「安藤さん」。富山vs岐阜の取材に行った富山総合運動公園陸上競技場の記者控え室で、一人の男性に声を掛けられた。胸には『J’s GOAL』のプレスパスがあり、「あっ、富山担当の赤壁さんだ」と思った瞬間、その顔を見て、ハッとさせられた。
見覚えのある顔…「あっ!!(某地元新聞の)赤壁さん!!!!」。記憶が一気にフラッシュバックし、筆者は目の前に立つ赤壁さんに思わず握手してしまった。
筆者と赤壁さんとの出会いは今から9年前に遡る。当時、銀行員だった筆者は、休みの日を利用しては、大好きな高校サッカーの取材(?)に行く日々を送っていた。その中で、富山第一高校サッカー部と深い繋がりのあった筆者は、年に数回、富山第一の試合に足を運んでいた。
そして2000年の高校選手権富山県大会準決勝で、筆者と当時某地元新聞の記者だった赤壁さんは知り合い、サッカー談義に花を咲かせた。決勝戦の水橋vs富山第一は大雨&強風で最悪な条件下で、2人で凍えながら試合を見た。試合は延長戦を戦い抜いて4-4と壮絶な打ち合いとなり、PK戦の末、水橋がFW中島裕希(現仙台)、FW明堂和也(現新潟)を擁する富山第一を下したのだが、その激闘は今でも深く思い出に刻まれていて、同時に赤壁さんとの出会いも思い出に刻まれていた。
その翌年もインターハイの富山県予選や選手権富山県予選でお会いし、いろんな話をしたが、それ以降は会う機会はなかった。
それから7年の歳月が経ち、僕の地元・岐阜のFC岐阜がJ2に昇格し、筆者はJ’s GOALの岐阜担当となり、そして今年、カターレ富山がJ2に昇格。「富山担当は誰がなるのだろう?」と思っていたとき、「赤壁さんというフリーライターの方が担当になりました」と聞いた。「ん?赤壁って…」と思ったものの、赤壁さんは某地元新聞にいるはずで、同じ名字の違う人だろうと思っていた。
それがこの日、目の前に立っていたのは、『あの赤壁さん』。まさか9年の時を経て、同じJ’s GOALの担当ライターとして、それぞれが担当するチームが、Jの舞台で戦う日が来るなんて…。本当に感慨深いものがある。
筆者がサッカージャーナリストとしてまだ駆け出しの駆け出しだった頃に出会った赤壁さん。それがJの舞台でこうしてお互いのチームのことを語り合える。本当に人生って面白いものだ。
せっかくの再会だったが、残念ながら帰りの電車の時間もあり、ゆっくりと話すことが出来なかった。でも、これから時間を作って、酒でも飲みながら、ゆっくりと昔話に花を咲かせたい。
以上
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2009.04.30 Reported by 安藤隆人
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