8月1日（土） 2009 J1リーグ戦 第20節
磐田 3 - 2 千葉　（19:03／ヤマハ／11,297人）
得点者：11' 岡田隆（磐田）、12' 村井慎二（磐田）、37' 前田遼一（磐田）、57' 巻誠一郎（千葉）、59' 谷澤達也（千葉）
スカパー！再放送 Ch183 8/2（日）14:00〜（解説：桑原隆、実況：大石岳志、プレーヤー解説：名波浩、リポーター：荒木麻里子）
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●岡田隆選手（磐田）
Q：先制点は本当にスーパーゴールだったと思いますが、あのシーンを振り返ると？
「良い形で横からボールを受けられて、前にスペースがあるのはわかっていた。練習でもけっこうシュートは当たっていたので、シュートは打とうと決めていて、思い切り振り抜いた」

Q：（利き足ではない）右足でしたね。
「そうですね。相手の位置とかを考えて、右足でしか打てなかったので、右で打った」

Q：ゴールを決めた後の天に向けたポーズがすごく印象的でした。
「（6月に亡くなった）親父には本当に感謝しているし、親父が亡くなってから出る試合では、親父のために……もちろん応援してくれているサポーターとか、周りのたくさんの人のために戦うのはもちろんだけど、親父のためにもという思いはすごくあった。ゴールを決められたことは、僕自身すごく良かったし、親父も喜んでくれていると思う」

Q：その後、またもう1本右足で打ちましたね。
「あれは、調子に乗りました（笑）。（山本）康裕もフリーだったし、後半も左で打ったけど右サイドに駒野さんがいたので、もっと状況を見て、良いほうを選択していかないと展開も苦しくなってしまう。もっともっと判断の良いプレーをしないと、試合にも出ることが厳しくなってくると思うので、もっともっとプレーの精度を上げていきたい」

Q：後半は中盤でかなり苦しかった？
「そうですね。オレのところでミスがすごく多かったし、そこでもっと正確にボールをキープしたり、パスを出したりしないと、本当に厳しい展開になってしまう。ボールが来る前からしっかり準備をして、ボールがない人同士もっとつながってやっていかないといけないと思う」

Q：守備ではすごくポジションを意識しながらやっていたように見えましたが。
「そうですね。相手の2トップがキープ力があって、そこにボールをまず当ててからサイドに展開してというプレーが多かったので、まずクサビを入れさせないようなプレーは意識した。でも、けっこうボールを入れられてしまったし、相手に押し込まれる時間が多かったので、あそこは課題かなと思う」

Q：でも守備に関しては、監督もかなり評価してました
「本当にそういうところだけ。ミスが多かったので、反省だらけです」

●村井慎二選手（磐田）
「（得点の場面は）シュートを止められたのが自分の所に返ってきてくれたのでラッキーだった。（ドリブルのシーンでは）ゴールしか見えてなかったので、シンプルに行けたと思う」

Q：ボールを受ける前のプレーが良くなってきた部分？
「そうですね。練習でも、守備と攻撃でボールを持っていないときの動きをすごく考えながら過ごしてきた。まだまだ足りないけど、そこを意識しながらやっていきたい」

Q：そういう意味では、3点目のところの飛び出しは、その成果と？
「そうですね。練習でつねにやっていたので、それが出せたと思う。今までなかなかチームに貢献できなかったので、使ってくれたスタッフに感謝したい」

●駒野友一選手（磐田）
「（1点取られた後）2点目を入れられるまでの時間が短かったので、そこは改善していかないといけない。後半はボールをほとんど相手に支配されていたので、そこはチームとして苦しくなってしまうし、ホームだし改善していかないといけない」

Q：ネットバイアーノ選手にかなりキープされて、ラインも下げざるを得なかったと思いますが、そういう中で意識していたことは？
「2列目の動き出しを気をつけないといけないので、そこはしっかりついていこうとやっていた。日本人と違ってリーチもあるし、（ボールを奪うのは）難しいと思うので、その後の動き出している選手を気をつけないといけなかった。2点目をそれで決められたので、あそこは抑えていかなければいけない」

●山本康裕選手（磐田）
「左で村井さんが張っていた。僕は張って勝負というタイプではないので、中、中に入って、トップ下のような感じでやれれば良かったけど、前半はなかなかそういう形が作れなかったし、場所を見つけられなかった。後半はもっとアグレッシブに動き回ることで、そういうポジションも空いてくると思っていたので、立ち上がりのチャンスも含めてそういうプレーがつながったと思う。それを90分間続けることが大事だし、2点目は僕のマークのミスだったので、それを忘れることなく次に生かしていきたい。
もっとサイドに起点を作れれば落ち着いた展開になったと思うし、そういうところのボールの呼び込みがまだまだだったので、ポジショニングを含めて状況判断とか、ゲームを読む力というのを、もっともっと身につけていきたい」

●川口能活選手（磐田）
「千葉は気迫がすごくあったし、立ち上がりから非常に前に来ていた。うちはゲームを通して良くなかったけど、前半に3点うまく入った。後半もチャンスがあったけど、そこで決めきれなくて、千葉のリズムになってしまった。それで巻のシュートが入ってからは、本当に後手に回って耐えるのが精一杯だった。2点目を与えてしまったことも良くなかったが、その後なんとか我慢したことは、次につながると思う」

Q：我慢しきれた理由は？
「どうしてかというのはよくわからないけど、みんなが必死に頑張れるようになったということと、リードもあったし、有利な精神状態で落ち着いて戦えていたと思う」

●青木良太選手（千葉）
Q：内容的には手応えのあるサッカーはできた？
「そうですね。やっているほうも、見ている人も楽しんでもらえたかなと思う。ただ、結局は結果なので、反省点のほうが多いと思う。前半は、立ち上がりの入り方は良かったけど、ああいうミドルシュートで流れが変わってしまって、続けて失点してしまったのが良くなかった。今は取られたら取り返すという気持ちでやっているけど、3点取られてしまうと正直厳しいところがある。みんなが（前に）出たところでリスクマネージメントをしっかりしながら、ミスもみんなでカバーして。（益山）司のところで取られちゃってかわいそうだけど、もう少しみんなでカバーしてやれれば良かった。あいつだけのせいじゃないし、司もこれを次につなげてもらいたい」

Q：後半のネットバイアーノ選手を軸にした攻撃は、今後に向けて自信になる？
「そうですね。全体的に動きもあったし、ネット（バイアーノ）が入って起点ができると、タメも作れるし、周りも動きやすい。あのバリエーションに関してはすごく良い形だと思うし、今までにない攻撃パターンかなと思う」

●ネットバイアーノ選手（千葉）
「ゲームに入ってゲームを変えることを監督には求められていたけど、結果としてはそれができなかった。勝利につながるプレーをすることはできなかった。2試合負けたということもあるし、千葉が今ある状況を打開していくために、精一杯頑張りたい」

Q：今日は足下に多くのボールが入って、自分の特徴は出しやすかった？
「僕自身がやらなければいけないプレーは、ああやってグラウンダーのボールを受けて、味方にパスをつないだり、自分自身でターンしてシュートを打つこと。そういうのが自分の得意とするプレーなので、今後も引き続きそこに重点を置いてやっていきたい」

以上