水）
Q：コンディション的にはかなり上がってきたのでは？
「動きに関しては、ここ数試合は上がってきていたけど、ゴールへの迫力というのがまだまだなかった。今でも、ボールを受けたときにちょっと考えてしまって取られるというプレーが多いので、そういうのをなくして、もっと思い切り、もらった瞬間に前を向くとか、そういう工夫をもっと身につけていかないといけないかなと思う。そこは今までの課題だったので、それが明確に出てきているだけで、突き詰めていくだけだと思う。ただ、点を決められてポジティブになれるというか、ゴールが自分の元気の源だと思うので、また元気を出してやりたいなと思う」

Q：ゴールシーンは狙い通りのヘッドだった？
「下がりながらだったけど、逆サイドを狙ってうまい具合にいったと思う」

Q：GKの位置は見えていた？
「いや、セオリーじゃないけど、ああいう感じになったときには逆サイドに少し浮かしたボールというのはいつも狙っているので、うまくいったと思う。ポストに嫌われなくて良かった」

Q：太田選手との関係は？
「前半の最初にも、自分が得意な形のボールを出してくれたので、それを決めたかったなと思っていた。その中で、また良いボールを上げてくれたので、本当に感謝している。クロスの質も上がってきていると思うし、狙いも同じところを見れていると思う。これからまた取れると思うし、良いボールを上げてくれると思う」

●太田宏介選手（清水）
「ホームで勝たなければいけないゲームだったのに……（勝ちきれず）まだまだですね」

Q：前半の最初は、向こうのGKとDFラインの間を狙ってクロスを入れる形が多かったですが、そこは意識していた？
「そうですね。そこはどのチームも空くし、狙い目だと思っていたけど、なかなか中とのタイミングが合わなかった」

Q：アシストのシーンは？
「ニアでフローデに2枚ついていて、岡崎くんが先に動き出して、それまでニアのボールばかりだったので、後ろのスペースを狙おうと思ったら、すごく良いボールが行って、ヨッシャ！という感じだった。これまでなかなか合わなかったけど、今日はやっと1本合ったので、これからああいうシーンをもっともっと増やしていきたい」


●盛田剛平選手（広島）
「今日は失点の場面は少し悔やまれるけど、それ以外は中でしっかりマークにつけていたと思う。失点の場面は、槙野が倒れたのもあるけど、プレーが止まって少し抜けたところもあったと思うし、少し悔やまれる。だけど、そこから後半に関しては、問題なかったと思うし、久々に出られて楽しかった」

Q：攻撃に関してはどう見ていましたか？
「うちとしては基本的に、前に来させてスペースが空いたところで速攻というのを心がけていたので、相手が前がかりになったところからうまく運べていたのかなと思う。あとは運だったり、フィニッシュのところだったり、入れば勝てただろうし、そういうところだと思う。ただ、ディフェンスに関しては絶対的に崩れてはいけないと思っていたので、そこだけはしっかり抑えることができたと思う」

●青山敏弘選手（広島）
「今日は、90分の中でどこで勝負しに行くかというところで、0-0でも最後に取れるという気持ちはあった。その意味では、最後のところでもうちょっとパワーアップできれば良かったんだけど。1点取った後も、しっかり守るべきところを守って、うまくゲームコントロールできれば良かったなと思う」

Q：ポゼッションしているときに、出し所がなくて後ろで回す時間が少しあったと思いますが？
「出し所がないというか、相手がそんなに前から来なかった分、別に回していれば良いという意識だった。そこでボールを取られて失点したわけでもないし、焦りはなかった。相手がもうちょっと食いついてくれば、中盤も空くと思うし、そこをもうちょっとうまく……僕を経由してボランチを食いつかせるような動きがあればいいと思うんだけど。中盤の真ん中は、相手もそこを厚くして狙っているので、そこに無理にボールを入れるよりはという意識だった。ただ、サイドに入ったときとか、相手が来たときにもっとワンタッチで入れられればなとは思う。それも含めて、どこでスピードアップするかというのを、もっともっと明確に意思統一できればと思う」

以上