6月20日（土） 2009 J1リーグ戦 第14節
清水 4 - 1 山形　（15:04／アウスタ／17,865人）
得点者：5' 原一樹（清水）、9' オウンゴ−ル（清水）、46' 廣瀬智靖（山形）、51' 岡崎慎司（清水）、60' ヨンセン（清水）
スカパー！再放送 Ch183 6/21（日）05:00〜（解説：澤登正朗、実況：桑原学、リポーター：真鍋摩緒）
勝敗予想ゲーム | JOMO CUPスタメン予想投票
----------

●児玉新選手（清水）：
Ｑ：暑さの中でも立ち上がりから激しくいきましたね。
「立ち上がりはしっかり入ろうとのはあったし、ガンガンいってボールも取れたし、良い感じで攻撃もできて、点も取れたし、入り方は良かったと思う」

Ｑ：ペース配分はとくに考えなかった？
「暑いので、後からしんどくなるよりは、早めに立ち上がりで点が取れれば良いと思ったし、その後の展開も楽になると思っていた。2点先に取れて、相手も出てくるし、うまくいなしながらやれたらいいと思っていた。ただ、後半立ち上がりに入れられたので、それはいちばんやってはいけないパターンだったと思う」

Ｑ：再開初戦で良いリスタートが切れましたね。
「そうですね。良かったと思います」

Ｑ：ここから上乗せしたい部分は？
「なかなかこういう感じで進められる試合もないと思うし、ゼロで抑えたかった。でも、暑い中で前の選手がすごくボールを追ってくれたので、それはすごく助かったし、最後まで流れを相手に渡さずにやれたのは良かった」

●兵働昭弘選手（清水）：
「2点目を取った後、ちょっと休んじゃったというか、なかなかテンポが上がらなくて、3点目を狙いにいってはいたけど、少しうまくいってなかった。後半立ち上がり、集中して入ろうと言って、ああやって取られてしまった。結果は4点取って快勝といえば快勝だけど、まだまだいろいろ課題はあるかなと思う」

Ｑ：前半2-0になってから、落ち着いてゲームコントロールできていた部分もあったと思うが。
「それもあるけど、コントロールしながら、仕掛けるときにもうちょっと……縦パスが入ったときにうまくアクションを起こしてサイドを崩すという展開に持っていければ良かったけど。もちろん、キープすることも大事だけど、どこかでうまくアクセントをつけられたら、さらに良かった」

Ｑ：行くときは行くという中で、『行く』が今ひとつだったと？
「そう。そこがもうちょっと決まっていれば、かなり良かった言えると思うけど」

Ｑ：DFラインの顔ぶれが変わったが。
「問題なかったと思う。非常にバランス良くやれていたし、両サイドバックも高い位置をとって攻撃に参加していたし、よくできたと思う」

Ｑ：攻撃のパターンとしても、いくつか良い形が出たと思うが、手応えは？
「そうですね。山形が組織で守ってくるというのはわかっていたので、うまくポジションを入れ替わったりとか、2列目の選手がFWを追い越して飛び出したりとか、そういう大きな動きがうまく入って、崩せていたかなと思う」

Ｑ：そこは次につながりますね。
「そうですね。ショートパスをつないで崩すというところと、大きい展開で一発で崩すというのが、うまく両方できていたと思う」

●太田宏介選手（清水）：
Ｑ：今日はドリブルの仕掛けが多かったが。
「前回の山形のときもガンガン行けたので、一発目で仕掛ければ相手にもプレッシャーをかけられると思っていた。けっこう前にも行けたので良かった」

Ｑ：仕掛けてもボールを取られなかったですよね。
「そうですね。うまく身体も入って、手も使えてガードができていたと思う。ゲームの中での余裕が少しずつ出てきているので、自信にはなると思う。今日は自分の前にすごくスペースがあって、岡崎くんが中に入ってスペースを空けたりしてくれていたので、自分が（ドリブルで）突っかけて、無理ならまた下げてとか、そういう相手をいなすようなプレーが、余裕を持ってできた。もっと前に仕掛けられるチャンスが増えればいちばんだけど、今日はちゃんとバランスもとれていたし、行くときはちゃんと行けたので、ボチボチです」

Ｑ：初めて組んだDF4人の手応えは？
「練習の中でも何回もやれているし、個人の特徴もわかってきて、ゲームに入っても全然問題なくやれている。前回の新潟戦のときも（児玉）新さんが真ん中に入った新しい形だったけど、それで結果もついてきているので、自信を持ってやっていきたい」

Ｑ：中への絞りもうまくできた？
「そうですね。相手の左サイドからのクロスに、絞ってうまく対応できるようにと言われていたので、そこがちゃんとできて良かった」

●原一樹選手（清水）：
「最後まであきらめない気持ちがゴールにつながったと思う。先制点が大きいと思っていたので、それが取れて良かった」

Ｑ：ドリブルでの仕掛けも効果的だったが。
「チーム全体で、ディフェンスからビルドアップがしっかりできて、自分がボールを受けるときは相手が後追いになっている状況だったので、相手が遅れて入ってきて1枚しかいなくて、それをひとつかわせば中も遅れた状態になっていた。4点目のフローデのゴールもそうだと思うし、DFラインから中盤も含めてチーム全体が良い流れでボールを動かせたと思う」

Ｑ：自分自身のパフォーマンスは？
「オカが帰ってきて、ここでダメだったらFWで出られなくなるし、分岐点になると思ったので、ナビスコでやってきたことを継続して出さなければいけないという気持ちも強く持って試合に臨んだ。チームが勝てたことはいちばんうれしいし、その中で自分も勝利に貢献できたのは良かった」

●岡崎慎司選手（清水）：
「自分がマークを外して失点したので、責任を感じていた。取り返そうと思っていたし、ゴールを決めて、勝てたので良かった」

Ｑ：あの角度からのシュートは、自分の中でも得意と言える？
「得意というか、あれだけ裏へ抜け出せたら決めないといけないので。浮いているボールというのは、あの角度で決めやすいかなとは思う」

Ｑ：ウズベキスタン戦のゴールとも形が少し似てますよね。
「そうですね。胸トラップしてからなので。本当に決められたことにホッとしているし、いろんな思いはあった。失点に絡んだので、やらないといけないと思っていたし、決められて良かった」

Ｑ：自分からボールを呼び込む動きができてましたよね。
「そうですね。前半からああいう斜めに動くのはやっていたし、ボールが出なくても繰り返そうと思っていた。それが良い形で出たときに、ああいうチャンスになるということがわかったので、繰り返すことが大事だなと思う。味方もその動きを見てくれているし、良い動きをすれば出てくるので、それをもっと頑張って心がけたい」

Ｑ：監督から後半もやれるかという話はあった？
「（ハーフタイムに）行けるかと言われたけど、点も取ってないし行きたいという思いが強かった」

Ｑ：代表では点を決めていたけど、チームではなかなか取れないのがあって、それが決まったのは？
「やっとホッとできたけど、ここからが戦いなので、またもっと点を取らないといけない。今日はFWが3人点を取ったので、理想の形だと思うし、勢いに乗れると思うし、頑張って次の試合も点を取りたい」

●長谷川悠選手（山形）：
「立ち上がりの入り方がすごく悪かったので、相手を勢いに乗せてしまった部分があった。自分としては、足下にも収まるところは収まったし、ゴールのチャンスもあったので、そこを決められれば、もうちょっと違った展開になったと思う」

Ｑ：久しぶりのゲームで、個人的には手応えもあった？
「そうですね。休んだことでリフレッシュできた部分もあったので。でも、今日はチームの戦い方がはっきりしなくて、立ち上がりで簡単なミスからやられてしまったので、そういうところは良くない」

Ｑ：攻撃面ではチャンスもあったと思うが。
「チャンスは何回かあったけど、1人1人の距離感とかが良くないので、ボールもうまく回らない場面が多いし、プレスをかけられる場面も多いので、何とかそういうところを改善していきたい」

●石川竜也選手（山形）：
「先に失点しないように集中してやるというのは言っていたけど、2点目はしょうがないとしても、1点目はもったいなかった。あの時間で2失点してしまって、うちとしてはすごく苦しかった」

Ｑ：その中でも何度か石川選手から良いクロスが入っていたと思いますが。
「時間はあったので、上げるチャンスはあったけど、どうしても中に1枚しかいなくて。1枚だと本当にピッタリ合わないとチャンスにならないし、3枚ぐらい入ってこられればいいなと思うけど、どうしても守備に追われて前に行く力がないことが最近多い。ハードワークしている分、チャンスの時に上がっていけないというのがあるので、そこはうちの課題だと思う」

Ｑ：全体的になかなか押し上げきれないと？
「そうですね。ボールを回させているのはいいけど、どうしてもラインは引いて守らないといけないので、そこから取った後のスピードアップというのは、まだちょっと……うまくいかなかったり、また奪われたりすることが多いので、サイドバックとしても上がるタイミングがつかみづらいというのはある」

以上