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【日本代表メンバー発表!】会見での岡田武史監督(日本代表)コメント(09.10.01)

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本日、10月の3試合(試合日程は下記参照)を戦う日本代表メンバー発表会見が行われました。会見での岡田武史監督(日本代表)のコメントは以下の通りです。

★日本代表メンバーは【こちら】


●岡田武史監督(日本代表):

「先月、遠征でオランダ代表、ガーナ代表と対戦をさせてもらった。以前からこれがこのチームにとって転換ポイントだと思っていたが、我々の力をここからどういう方向に強化していくかを実感し、いい成果を得られた。

ここまではチーム全体の強化ということに重点を置いていたが、ここからはいろいろな状況に備えた層の厚さ、または『残り10分で点を取りたいとき』、『勝っているとき』、『ゴール前を固められている時にサイドを破る』というように、状況に応じた選手の発掘しなくてはいけないと思っている。

今回の3試合で色々な状況をシュミレーションしながら、選手を強化しながらも、新しい選手を試すということも考えている。ここでの3試合をふまえて、来月、南アフリカで選んだメンバーで強化していくという方向性を考えている。
1試合ごとに相手の特徴をつかめない部分もあるが、我々のいい部分を出して、もちろんホームなので勝つことにこだわっていきたい」

Q:GKに新しい選手が入っているが、3試合で平等に起用するのか?

「集まってキャンプをしてみて、コンディションを考えて使うことになると思うが、平等に使うと決めているわけではない」

Q:GK山本、DF岩下(ともに清水)、MF石川(F東京)、FW森本(カターニャ)に期待する点は?

「山本は、実績のあるGKが3人怪我をしているので、どうせなら将来性のある選手を試したいということで、今Jリーグで非常に失点が少なく、パフォーマンスも安定しているので、一度どういう選手か見てみたいということで呼んだ。

岩下は以前から能力がある選手だとわかっていたが、ここのところ非常に安定感してきてた。ボールのフィード力も高いし、つぶす力もあるし、CKでのゴールも多くて、闘莉王(浦和)に似たところがあるので、一度試してみたかった。

石川は、今回中盤で怪我人もあって手薄で、松井(グルノーブル・ドイツ)もまだ本調子でないなかで、どうしても点を取りたいときに中に行ってしまうパサーが多いので、アウトサイドで勝負できて点に絡んでいける選手をずっとさがしていた。
香川(C大阪)もいいが、怪我持ちで無理はさせたくないということもあり、石川に是非チャレンジしてもらいたいと思った。

森本は、正直あまり生で試合も見れていないが、やはりゴールを取る、クロスに入っていく迫力というか、ゴール前での動きだしの速さはいいものがあるので、ゴールを取ることを期待して選んだ」

Q:アジアカップ予選の香港戦(10月8日(木)アウスタ)を戦う上でのイメージは?

「香港は韓国人監督に変わって、メンバーも変わって、以前より『かなりやるな』という感触を得ている。イージーなゲームではないので、我々もベストを尽くさなくてはいけない。ここは準備期間も短いので、ある程度気心が知れたメンバーの組み合わせ、今までの戦い方を知っているメンバーの組み合わせと、コンディションを考慮したうえで戦っていこうかと今のところは思っている」

Q:キリンチャレンジカップ(10月10日(土)日産、10月14日(水)宮城ス)を戦う上でのイメージは?

「スコットランド戦は(香港戦から)中1日での試合なので、香港戦に90分出た選手は使わない予定。親善試合で無理をさせてけが人を出すのは避けたいという気持ちもある。
それ以外の選手、あとは遅れて合流する鹿島、川崎Fの選手を混ぜて戦うつもり。
トーゴ戦は、そこまでの試合を含めて現状ベストと思われるメンバーで、と思っている。ただ、試合の流れでもう少し試してみたい選手を使うことはもちろんある」

Q:スコットランドとトーゴの評価は?

「スコットランドは(W杯)予選敗退が決まってしまい、メンバーがはっきりしていない。我々としては予選を通った状態で来てもらいたかったが・・・監督はそのままらしいが選手は分からない。
ただ、シンプルに繋いで外からクロスを挙げてくるという戦い方は変わらないと思うし、我々のやってきたことが目標に対して間違っていないと確信を持っているので、(いつもと)同じ戦い方でいきたいと思っている。

トーゴはカメルーンとの予選を終わってそのままのメンバーで来てくれると聞いているが、日程的にコンディションがベストで来れるかといわれるとわからない。ただ、身体能力は高いチームなので、ガーナ戦での問題点であるロングボールの対処をシュミレーションできればと思っている」

Q:代表に復帰した徳永(F東京)、佐藤寿人(広島)の評価は?

「ファーストランクの選手とやる際には、最後のところでフィジカルの強さを求められる。DFであればどこでもできて、フィジカルが強い徳永にもう一度チャレンジしてもらいたいと思って呼んだ。

(佐藤)寿人は、彼のゴール前での動きだしの鋭さ・感覚は他の選手にない凄いものがあると感じている。点をたくさん取る中でも、彼の場合は自分で作り出している点が多い。
そういう意味で、今まで興梠(鹿島)にチャンスを与えて期待していたものの、なかなか結果がでなかった。興梠は若いしこれから必ず日本の中心になってくる選手だが、今回は、一度寿人にチャレンジしてもらおうと思った」

Q:チーム戦術への馴染みという部分では、新しく選出された選手は不利な気がするが?今回選出した選手にはスペシャリティを期待するということか?

「サッカーとはなかなか割り切れるものではない。
彼らに枠外のことだけを期待しているのではなく、全員に同じように期待している。
戦術は大事だが、サッカーにおいてそれが全てではない。戦術を理解していないとサッカーができないかというと、サッカーはシンプルなもの。みんなが知っている、マイボールには相手のゴールに攻めて、相手ボールの時には奪いにいくという単純なこと。

私が言っているコンセプトも、初めて聞くことでも、非常に難しいことでもない。そういう意味で、決して日頃呼ばれていない選手がコンセプトにおいて劣っているとは思わない。
ただ、お互いを知り合うプレーの癖とかそういう面では、日頃やっている選手のほうが少し進んでいる可能性がある。
そういう意味で、今回新しく来た選手も、特別変わったことをやるわけではなく、ああそうかと思ってできることなので、それをやってもらって、一回でも二回でも息の合うプレーが出ればいいかなと。

新しく呼んだ選手もスペシャリティだけを求めているわけではなく、チームの一員になってもらいたいし、今までいた選手にも、当然スペシャリティを出してもらわなきゃいけない。そういう意味で、割り切って決めつけているわけではない」

以上

【キリンチャレンジカップ2009 ALL FOR 2010!】
■10月10日(土)19:20(予定)/神奈川・日産スタジアム
日本 vs スコットランド
テレビ放送:テレビ朝日系列にて生中継
ラジオ放送:ニッポン放送にて生中継(予定)
⇒ チケットの販売状況はこちら

■10月14日(水)19:30(予定)/宮城・宮城スタジアム
日本 vs トーゴ
テレビ放送:TBS系列にて生中継
ラジオ放送: 調整中
⇒ チケットの販売状況はこちら

【AFCアジアカップ2011 予選】
■10月8日(木)19:20(予定)/静岡・アウトソーシングスタジアム日本平
日本 vs 香港
テレビ放送:NHK−BSにて生中継
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