4月26日（日） 2009 J2リーグ戦 第10節
富山 0 - 0 Ｃ大阪　（13:04／富山／2,595人）
スカパー！再放送 Ch180 4/27（月）15:00〜（解説：安井孝志、実況：永田実、リポーター：豊田麻衣）
☆顔写真クイズ｜勝敗予想ゲーム
----------

●楚輪博監督（富山）：

「前半はこの悪天候下のピッチ状態で、もう少しセレッソが蹴ってくるのかなと思っていたが、しっかりつないできた。まして、８（香川）・７（乾）そして１１（柿谷）のところでドリブルからパス＆ゴーという形で来て、少し戸惑いがあった。しかし前半０−０だったので、ハーフタイムに『切り替えてマークの受け渡しをしてパス＆ゴーに付いていこう』と言った。サイドからセンタリングの速いボールが入るとかでなく、サイドからワンツーで抜いてくるという中で、しっかりマークの受け渡しをしようということを徹底した。終わり頃には速いボールやファーサイドにセンタリングが上がったりしたが、選手達がしっかり対応してくれた。舩津くんの最後にリカバーした場面がいちばん危なかったシーンかなと思うが、１位のチームに０−０で終われたということは、試合間隔は短いが次の岐阜戦（４／２９＠富山）に向けて選手達の自信になったかなと思う」

Q：今日はシステムの変更があったが、そのねらいと効果は？
「先週、セレッソが１−４で敗れた試合をビデオで見た。中盤の厚さとボールポゼッションの部分で、うちが耐えられるかなというのがあったので、４−２−３−１というか１トップ気味でやった。その意味で、木本や上園が２列目からトップに上がっていくという守備の方法についてはしっかり対応できた。ただ、点を取りに行くという時には永富選手が１枚で張っていることが多くてサポートが少なかったかなと。そのサポートがあれば、もう少し押し上げが効いてボールポゼッションができたかなと思う。システム上は、４−２−３−１というのは１枚前に出れば４−４−２なので、そんなにこれまでと変わりはなかったが、メンツのほうで長谷川、石田、舩津という選手達がしっかり対応してくれた。先ほども言ったが、舩津のリカバー、チャレンジというのがしっかりできたと思う」

Q：セレッソのクルピ監督がGK中川をほめていたが、監督の評価は？
「ミドルシュート３本くらい好セーブを見せたし、センタリングやCKに対してもよかった。うしろの選手にとって、GKがパンチングをしてくれるというのがいちばんラクで、それは今日のゲームに限らず、うちのGKはこれぐらいのプレーをしてくれている。うちとしては、今日は普通じゃなかったかなと（笑）。ペナルティエリアで打たれるとなかなかセーブは難しいがミドルシュートはしっかり集中力を保っていれば、ポジショニングがしっかりしていれば、評価が高くなると私は思っている」

Q：悪天候の影響について
「うちにとってはむしろマイナスだと思うし、うちは相手に合わせるというよりも自分たちが組織的に守った中から次のカウンターというチーム。確かに中川がよい守備をしているが、向こうのGKもうちの朝日が２本くらい打ったしGKと１対１のシーンもあったがセーブされている。うちがずっと守って戦ったのではなく、決定機というのが２〜３本あったと思う。それがサッカーですから、勝負のところで全員が頑張らないと。1人が頑張るんじゃなくて、全員が頑張ることでコースの限定ができたりするのであって、GKが頑張ったとかいうことでなくトータルで０−０だったという部分では全員が頑張ったのだと思う。天候に左右されるほど、雨で強いとか晴れで強いというサッカーではないので、僕自身はそんなふうには思っていなかった

Q：今日で勝点１０になったことについて
「１０試合といっても１試合１試合ですから。よく頑張っているとか足りないとかでなく、一戦一戦やっての結果としてよく頑張ったねと。このゲームは最低だったというのは、これまでの中で１試合もなかった。そういう意味では選手達はよく頑張ったと思う。総評的に今の順位とか勝点とか言うのではなく、１つ１つの試合で選手達はよく頑張っていると思う」

Q：試合間隔が短くなるが？
「これはすでに話をしているが、中２日というのが３試合あると。うちは３０人の選手でやっているので、いつでも準備をしておくと。今メンバーからはずれているからとか、今どうこうとかいうことでなく、誰が出てもいいようにと。今日も３選手交代枠を使ったわけで、それぞれがよいモチベーションを持って今週、来週の準備をしてほしいと言った。選手、スタッフ、フロントを含めたカターレの総力ということで、今回のお客さんの人数などのいろんなことも含めて、フロントの力、現場の力など一丸となって乗り切っていきたい。

（最後に）またね〜、また水曜日に頑張ろうね。ファイト！」

以上