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【J1:第26節 川崎F vs 浦和】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント(09.09.19)

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9月19日(土) 2009 J1リーグ戦 第26節
川崎F 0 - 2 浦和 (19:03/等々力/22,390人)
得点者:67' ポンテ(浦和)、80' 鈴木啓太(浦和)
スカパー!再放送 Ch182 9/20(日)09:30〜(解説:水沼貴史、実況:下田恒幸、プレーヤー解説:名波浩、リポーター:高木聖佳)
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●フォルカーフィンケ監督(浦和):

「私たちはとてもいい形で試合を始める事ができたと思っています。前半に関しましてもしっかりと相手に圧力をかける事ができましたし、逆に川崎Fから強い形で圧力を受けるということも余りありませんでした。私たちはもちろん、川崎フロンターレの攻撃陣がいかに強力だったのかは知っていましたし、試合の前に私たちの選手たちに対して、もしかしたら川崎Fの攻撃陣はJリーグの中でもっとも強力なものかもしれない、という事を伝えていました。
 そして私たちの選手たちも前半から高い集中力を持って試合に臨む事ができたと思いますし、この川崎Fの攻撃陣に対しましてもいい形で反応を示すことができたと思います。そして同じように私たちからも何度か攻撃を繰り出すことができていましたし、私が得た感触としては、先取点を奪ったチームが今日の試合で勝利を収めるだろうと考えていました。私たちはとてもいい形で試合をする事ができたと思っていますし、最終的にはいい形で得点を奪えたと思います。

 最後にもう一つ話したい事があります。それは私はもう一度心よりサポーターに感謝したいという事です。私たちは厳しい期間がありました。しかしその中でも私たちのサポーターは最後の最後まで私たちが感動する応援をしてくれたと思います。ですので今日の勝利という結果を残した事で、彼らに対して喜びを返す事ができたと。これは私は本当に喜んでいますし、もう一度この場を借りて、すばらしい応援をしてくれたサポーターに感謝をしたいと思います。以上です」

Q:今日のGKに山岸選手を起用した理由は?
「私たちのチームには優れたGKが2人います。しかし実際にゴールマウスに立つことができるのは一人のみです。ですので、レベルの高い争いになりますと、完全に100%のベストコンディションではない選手が場合によっては他の選手に座を譲ることもあります。実際にこのようにレベルの高い実力争いだったので、実際にギシ(山岸)が今日試合に出てもすばらしいプレーを見せましたし、実力を持つことを証明したと思います。

 とてもすぐれたチームの特徴としましてはやはりとてもすぐれた選手たちが多くチームに所属していて、もし一人の選手がパフォーマンス的に、もしくはコンディション的に少し落ちた場合には、他のすぐれた選手をピッチに送り出す事ができると。このようなチームがすぐれたチームではないでしょうか。ですので、もちろん何人かの選手にしてみればなれていないことかもしれませんが、過去の実績とか、これまでのパフォーマンスではなく、現時点でのその選手の状況、コンディションを見極めてやりたいと思っています。ですので、場合によっては今までベンチに座っていなかった選手がベンチに座る事もあるかもしれません。しかしそれは今後選手たちが慣れていかなければならない事だと思いますし、このような事ができて初めてとてもすぐれたチームだと言えると思います」

Q:私の印象ですが、前半個人が走りすぎて崩しきれていなかった。チャンスの質ではフロンターレの方が良かった。後半に入り、パスが回り始めた事により、個人的な勝負がより効果的になったと思いますが、それについてどうお考えでしょうか?
「忘れてはならないのが、私たちがアウェイで現時点でも、もしかしたら最もすぐれたチームと対戦したということです。川崎フロンターレはまだすべてのコンペティションで実際に残っているわけですし、アウェイの鹿島で勝利を収めた(という状況になっているのも)偶然ではありません。ですので現時点で最もすぐれたチームと私たちは対戦したわけです。しかしそのような対戦相手ではあっても、私たちのチームは、私たちの選手は集中してすぐれたパフォーマンスを見せていたと思いますし、実際に個人のミスも少なかったわけです。そしてプレー中に視野を失ってしまう選手も居ませんでした。ですのでこのような結果を出す事ができたんじゃないんでしょうか」

Q:今日の2点目は勝利を決める意味でも取り方でも価値があったのではないでしょうか?
「私はもちろん、ゴールがあればいつも喜ぶわけですし、特にあのような形で多くの選手が絡んだ形でのゴールには特に大きな喜びを感じています。実際にボランチの鈴木啓太があの位置まで走りこんで決めるという事は素晴らしい事ですが、正直なところ私はこのようなシーンはもっと見たいと思っています。なぜかというと、このようなシーンが生まれればチームとして機能しているということが証明されるからです」

Q:この前の山形の試合でもパスが回ったいい試合をしていましたが、今日の試合と山形戦とを比べると山形戦の方がよりタテへの回数が目立っていた。今日はパスを散らしたという印象がありましたが、その違いは?また監督としては今日のほうがいいイメージなんでしょうか?
「とても大きな違いというのは前回は自分たちのホームでの試合だったということ。そして対戦相手も、下位のチームだったということ。今日はアウェイでの試合で、Jリーグを代表するとてもすぐれたチームだったというのは大きな要素だったと思います。このような強敵と試合をするときにはすぐボールを奪った後にすぐに前線にボールを送り出すのではなく、場合によってはポゼッションする事によってしっかりと自分たちでボールを回すことも大切な要素になってくると思います」

Q:今日は後半から引いて守り、カウンターを狙いましたがそれは川崎F対策ですか?あと、山田直選手を使わなかった理由は?
「私たちは今日アウェイのスタジアムでJリーグの中でもっともすぐれたチームと戦ったわけです。そのような中で、私たちが1-0でリードするという状況になりますとまず守備を固めてそこから、次の攻撃を繰り出すというのは自然な形だと思います。ですので意図的に私たちの選手たちが引いたという事ではありません。このような非常にレベルの高い試合になりますと、このようなリードしているチームが少し引き気味になってそこから攻撃を繰り出していくのが自然になるわけです。

 そして山田直ですが、実際に今日帯同できたわけですがこのような状況で、リードしている状況で私たちが中盤での運動量を増やすことによって、守備を強固なものにするという時には選手の年齢は一切関係なく、堀之内という選手は貴重なすばらしい選手になります。ですので、私は堀之内を起用しました。ですので、もう一度言いますが、一切選手の年齢は関係ありません。このような状況でどの選手がもっともチームにとって価値のある仕事をしているのかという事を考えて堀之内を投入したわけです。しかし山田直がとても将来性を持っている事は間違いありません。

 最後にこれは大切なことですが、すべての選手たちが理解する必要があります。それは今日私たちがいい試合をしたからといって、次の試合で勝ち点3が必ず約束されているわけではないという事です。大切なのは今日のようなすぐれたプレーを再び次の試合で証明する事です。
 これがある意味サッカーのすばらしいところだと思います。昨日のすばらしいパフォーマンスに関して、明日たくさんの勝点を受ける事ができるわけではありませんから」

以上
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