6月13日（土） 2009 ヤマザキナビスコカップ
京都 0 - 3 柏　（14:00／西京極／7,317人）
得点者：12' 菅沼実（柏）、49' 李忠成（柏）、51' 菅沼実（柏）
★ヤマザキナビスコカップ特集
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●加藤久監督（京都）：
「こんにちは。まずは今日、スタジアムに足を運んで頂いた全てのお客さんにこういう試合を見せたことをお詫びしたいと思います。気温がかなり上がって選手にしてはかなり過酷な試合だったことは確かですが、特に我々のチームはその間違いなくそういった影響はあったと思いますが、それプラス、このゲームに対するモチベーションというか、そういうものを少し失っていたと思います。そういうモチベーションを与えられなかったということは自分の責任でありますし。本当に、選手は必死にやろうとはしていましたけど、ただ、どんなどういう見方をしても、サッカーの試合としては最低ランクの試合だったと思います。本当に申し訳ないと思っています。
この試合に向けて、スタジアムに足を運んで下さる皆さんに対しては、一番いいメンバーで臨みたいと思っていましたけども、ただ、そういう選手たちがゲームの意味というか、そういうものに対して燃えるといった要素を少なかったのかなと思いますし。結果論ですけど若手の選手にガラッと変えてということをやっていればもっとましなゲームになっていたのかなと、今思うことはそういうことです。いずれにしましてもホームでこういう試合を見せてしまったことをサンガのサポーターだけでなく柏から来た、柏のサポーターに対してもサッカーの醍醐味とか、サッカーの素晴らしさというのを見せるのが我々の使命ですけど、そういうのを見せられなかった。ほとんどの人がつまらない時間を過ごしたんじゃないかと、そういう風に過ごさせたことを非常に恥ずかしく思っています。これでナビスコは終わって、次にリーグ戦は始まりますので、もうこれで、いい訳のきかない試合に入っていきますのでもう一回チームの手綱を根本から締めて戦わないといけないと思っています」

Ｑ：最初の失点は、2列目からの飛び出しを許したものですが、F東京戦でもこういう2列目からの失点だったと思うのですが、この点についてどう感じているか。
「中盤の選手の構成にも問題があったとも思います。まずはしっかりしたディフェンスの意識というのを作らなくてはいけないと思います。いわゆる、ダーティワーク、ハードワーク出来る選手を並べたということも一つの要因だと思いますし、もう一つは最終ラインのところで、ゾーンディフェンスで（渡邉）大剛の横のスペースをカバーすべき人間が人に引っ張られていたと。ゾーンで、最初に人に引っ張られたらゾーンでなくなってしまうということです。
点を取られたところ以外にも3回、そういうシーンがありました。そこは普段、もっといい状態だと隠れている部分はあるんですが、今日みたいに思考が停止している状態だと昔の習慣が顔を出すという風に感じます。2列目から飛び出すということは普通にあることなので普通に止めないといけないとシーンだったと思いますが、思考が停止していた状態だったと思いますし、昔の悪い習慣が顔を出してしまったということです。ハーフタイムにはその辺のことは話をしましたけど」

Ｑ：交代の意図は？
「一つは前線の選手にボールが収められなかったこと。しっかりラインを押し上げて相手の陣内に押し込んでいくというサッカーをしていくためには前でしっかりボールが収まるような精度というのは必要だと思います。今日は相手のディフェンスが良かったというよりはいろんなとこで、シンプルなミスが多すぎた。例えばトラップのミス、落とすボールのミスそういうことの繰り返しでだんだんだんだん自分たちのリズムを崩していったヤナギ（柳沢敦）に関しては本当は彼を引っ込めようかと思っていたのですが、少しディエゴとの絡みというのをリーグ戦の前に作っておきたいと思っていまして、少し引っ張ることにしました。
後は相手のワイドの、サイドからの攻撃に対してキチッとこちらの中盤の選手がゾーンを消すという仕事をして欲しくて、中村太亮と加藤弘堅を入れましたが悪い空気の中に彼らを入れてしまったと。彼らも精神力でそれを跳ね返すよりか悪い方に引っ張られたままゲームに入らせてしまったなと思います。彼らを入れたのは相手のサイドのスペースを消そうという狙いです」

以上