4月17日（金）J1 第6節 Ｇ大阪 vs 山形（19:30KICK OFF/大阪）
スカパー！生中継 Ch308 19:25〜（解説：川勝良一、実況：八塚浩）
☆勝敗予想ゲームは第1ターン最終節！☆金曜19時半締切！
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　J1リーグにおいては初めての対戦となる山形を迎えてのホームゲーム。J1リーグではここ３試合、白星に見放されているG大阪に対し、山形は2連勝中と状況は対照的だが、それが今節の結果にも反映するのか。あるいは、『アジアチャンピオン』の称号を持ち、シーズン前の各媒体では優勝クラブに予想されていたG大阪が、『最下位』の不名誉な予想をされることの多かった山形を、そのプライドに懸けて、一蹴するのか。見所の多い対戦となりそうだ。

　J1での対戦は初めてとはいえ、G大阪と山形とは何かと縁がある。
　まずは過去に山形に在籍した選手が2人。FWレアンドロは05年に大宮でJリーグでのキャリアをスタートさせ、以降、ステップアップを図る中で山形、神戸を経てG大阪に辿りついた。 その山形時代はコンスタントに試合に出場する中で23得点を挙げるなど大活躍。本人もかねてから「自分にとっては思い出深い場所の1つ」と話しており、今回の対戦を楽しみにしている。しかも彼にとって先の大宮戦（4/12）に続き、今節の山形、次節の神戸（4/26＠ホムスタ）と、彼が在籍してきたJリーグのクラブの順に古巣対決が続く。残念ながら先の大宮戦は自らゴールを挙げながらも惜敗したことも踏まえ、今節での白星は「チームの勝利に繋がるゴールを挙げたい」と息巻く。その言葉通りの活躍が見られれば、というより、彼がゴールに絡むシーンが多く見られれば勝利により近づくことだろう。
　またMF佐々木勇人はFWレアンドロより一足早く昨年、G大阪に仲間入りを果たした。そのきっかけになったのが、2007年の第87回天皇杯の4回戦。『G大阪vs山形』 だ。結果的にはG大阪が120分の延長戦後のPK戦を制し勝利したが、この一戦で存在感を示したことがMF佐々木のG大阪移籍に繋がった。その佐々木だが、昨年のスタート時はDF加地亮の故障もあり右サイドバックという不慣れなポジションでの起用だったこと、またG大阪サッカーの生命線とも言える中盤での競争の中でなかなか持ち味を出し切れず、頭角を現すのに時間がかかったが、シーズン中盤以降はチームに慣れたこともあり、存在感を発揮。小柄な身体から繰り出されるダイナミックな攻撃参加に今では“ボールを持つ度に歓声があがる選手”の一人にもなった。それは今季も健在で、激しい競争の中で途中出場が続いているものの、短い時間でも結果を残せる選手の一人として西野朗監督の信頼も厚い。今節でも与えられた時間の中で結果を求めたプレーを示してくれるに違いない。
「山形は３年間お世話になり、Jリーグデビューもさせてくれたクラブ。こうしてJ1で対戦できることを嬉しく思うし、成長した姿を見せられればと思う（MF佐々木）」
　
というような『縁』を踏まえても、山形もまたこの一戦に特別な思いで挑んでくることは間違いなさそう。その山形の注目は、昨年のJ2リーグで13ゴールを挙げる活躍を示したFW長谷川悠と2トップを組み、J1での経験が浅いチームを牽引するFW古橋達弥。といっても本人のJ1でのプレーもC大阪時代の05、06年シーズンのみと決して多くはないが、辿ったキャリアを見てもその経験値の高さは山形にとって大きなプラス材料。しかも小林伸二監督とも05年に共に仕事をし、J1初優勝にあと一歩のところまで迫るなど、小林サッカーを熟知しているのも強みだろう。ちなみに、その初優勝を拒んだのが、ミラクルな逆転劇で初優勝を遂げたG大阪。と考えれば、小林監督にとって、また古橋にとっても違う思い入れが『G大阪』戦に込められていることも十分に考えられるだろう。

　この日はG大阪のホームゲームとしては初の平日の金曜日開催。翌週のACL・スリウィジャヤ（＠インドネシア）とのアウェイ遠征を考慮しての日程で、キックオフも、仕事を終えてからファンが駆けつけられるようにと19時30分に設定されている。また仕事後のファンの方の移動を助けるべく、梅田からはビジネスシャトルの運行も決定！　この日から、平日開催ゲームに限り『ハーフタイム割引当日チケット』（＊注1)が新発売されることも決定した。ぜひ、多くの方に足を運んでもらい
たい。

以上

（＊注1)平日開催において学生や会社勤めの方により多くスタジアムにご来場いただこうと、ハーフタイム以降の割引チケットの販売が決定した。ハーフタイム開始以降、万博スタジアム当日券販売場にて購入できる。価格等は　/jsgoal_archive/official/gosaka/00080883.html　


2009.04.16 Reported by 高村美砂