2009年４月19日J２第９節甲府ｖｓ東京V（２−１●）、DF那須川将大が念願のJデビューを飾った。
チームにとっては悔しい敗戦となったが、那須川本人には生涯忘れない試合となったに違いない。
「緊張よりも嬉しいです。チャンスがきたら思い切りやりたい」と期待に胸を膨らませて前泊への移動バスに乗り込んだルーキーは、後半20分、左サイドバックとしてプロのピッチに立った。

これで、DF藤田優人、FW林陵平、DF那須川と東京Vは今季獲得した大卒ルーキー３名全員がデビューを果たしたことになる。
「大卒の新人３人全員が試合に出られたことはとても嬉しい。これからの東京Vを背負って立つという強い気持ちを持って、チームを引っ張っていけるようにならないと」と、前節（第８節ｖｓ鳥栖戦）一足早く出場機を得た林も同期のデビューを我がことのように喜んだ。
また、前節プロ初先発＆初ゴールを決めた林の活躍に、藤田も「一緒のピッチに立って、林が決めてくれて、僕にとっても特別な試合となった。嬉しいと同時に、負けられないとも思う」と、良い刺激を受けているようだ。

とはいえ、「ようやくスタートラインに立った」（林）。本当の勝負はここからだということも十分理解している。
プロとして、自分の力を『チームのために』どれだけ生かせるかがこれからの課題となる。
この先も、互いに切磋琢磨しあいながら、チームの主力への成長を目指す。

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2009.04.20 Reported by 上岡真里江