7月25日（土） 2009 J1リーグ戦 第19節
Ｆ東京 0 - 0 広島　（18:03／味スタ／27,846人）
スカパー！再放送 Ch308 7/26（日）09:00〜（解説：福西崇史、実況：西岡明彦）
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●ペトロヴィッチ監督（広島）：
「F東京はここのところ素晴らしい戦いで連勝をしてきた調子のいいチームだということは良く分かっていました。相手は、我々のミスを誘って速攻を仕掛けてくるという戦いを狙ってきたと思います。我々は前節と引き続き、我慢できた戦いができたと思います。ディフェンスもしっかりとできたし、そこから速攻を仕掛けられたと思います。

この夏、リーグ戦がここまできた中で、いつも戦っている柏木や佐藤寿人は疲労の色が見られた。今日のゲームは、ベンチの中から同じぐらいの力を持った選手が出て行くことができれば、このゲームをものにできたかもしれません。しかしながら、選手は全力で戦い引き分けをモノにしてくれた。すべての戦いにおいて選手は毎試合毎試合戦ってくれている。そういった選手を褒めてあげたいと思います。やはりけが人が多い中で、GKだったり、出場停止でミキッチ選手、槙野選手あるいは他にも出場できなかった選手が何人かいる。そういった中でもチームは、ともに力を合わせて戦い今日の試合では引き分けという結果を残してくれたことは良かった。私自身このチームを率いることができて幸せに思います。

今日のゲームは、本当の決定的なシーンはなかったかもしれませんが、ゴールの匂いがするシーンは我々にもFC東京にもあったと思います。この気温の中、厳しい状況だったと思いますが、素晴らしいリーグ戦の戦いだったと思う。FC東京というのは、やはり素晴らしいチームだと思います」

Q:試合の終盤にガス欠のようになって、失点して惜しいゲームを落とすということが連敗中は多かったと思いますが。前節や今日の終盤は改善されていたのではないか。
「コンディションに関しては、我々は高いレベルにあるチームだと思います。ただ、2週間の中で改善できるものではない。3連敗した中で終盤失点して負けた試合が続いた。その試合に関しては終盤を迎える前に決定的なシーンを何度も決められず選手の中には怖さが出てしまっていた。そういったものが影響していたと思う。京都戦や浦和戦だったり、２−０、３−０でリードすることができていれば、後半運動量が落ちたとしてもそれほど走らなくていい。若い選手が多いので、チャンスをものに出来ないと、メンタルにも影響がでてくると思う」

Q：広島もF東京も我慢した試合だったと思いますが、我慢した中でチャンスを狙えていたと思いますか。
「もちろん試合の中で点を取りに行きたい勝ちに行きたいということも考えた。しかしながら自分たちの置かれている状況を考えたら、入ってきた横竹翔は良くやってくれたと思います。ただ、最後のシーンで楽山にワンタッチで出していればというシーンに象徴されるように今日のゲームでは考えざるをえない状況だったと思います。

今日のゲームに槙野、ミキッチ、森崎カズ選手がベンチに座っていれば、今日の結果は違っていたかもしれない。そういったいない選手のことをいっても仕方ない。我々は我々の置かれた環境の中でやっていくしかない。我々は唯一3人のGKが怪我して4番手のGKが出てきても、あるいはけが人が多くても補強はしないという奇跡に近いそういうチームかもしれません。ただ我々にとってはそれはノーマルなこと。それは私にとってもノーマル。とにかく私自身は自分の選手たちとトレーニングできることを幸せに思っています。色んなサッカーを見てくれている人がサンフレッチェのサッカーは面白い、興味深いサッカーをしていると言ってくれることがチームにとっては幸福なことだと思います。横竹や、平繁や4番手のGKが出てもサンフレッチェのサッカーは面白いといってくれることが我々にとってはうれしいこと。監督にとってもそれは面白いこと、もちろん難しいことではありますが。徐々に白髪も増えつつありますけどね（笑）

Q：今日のゲームの勝点１には満足していますか？
「もちろん試合の中で、点を取っていれば勝っているかもしれないというシーンはありましたが、1ポイント取れたことには満足しています」

以上