8月1日（土） 2009 J1リーグ戦 第20節
広島 1 - 0 鹿島　（19:03／広島ビ／22,225人）
得点者：35' 佐藤寿人（広島）
スカパー！再放送 Ch183 8/4（火）23:00〜（解説：山本昌邦、実況：八塚浩）
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●ペトロヴィッチ監督（広島）：

「ふーっ、ようやく座れたよ。ほっとしている。
　かなりレベルの高い試合だった。
　鹿島は本物のプロ。彼らは水曜日120分の試合を戦った。このことによって、体力的に厳しいのでは、と見られた向きも多かっただろう。しかし、やはり今日の鹿島は、本物のプロフェッショナルだった。
　ただ、今日の広島は今までよりも一歩前進した姿を見せた。より集中していたし、簡単なミスは極力排することができた。そして、よく我慢できた。しっかりとマークの受け渡しができていたし、いい守備も見せられた。全員が動いて、スペースをつくっていた。いい守りからボールを奪い、早い切り替えからチャンスをつくっていた。
　後半は、何回かきわどいチャンスを迎えた。2点目をとらなければいけないシーンもあった。ただ、『17試合負けなし』の記録をつくっているチームに勝つのは、容易ではないということ。
　ここまで、選手たちは素晴らしいプレーを見せてくれた。チーム状況が厳しい中、自分たちの力を発揮してくれた。
　ただ、この結果に浮かれることなく、地に足をつけて戦うこと。まだまだ後半、難しい試合が続く。幸い、これから少し休みもあるので、選手のコンディションを回復させ、けが人が何人か戻ってきてくれるといい」

Ｑ：首位の鹿島を破った意味は？
「特に意味を探すとすれば、チームが成長していくために必要な『勝利者のメンタリティ』を持っているチームと間近に接し、彼らに勝ったことだ。今後、どの試合でも安定して戦い、最後まで集中していく大切さを学んで、今後に向かいたい。
　勝利者のメンタリティは、練習では学べない。こういうきわどい試合を勝って、初めて身に付けることができるもの。それをコンスタントに発揮できるようになるには、時間がかかる。
　広島は、下ではなく上を目指して戦うべきチームだ。そう思って、これからのリーグを戦っていきたい。その意思を、ただ思うだけでなく、ピッチの上で発揮してほしい。チームはまだまだ、成長のプロセスにある」

以上