9月12日（土） 2009 J1リーグ戦 第25節
清水 1 - 0 大宮　（13:04／アウスタ／13,169人）
得点者：4' ヨンセン（清水）
スカパー！再放送 Ch181 9/13（日）05:00〜（解説：川本治、実況：桑原学、リポーター：小野響子）
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------

●兵働昭弘選手（清水）：
「厳しい試合だったけど、勝ててホッとしている」

Ｑ：セットプレーやワンチャンスで失点してしまう可能性もあるという中で、何を考えながらプレーしてましたか？
「まずはゼロに抑えるということと、あとは追加点をスキあらばずっと狙っていたが、セットプレーも何回かあったし、そういうところで点が取れれば、もうちょっと楽な試合展開になったのかなと思う。ただ、相手の守備も、球際もしっかり来るし、組織的に守ってくるので。
だけど、そういう中でもFWがすごくボールをキープしてくれて、ファウルをうまくとったりとか、サイドからクロスを上げられる場面も増えていたし、そういう意味ではナビスコの試合に比べたらはるかに良くなっているんじゃないかと思った」

Ｑ：落ち着いてゲームを運ぶという部分でも良かったと思うが。
「そうですね。やっぱり先取点が非常に大きかったと思う。ああいう早い時間帯で、またホームで点が取れると、非常に有利に働く。あれで体力的にも楽になるし、相手も無理して出てくるので、そうなると背後を狙いやすくなるし、本当にあの1点は大きかった」

●市川大祐選手（清水）：
「今日は結果というところに本当にこだわっていたので、まず勝点3をホームでしっかり取れたということが、すごく大きかったと思う。内容的にも、前半はすごく良い形でボールも回っていたし、セカンドボールという部分でも、今年の開幕戦ではけっこう大宮にセカンドボールを拾われて、相手のほうが出足が良くてという場面が多かったので、そこは試合前から監督に、セカンドボールの出足や切り替えのところは大宮に勝るように言われていた。その意識は非常に良い感じで出て、ボールも落ち着いて試合できていたし、狙い通りの前半だったかなと思う」

Ｑ：疲労があっても、そこで頑張って動くことが大事だったと？
「そうですね。そこで相手に拾われると、5mしか戻らなくて良いところを、20m、30m戻らないといけないとか、そういう場面になってしまうので、そういうところで手を抜かないで、細かいところだけどハードワークできたと思う」

Ｑ：それで、あとは落ち着いてボールを回して、そこで休むと？
「そうですね。そういう形で。つねに大宮と試合をやるとロースコアの試合になるし、今日もそういう形になったけど、本当に勝負強く粘り強くやれたと思う」

Ｑ：本当に大きな勝利ですね。
「そうですね。こういう試合ができるということがすごく大事だし、FC東京戦に負けてナビスコの敗退が決まってしまったので、そういう中でも1週間という時間の中で、選手たちがしっかりリーグ戦に切り替えて戦えたことが大きいと思う」

●伊東輝悦選手（清水）：
「今日はいつも以上に結果にこだわったゲームだったと思う。内容的にそれほど良いものではなかったかもしれないけど、結果は1-0で3ポイント取れたことは非常に良かったと思う」

Ｑ：大宮はカウンターが得意なチームですが、今日は相手に時間をかけさせて、ほとんど速攻を封じてましたね。
「まあ前半に1本（石原に裏をとられた場面が）あったけど、あとはある程度はコントロールできたとは思う。大宮はカウンターが武器だと思うし、うちもサイドを上げて攻撃したいというのはあるけど、その後の切り替えのところは注意していないといけないと思っていた。良い時間帯で先制点が取れて、それもゲームを良い形で進めるのは非常に大きかった。
あとはセットプレーで、マトやラファエルの高さがあるし、良いボールを入れてくる選手もいるので、そこも警戒していた。だから、ペナルティエリアの近くでなるべく相手にFKを与えたくないというのもあった」

Ｑ：内容が良くない部分もあったというのは？
「とくに後半なんかはもっと攻めに出るとか、シュートまで持っていきたかったが、なかなかそういう形ができなかった。ディフェンス面では大きく相手に崩されることもなかったので、その辺は良かったと思うが、攻撃面で後半は物足りなかったなと思う」

Ｑ：攻撃の迫力が足りないというのは、体力的なものもある？
「まあ、それも少しはあったと思う。ただ、今日は曇っていたから良かったけど、太陽が出ていたらと思うと……。この時期に1時の試合はどうかなと思う」

●ヨンセン選手（清水）：
Ｑ：岡崎が先発出場したのはチームにとって大きい？
「オカは本当に良い選手なので、もちろんそれはすごく大きい。ヨーロッパで国際試合があって、そこから戻ってきたばかりだったので本当に大変だったと思うが、非常によくやってくれた」

Ｑ：ヨンセン選手も、前線でしっかりボールをキープして、チームを助けていたと思いますが。
「前半は自分でも非常によくできたと思うが、後半はちょっと自分がルーズにしてしまうボールが多すぎたかなと思う。ただ、全体的にみれば非常に良い出来だったのかなと感じている」

Ｑ：チームとしても、良いゲームコントロールができてましたね。
「そこは本当に良かったと思う。ディフェンスも非常に良くて、大宮にあまりチャンスを与えなかったという意味では、非常に良い出来だった」

Ｑ：清水に来て、公式戦で10点目になりますが。
「すごくうれしいことだが、とくに点数や自分の得点順位のことは気にしていない。いちばん大切なのは、勝点3を取って、チームを今の順位以上に持っていくことだと思う。まあゴールを決めることによって、自分の自信につながるのはたしかだと思う」

Ｑ：やはり家族がノルウェーから戻ってきたことがゴールにつながっていると思いますか？
「自分としてはそうは思わないけど、そうかもしれない（笑）」

●波戸康広選手（大宮）：
「早い時間帯に先に失点してしまって、それでゲームプランが崩れたというか、こちらが前に行かなければいけないところを、うまくスペースを使われてポゼッションされて、後半に入ってもリズムが変わらず、大宮としては本当にただ時間が流れたという感じのゲームだった」

Ｑ：監督は、守りから攻撃に入るときに時間がかかっていたと言ってましたが。
「ボールを取る位置が、あれだけ回されてDFラインのところでボールを取るので、そこから前に持っていくというのはなかなか……チョイスも少なかった。もう少し後半の頭からでも大宮の戦いを……たとえばドゥドゥが真ん中に入って起点になるとか、FW2枚にボールを放り込んで、セカンドボールを拾っていくのか、ちょっと前半と同じようなスタンスで試合が流れていたので、本当に時間が流れただけだった。もう少し工夫はできたのかなと思う」

Ｑ：なかなかラファエルにスパッとクサビが入らなかったですね。
「そうですね。うまいこと（清水がパスコースを）消していたと思うし、ラファエルのプレースタイルも他のチームに研究されてきたし、そうなったときにどう戦うのかというのが、こういう下位にいるチームがもっともっとやっていかなければいけないのかなと感じている」

Ｑ：次に向けて修正は？
「次に向けて今回の反省点を明確にして、1週間やっていければ。次はホームなので、そのアドバンテージを使って、残りホーム4試合は全部勝つというつもりでやっていきたい」

●石原直樹選手（大宮）：
「やっぱりああいうところ（前半のGKと1対1の場面）で決めないといけない。J1ではあれを決めないと、なかなか勝利につながらないし、自分の評価も上がっていかないと思う」

以上