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【J2日記】仙台:朴柱成の日本語力(09.08.29)

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佐々木聡

仙台のDFラインでは、日本語、ポルトガル語、そして韓国語と、3つの言語が飛び交います。韓国語を使用するのが、朴柱成選手(一番右)と、韓国語担当の安東太昊通訳(左から2人目)。その朴選手の日本語力は?

 昨年はシーズン途中まで、純国産布陣を標榜しつつ戦っていた仙台。現場で飛び交う言語は日本語のみという日々がしばらく続いていたため、7月にナジソン選手が加入し、会見でポルトガル後が響いた時は、若干の懐かしさすら覚えたものでした。
 時は経ち今季のシーズンイン。昨年のチーム力をベースに昇格へ向けた上積みを狙った仙台は、外国籍選手の本格補強へ。ブラジル人に関しては、開幕当初からのエリゼウ選手、マルセロソアレス選手に加え、7月にサーレス選手も加入。ポルトガル語担当の岩崎セルジオ通訳を交え、今日も仙台の練習場には、賑やかなイントネーションのポルトガル語が飛び交います。

 そんな仙台には今季、その言葉を話す人口順に、日本語、ポルトガル語に次ぐ「第3言語」が存在します。今季から仙台に加入した朴柱成選手、そして韓国語担当の安東太昊(てほ)通訳が交わす韓国語がそれ。
 チーム内で3カ国語以上が飛び交うのは、日本語、ポルトガル語、スロベニア語(当時のベルデニック監督)、さらにスロバキア語(シーズン当初に在籍していたガスパル選手)もしくはマケドニア語(そのガスパル選手と入れ替わる形で加入したセドロスキー選手)という、4カ国語共存状態だった2004年以来のこと。しかもその3カ国語が全てDFラインの中にあるということで、練習中の守備陣の密な打ち合わせは、さながら国際会議の様相になるのが面白いところです。

 ところで、ふと気になるのが、そんな日本語がメイン言語でない彼ら4人の日本語力。そこで今回は4人を代表して、仙台に2003年シーズン(金殷中選手)以来の韓国語を持ち込んだ朴柱成選手の日本語をチェックすべく、いくつか質問を浴びせてみました。

Q:朴選手が覚えた「最も難しい日本語の単語」は?
(ちなみにかつて、この質問に最も素晴らしい回答を見せたのは、2005年に仙台に在籍していたバロン選手。10年近く日本でプレーしていただけに、日常会話なら全く問題ないレベルで日本語を使いこなしていたのですが、その彼の上記の質問に対する答えは「帝王切開」でした)
「『きたない』と、『心配しないで』です。2つとも、普段あまり使う言葉じゃないですからね。『きたない』をいつ使うかというと、チームメイトをちゃかしたりする時です。ほら『ばかやろー』とか『へたくそ』みたいな感じで(笑)」

Q:自身の日本語力は、現在どんなレベルですか?
「しゃべることには難がありますが、聞く分には上達してきたと思います。この前、街でタクシーに乗ったのですが、降りるまでの10分間、タクシー運転手の方のしゃべっている内容がだいたい理解できていた時は、自分の上達を確認しましたね」

Q:サポーターからの、自分に対する言葉は聞き取れますか?
「最近多く言われる言葉は主に3つ。『頑張ってください』、『足、大丈夫?』、そして『90分出ろ』。最初の2つは自分でも聞き取れますが、『90分出ろ』は通訳がちゃんと訳してくれているうちにわかってきました(笑)」

 …サポーターからの激励が効いたから、かどうかは定かではありませんが、前節の湘南戦では久々のフル出場を飾った朴選手。コンディションの向上と共に、彼の日本語力も、もっと上向いていくのかもしれません。今後に期待しましょう。

以上

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