9月10日（木） 2009 J2リーグ戦 第33節
栃木 1 - 0 横浜FC　（19:03／栃木グ／4,507人）
得点者：53' 河原和寿（栃木）
スカパー！再放送 Ch183 9/11（金）10:00〜（解説：セルジオ越後、実況：飯島誠、リポーター：新井謙一郎）
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●松田浩監督（栃木）：

「ようやく勝点３が取れたということですね。まだ、あまり実感は湧かないですけれども。せっかくいい試合をして勝点３を取ったので、今後も続けないといけないな、という気持ちの方が強いですね。まあ、ゲーム全体としては予想通りというか、我慢比べになりましたね。エデルという選手について全く情報がなくて先発してきたんですけれども、彼が厄介な存在でしたね。それによって一瞬も気を抜けないという試合展開になりましたが、そこに対してもよく集中して失点０で抑えてくれました。失点を０に抑えれば、まあ後半の得点も先制点になるわけで、先制点が取れたことが今日の勝利の一番の要因ですね。あとは点を取ってからは、選手もスタジアムの皆さんもそうでしょうけれども、やっぱり絶対に勝利で終わりたいという気持ちが続いたのかなと思います」

Ｑ：得点した河原選手に関しての評価をお願いします。
「彼自身がやっぱり点を取って、勝ち試合にしたかった気持ちが一番強かった選手だと思います。ＭＦですから、前半から攻守でハードワークが必要でしたけれども、守備でも頑張り、攻撃の方では一番の持ち味である２列目から飛び出してシュートを決めてくれました。大事な仕事をしてくれました。あれがいわゆる、フィニッシュ。シュートではなく、フィニッシュ。とにかく、蹴るのではなく、仕上げる。そういう得点を決めるシュートはフィニッシュでないといけない。本当にパワー、力づくではなくて、しっかりイメージを持ち、人のいないところにパスする感じで、よく決めてくれたと思います。ピッチがスリッピーだったのも上手く利用しましたし、パーフェクトなスキルが出たと思います」

Ｑ：勝てない時期が続きましたが、選手にはどのような声をかけていましたか。
「鳥栖戦（３６節）から非常にいい試合をしていました。鳥栖には不運なＰＫで先制され、１人少なくなり、２点目を取られましたが、鳥栖戦以降は相手チームにプレーをさせていませんでした。２点が取れれば間違いなく勝てるし、今日のように無失点でいければ１点でも勝てるという、いい状況だったと思うんですね。１−０で勝つには、数少ないチャンスを決めるのではなく、チャンスをたくさん作ると。あとは決めるだけ。限りなく勝利に近い状況が続いていたが、勝てない状況が続いたことが選手にとっては凄くストレスになると思っていました。なんとなくハードワークして思い通りのことができても、それが報われないのは人間にとって一番厳しいことなので。そこのところのコントロールに関しては気を配りました。それに関しては、今は努力の貯金を、ハードワークの貯金をしている時で、これをいつか大事な時に下ろせるというか。ハードワークしても、ハードワークしても報われない。でも、今日のハードワークは無駄でないと。トレーニングも試合も高いモチベーションで臨み続けてもらいました。それに関しては、選手はよく頑張ってくれました。今日は過去２試合に比べる決定機はなかったかもしれないけれども、やっぱり勝てるという状況になったのはよかったです。ただし、２点、３点が取れるチャンスがあり、本当は複数得点で勝てれば一番よかったし、課題として依然として残る点だと思います。今日は無失点でいけたからいいですけれども、そんないい日ばかりはないので、やっぱり２点、３点が取れないと勝点３が取れない。今日はある意味で攻守が噛み合い、１点しか取れなかったけれども、後ろが頑張り０で抑えてくれたので効率もよかったです。そういう試合ができたと思います」

Ｑ：改めてホーム５か月ぶりの勝利に関する感想をお願いします。
「ホームで勝っていないのにもかかわらず、ファンの方は足を運んでくれているので、いつも感謝していました。ファン、サポーターの方に勝利をプレゼントできて嬉しいというよりも、ホッとしています。これをきっかけに常にホームで勝てる試合を是非ともしていきたいと思います」

以上