9月26日（土） 2009 J1リーグ戦 第27節
千葉 1 - 2 山形　（19:03／フクアリ／14,602人）
得点者：26' 長谷川悠（山形）、71' ミシェウ（千葉）、73' 北村知隆（山形）
スカパー！再放送 Ch182 9/27（日）09:30〜（解説：桑原隆、実況：倉敷保雄、リポーター：飯田留美）
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●小林伸二監督（山形）：

「前半、少し受けたような気がするが、いい入りと守備もしっかりしてくれたと思います。ミシェウのところを受け渡して、ボランチの秋葉がもう少しボランチにプレスをかけると、もう少し（ディフェンス）ラインが上がったかもしれないというところと、両サイドハーフがもう少しアプローチの方向がはっきりすればよかったかなというところです。
うまい形で点が取れたというところと、後半、ネット・バイアーノが出て、またラインが引いて受けてしまったというところで、点を取られたところは苦しかったですね。やはりアウェイということで、なかなかあの雰囲気を戻すことができないだろうかなというふうに思っていましたけど。うまく中央からサイドを使えて、いい形でスルーパスを出せたので、点を取ることができました。
４連敗しているので、本当に勝つということがすごく、なんていうんですかね、すごくいい薬になるということで、今日はいい勝ち方をしてくれたなと思っています。４連敗も（相手が）かなり上位のチームで、時折いいサッカーをするが、なかなかやはり勝ちきれなくて苦しい４試合をしていたので、今日は勝点３を取れて、すごく満足しています。次はホームで、大分戦。そこにつながるように頑張っていきたいと思います」

Ｑ：後半、石川選手と渡辺選手を交代で入れた意図は？
「まず、変則的な３トップになったので、そのまま、点は取られているが、ラインは崩さずに石川のクロス、攻撃のセンスというところで、初めて前（のポジション）で使いました。いい形で機能したと思います。渡辺匠については、相手が１人、アタッカーを入れてきたので、どうしても中盤の（秋葉）勝、佐藤が引っ張られるので、そこで（千葉の）工藤のところをしっかり抑える意味で、守備的な渡辺を入れて落ち着かせることを判断しました」

Ｑ：試合中、だいぶ足を引きずっている選手がいたかと思うが、怪我の状態などは？
「ピッチに水をまいていたので、（ボールが）結構走るかなと思っていたが、逆に芝が踏ん張る時にこう動いていたみたいなので、それでちょっと長谷川も捻挫したり、キックが収まらないというか、いいキックができなかったような感じもします。あとは、今日はハードワークしたので、足がつっている選手が何人かいたと思います。頑張ってくれたと思います」

Ｑ：２点目の直前、右サイドから攻めた時に小林監督は「外へ、外へ」とジェスチャーされていたが、あれはどういうようなことをイメージしてだったか？
「千葉は攻撃にかかった時にすごく動きがあるんですね。それで、前にかかるけど、（ボールを）取った時に一緒の勢いで攻撃すると、打ち合いみたいなカウンターになる。必ず自分たちが何本か支配した中でボールを動かすと、千葉は自陣に帰らなくちゃいけない。そのためにもサイドを使うということ。目の前に抜けそうなんだけど、一回サイドを使って崩したり、厚みのある攻撃をすると、取られてももう一回攻撃ができるので。中盤をなくして打ち合いになるとやっぱりどうなるかわからないゲームになってしまうので、サイドを一回使うということと、サイドに（ボールを）つけるとアプローチをサイドバックがしっかりしてくれるので、スペースをまた狙えるというところを狙いにしていた。 そこを忘れずに徹底しました。後半に向けてハーフタイムに言ったんですが、ついつい１対１とか２対１になると行ってしまうので。行っておいて、一回サイドにつけて、もう一回行くと、点を取ったような形がもう少しできたのではないかと思います。あの時もサイドに広がってスルーパスという形がとれたので、よかったなと思います」

Ｑ：今日、勝点３を取れた一番大きな要因は？
「Ｊ１でこういうゲームをうちのチームはしたことがないんですね。という意味では、ハードワークしているが落ち着いてやってくれたなというふうに思っています。中盤、少しファーストタッチだったり、足を取られて少しミスがあったが、結構落ち着いてボールを細かく回せたり、無謀に蹴るだけではなくて（ボールを）回すこともできた。そういうところはよかったなというふうに思っています」

以上