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【J2:第7節 湘南 vs 東京V】レポート:湘南が前節の惜敗を活かし、無失点勝利でリスタートを切る。敗れた東京Vも内容に手応え。(09.04.12)

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4月11日(土) 2009 J2リーグ戦 第7節
湘南 2 - 0 東京V (16:03/平塚/7,105人)
得点者:22' ジャーン(湘南)、85' アジエル(湘南)
スカパー!再放送 Ch183 4/14(火)17:30〜(解説:都並敏史、実況:中村義昭、リポーター:児玉美保)
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キックオフ直後、アウェイチームが攻め立てる。右サイドバックの永里源気が仕掛けてクロスを送り、滝澤邦彦がこぼれを拾って逆サイドからふたたびクロスを入れた。大黒将志のヘディングシュートまでわずか数十秒しか経っていない。

このように東京Vはボールを持つや両サイドバックが高い位置をとり、ドリブルやクロスでサイドから攻めた。だが一方、「クロスを上げさせてもなかで撥ね返してくれた」と臼井幸平が語るとおり、湘南はそれを機にカウンターに転じる。19分には、その臼井が攻守の素早い切り替えから手薄な右サイドに自ら持ち込み、クロスを送った。逆サイドで受けたのは阿部吉朗だ。ワントラップから狙ったシュートは、しかし惜しくもサイドネットに絡みとられている。

ところで今季の湘南はクロスが極めて少ない。個々の距離が近く、ショートパスを繋ぐ、なによりゴールに直結する縦方向への意識が高いからだ。そうした過去6戦に比べると、この日はクロスの数が多かった。それもどうやら狙いのひとつだったようだ。くだんの臼井も、「けっこうスペースが空いていた」と振り返っている。

東京V対策について、反町康治監督はこうも明かしている。
「相手はコーナーキックでボールを奪ってから大黒に当ててのカウンターが強い。そこで、最初にショートコーナーをやって、幸平(臼井)が前に出て行くことによって大黒が戻らざるをえないような状況をつくらせた。そうすれば向こうの攻撃を半減できる」

開始間もない3分の場面である。湘南はショートコーナーを使い、阿部から坂本紘司にふたたび戻し、臼井が走りこんでミドルを狙っている。カウンターに備えセンターサークル付近に構えていた大黒も臼井に付かざるをえない。すなわち敵のキープレイヤーに、守備の可能性という釘を冒頭に刺したわけだ。

指揮官のそうした緻密な分析と選手たちの実行によって敵のストロングポイントを消しつつ、湘南はコーナーキックから先制の場面を迎えた。22分、坂本からのクロスを山口貴弘が蹴りこむ。怪我から復帰し、開幕戦以来のスタメンを掴んだDFのシュートを契機に、最後はジャーンが左足でねじ込んだ。

シュートの雨を降らせるなど、その後も湘南優勢のまま折り返すと、東京Vも後半反撃に転じる。滝澤のスルーパスに飯尾一慶がペナルティエリアに侵入し、あるいはカウンターからゴールを目指す。くわえて、GK土肥洋一の好守がピンチを救ってもいた。かたや湘南は山口の攻撃参加を絡めるなどして応戦し、東京Vが平本一樹と船越勇蔵を入れた57分と71分の交代直後のセットプレーも凌ぐ。ジャーンと村松大輔を中心とするディフェンスは堅い。そして85分、アジエルと阿部、山口がカウンターを仕掛ける。阿部の切り返しのシュートはまたしてもGK土肥に阻まれるが、こぼれ球に詰めたアジエルが右足を振り抜き、湘南通算500点となるメモリアルゴールでゲームを仕上げたのだった。付け加えるなら、「ジャーンが499点目、ボクが500点目と、試合前から話していたんだ」と白い歯を見せた、してやったりのゴールだった。

「悔しい。でも選手たちは失点後も自信を失わずに攻め続けました。そういう姿勢はここまでのゲームを振り返ってもなかった。きょうの内容、ファイト、プレーをしてくれれば、きっと勝点を拾っていけるのではないかと思っています」試合後、高木琢也監督は敗戦のなかにも手応えを感じ取っていた。事実、今節の内容には仙台戦を終えてからの1週間の準備の跡が窺えた。次節は中三日でホームに鳥栖を迎える。「ファイト」を測るには格好の相手といえるだろう。

一方、湘南の反町監督は言う。
「相手に1対1で勝つというポジティブな話をしてピッチに送り出しました。それが効いたのか、きょうは非常に堂々とやっていたのではないかと思います。このまえの鳥栖戦の敗戦から学んだことをピッチで出すことができたことは、大きな収穫だと思っています」

このゲームのひとつのテーマだった「執着心」は内容と結果に表れた。ただし反町監督は、「一試合一試合、積み重ねていくしかない」とも語っている。大切な「つぎ」は敵地、熊本に臨む。

以上

2009.04.12 Reported by 隈元大吾
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