6月3日（水） 2009 J2リーグ戦 第19節
仙台 1 - 0 岡山　（19:04／宮城ス／8,506人）
得点者：45' マルセロソアレス（仙台）
スカパー！再放送 Ch181 6/4（木）07:30〜（解説：鈴木武一、実況：守屋周、リポーター：村林いづみ）
☆勝敗予想ゲーム
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●手塚聡監督（岡山）：

「連敗中ではあるが、チームとして少しずつJリーグのゲームに慣れてきたのか、なかなか結果は出ないが、ここ３試合ほどは少しずつ戦えるようになってきた。
　今日も同じようなフォーメーションで、上位のチームとの3連戦の2試合目を戦ったが、ある程度仙台の攻撃の特徴を考えた。
　前半、相手のミスで助かって0で終えて、後半開始１分もたたないうちに、サイドのオーバーラップしてきた選手のところから崩されて失点してしまった。
　またすぐにゲームがある。ホームでのセレッソ戦にむけて、できるだけいいコンディションで臨み、今度こそは勝点を取れるゲームをしたい」

Q:勝負を分けたもの、課題は何か？
「ほとんどのチームに対してそうだが、我々がイニシアチブを取ってゲームをコントロールするゲームはほとんど無い。その中で辛抱しながら、失点を早い時間にしないことが重要。そういう中で集中してやれていたが、よく言われる後半開始のところで、ちょっとした経験の差というか、頭では分かっていてもそれをピッチの上で表現しきれないところを突かれた。
　同じことを繰り返さないことを、今日の敗戦、失点から学べばいいと思う」

Q:相手が一人少なくなっても１点が取れなかった、攻撃力不足については？
「この連敗中、まだ１点しか取れていないわけで、逆に言うと、今我慢の時かなという中で、今日のゲームも退場者が出たが、ちょっとややこしくなるかなというくらい辛抱し、最低でも前半０、あるいは後半も０−１のままなら、ワンチャンスで１点を取る可能性はあるので、そういう辛抱してやっていく中で、あとは日頃のトレーニングを繰り返し、質を上げていくしかない。
　結果が出ないと自信を持つことも難しいと思うが、ある意味うちのチームは、大量失点を連続してした時から、少しずつ我慢ができてきている。ただ現実として、なかなか点が取れていないのは事実だから、トレーニングで質を上げていくのを繰り返していくしかない」

Q:１点ビハインドとなった後半、メンバー交代を行っていく中でも、あまり前がかりとなることなくシステムを維持し、中盤も枚数を保ち守備に戻らせていた。これはうかつに前に出ると仙台に追加点を取られる危険を考えたのか？それともやはり、守りを固めていればいつかチャンスが来ると考えたのか？
「前節初めてフォーメーションを変えた（４−５−１）中で、その時も点は取れずに０−１だったが、中盤の５人の役割、中でも保坂の仕事ぶりからして、そこに誰かを外して前（FW）を２人にするという選択肢もあった。しかしそうやって形を崩すよりも、今日の流れで行くと、そのままでフレッシュな選手、違ったタイプの選手を入れた方が可能性があると思い、こういう交代をした」

Q:大量失点をしてきた時期に比べ失点は減っているが、このあたりに監督はチームの成長を感じているか？
「攻撃に行くにはある分リスクを冒したり、人を掛けたりというのが必要だと思うが、そこでシュートで終われれば、組織を整えて守備ができる。しかし、失い方が悪い、あるいは攻撃している時のリスクマネージメントが悪いというように、攻撃の方に頭が多く行って、カウンターでやられるというのがこれまでは多かった。そういう部分の修正は少しずつできているのではないかと思う」

Q:具体的には中盤の底、ボランチの部分が安定してきているか？
「相手がビルディングアップしている時に、できるだけ簡単にバイタルにボールをつけさせないとか、ボランチ２人のバランスとか、そういうところが少し、大量失点を続けた時よりは意識を持ってやれていると思う」

Q:セレッソ戦に向けて一言。
「やはり我々はプロのリーグにいるわけで、ちょっとチームが良くなったねとか、上位のチームに1失点で頑張ったねというだけでは、選手自身も満足しないだろうし、もちろん私もそう。ホームに戻ってまた上位のチームと当たるが、本当に今の良くなってきたかなというものを実感するには、勝点を取ったり勝つことが必要だと思うので、そういう気持ちでぶつかって、ホームで90分経ったらサポーターと共に喜べるような試合をしたい」

以上