岡山は今季からJ2加入ということで、様々な変化を体験しているのだが、ホームでの試合のたび、増えていくグッズもそのひとつ。どんどん充実していくラインナップの中で記録的大ヒットとなったのが、５月５日の子どもの日に合わせて発売された「ファジアーノ岡山オフィシャルトレーディングカード」だ。

　これはファジアーノ岡山と、そのサテライトチーム「ネクスファジ」登録の選手44人＋監督の計45枚のカードが、アトランダムに3枚入った1パック（200円）で、うち1枚は、カード面がきらきら光る「パラレルカード」。当日は開場とともに、コンコースの売り場へ急ぐ人たちで溢れ、あっという間に長蛇の列が出来上がった。「子どもたちに売り場までダッシュさせて、買えました〜」という家族連れは、さっそくパックの紙封筒を開いて、「あっ、○○選手だ」と興奮の声。1時間並んでようやく買えた、という大人も多かった。クラブ事務局は、子どもたちに負担にならない金額ということで3枚1パック＝200円に設定したが、大人買いする大人もいっぱいいたのだ。さらにこの日は、3パック買うごとにクジが一度引けたので、賞品までもらって、ゲーム開始までの時間ずっとカード絡みで盛り上がっていたはず。

　当日分は売り切れたが、後日、岡山駅前ドレミの街７階ファジアーノフットサルパークとwebでも販売されることとなった。買えなかった人たち（私を含む）もひと安心。と思っていたら、今後は別写真のカードが登場する可能性もあるのだとか。選手の最高にかっこいい一瞬を切り取ったような写真が揃っているのだが、何しろ第13節（5/5〜）に販売されたカードのため、ユニフォームではないトレーニングウェア姿の選手のカードも多い。そのあたりが更新されるのは嬉しいが、そうなると最初に販売されたカードは、よりレアな価値を帯びてくるのでは…という具合に、岡山の「トレカ」ブームは、この先も続きそうだ。練習見学にカード持参でやって来るファンも増えている。

　ところで、様々な場所で、監督ファンを公言していた私の元には監督のカードが集まりそうである。選手＋監督のカードとなると、やっぱり監督のカードはトランプのジョーカー的存在になったり…しませんか？

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2009.05.11 Reported by 尾原千明