本文へ移動

今日の試合速報

ブルーロックLP
ブルーロックLP

台風10号接近による試合開催情報について

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第26節 柏 vs 広島】プレビュー:今季初の連勝を記録し、降格圏からの脱出なるか?5戦負けなしの柏と4連勝中の広島、好調同士が激突!(09.09.20)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月20日(日)J1 第26節 柏 vs 広島(13:00KICK OFF/
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:都並敏史、実況:桑原学、リポーター:小野寺志保)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------

「ここで連勝して波に乗らないといけない」。柏の選手たちの多くが、そういう言葉を口にする。柏は前節の勝利で16位に浮上。15位の山形に勝点2差に迫り、降格圏脱出を射程に捉えた。ホーム日立台で今季初となる連勝を挙げ、一気に残留圏へ浮上したい。

前節の名古屋戦は、北嶋秀朗を1トップに置き、トップ下に大津祐樹、左に菅沼実、右にポポと、前線の配置にそれまでと若干の変更があった。北嶋は「スタメンは直前まで知らされなかった」と語っているが、ネルシーニョ監督の特徴のひとつに、試合目前までメンバーを発表しないという点がある。16日、18日、そして前日練習の一部で非公開練習を行ったため、広島戦出場メンバーにも多少の入れ替えがあるかもしれないが、裏を返せばどの選手が出場してもやることは変わらないということであり、それはネルシーニョ監督の標榜する戦術が高まりを見せている表れでもあろう。事実、ここ5試合で2勝3分。決して楽観視はしていないし、まだ危機的状況なのは変わらないが、このサッカーを継続していけば残留できる、という雰囲気がチーム全体を取り巻いている。

柏が5戦負けなしならば、広島はさらにその上をいく8戦負けなしで、現在4連勝中と快進撃を続けている。G大阪の45得点に次ぐリーグ2位の42得点という数字が示すとおり、前線の選手による多彩なパスワーク、最後尾からのビルドアップ、驚異的な決定力を誇るストライカー佐藤寿人の存在など、あらゆる攻撃パターンでどこからでもゴールを奪えるチームである。柏木陽介の2ゴールなどで3−2と勝利を収めた前節の横浜FM戦は奪ってからの展開が非常に素早く、1点差以上の試合内容だった。この4連勝中はすべて1点差ゲームを制しており、勝負強さや競り合いの強さも見られる。苦しい試合でも勝ち切れるといったメンタル面の充実もまた、好調を支える要因だろう。

広島のパスワークを封じるために、柏守備陣がスペースを徹底的に消してくることは広島側も想定の範囲と思われる。したがって、横浜FM戦のようにボールを奪った後、後方からのビルドアップという展開が多く見られるのではないだろうか。昨年度の天皇杯準々決勝で柏と対戦した際、広島は必ずストヤノフにボールを預け、そこからのフィードやドリブル突破から試合のペースを掌握したが、今回の対戦も最終ラインからのビルドアップが勝敗のキーになりそうだ。
柏はストヤノフのビルドアップを封じるために、前節同様、北嶋のスタメン出場が可能性として考えられる。名古屋戦での「北嶋に相手のリベロを潰すという仕事をして欲しかった。名古屋のリベロはビルドアップ時にうまく幅を取ってリズムを作ってくる」(ネルシーニョ監督)というゲームプランと通ずるものが、広島にも当てはまるからだ。最終ラインで好パフォーマンスを続けてきた近藤直也の出場停止は痛手だが、パクドンヒョクを中心に広島の攻撃を耐え抜けば、広島はストヤノフ、槙野智章といったDF陣も積極的に攻め上がるとあって、大津、ポポ、菅沼といったスピードのある選手たちがカウンターで背後を突ければ、勝機は見えてくるだろう。リーグ戦における対広島戦は、1999年を最後に日立台で負けていないという心強いデータもある。柏の勝利には日立台のサポーターの後押しは絶対に必要だ。

16位の柏と3位の広島。勝点と順位には大きな開きがあるものの、残留を目指す柏とリーグタイトルやACL出場権獲得を狙う広島、両者のモチベーションには大きな差はない。好調なチーム同士、激戦必至だ。

以上

2009.09.19 Reported by 鈴木潤
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/09/01(日) 00:00 ハイライト:町田vs浦和【明治安田J1 第29節】