4月4日(土) 2009 J1リーグ戦 第4節
川崎F 3 - 1 名古屋 (15:05/等々力/20,148人)
得点者:23' マギヌン(名古屋)、24' ヴィトールジュニオール(川崎F)、29' 谷口博之(川崎F)、61' 鄭大世(川崎F)
スカパー!再放送 Ch183 4/7(火)21:00〜(解説:相馬直樹、実況:土井敏之、リポーター:石川葉子)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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川崎Fが「らしい」サッカーを取り戻した。先制されたその1分後に同点に追いつくと、さらにその5分後に練習どおりの形から逆転ゴールを決めた。後半にも1ゴールを追加しての快勝は今季のリーグ戦での初勝利となる。苦しんだ序盤の中、ようやく一息ついた形だが、それは名古屋という好敵手がもたらしてくれた勝利でもあった。
名古屋の立ち上がりの試合運びは予想通りのものだった。名古屋は極端に守るような事はなく、対戦相手の守備的な戦いに苦労してきた川崎Fにとって恩恵をもたらすこととなる。この日の名古屋は、川崎Fが持つ攻撃性を試す格好の相手となったのである。
名古屋は戦前の予想通りサイドを起点に攻撃を仕掛ける。6分には右サイドから中村直志がクロス。玉田圭司のシュートに結びつけるなど決定機を作り出す。
一方の川崎Fは、名古屋の攻撃を高い位置で食い止めると、そこからタテに早い攻撃へと転換。名古屋ゴールを脅かした。
試合が動いたのは前半の23分のこと。「久々にきれいに抜かれました」と森勇介に脱帽させるドリブル突破で小川佳純が左サイドを駆け上がりクロス。中央に走りこんだマギヌンが胸で押し込んで先制ゴールを決めた。
このゴールで発奮したのが、失点のきっかけとなってしまった森である。「自分で取り返すしかないと思った」と述べるそのプレーは、先制ゴールからわずか1分後に生まれる。森が右サイドを突破するとゴール前へと絶妙なクロス。左サイドハーフとして先発していたヴィトールが中央に絞る形でゴール前につめており、ダイレクトでこのクロスを蹴りこんだのである。勢いづく川崎Fは、29分にCKのチャンスを得ると、ヴィトールが練習どおりにファーサイドの寺田周平に合わせ、この折り返しを谷口博之がヘディングで流し込んだ。鮮やかな逆転劇に等々力は沸きかえった。
才能の片鱗は見せつつも、期待通りの働きとは言えなかった田坂祐介を前半でベンチに下げ、後半の頭から横山知伸を投入した関塚采配はずばりと当たる。同点ゴールを狙い攻撃に出ようとする名古屋の圧力を、横山、谷口の両ボランチコンビが中心となった粘り強い守備で押しとどめると、ボール支配率を高め、それを決定機に結びつけた。
後半は名古屋の攻撃が沈黙するが、それにしても能力の高い選手を擁するチームであることに変わりはない。次の1点がどちらに決まるのかで試合の行方は大きく変化するのは明白だった。そしてその一歩を踏み出したのは川崎Fだった。
61分に、横山が「狙っていました」という積極的な守備によって相手ボールを引っ掛けると、そのこぼれだまを鄭大世が拾ってドリブルを開始。増川隆洋をステップでかわし3点目をねじ込んだ。この場面。鄭大世のゴールまでの一連の流れに目が行きがちだが、ボールを奪った後にゴール前へと飛び出した横山の献身的なフリーランニングが間接的なアシストになっており、選手の連動性がゴールを呼び込んだという点で評価したい得点シーンだった。
2点のリードを得た川崎Fは、矢継ぎ早に投入される名古屋の交代選手と、彼らが入ることで変化する陣形にうまく対応しながら試合をコントロールする。試合終盤には4トップ+1トップ下という超攻撃的な布陣へとシフトした名古屋の圧力を食い止め、カウンターで追加点を狙うという思い通りの試合運びを見せた。虎視眈々と追加点を狙った川崎Fだが、結局そのままの得点差で試合を終えることとなる。
川崎Fにしてみれば千葉戦の後半から始まる流れをうまく継承した形での快勝であり、名古屋という強豪を押さえ込んだという点で評価に足る試合だった。このまま自分たちの戦いを固めつつ、ACL、そしてリーグ戦へとつなげて行きたい。
完敗の名古屋は完全に自分たちのサッカーを見失い、攻め急いで自滅する、という内容の試合運びをしてしまった。特に1点を取りに行った後半にペースダウンを余儀なくされた戦いは修正が必要となるだろう。火曜日にはホームでACL・ニューカッスル・ジェッツ戦を控えており、緊急の建て直しが必要となる。
以上
2009.04.04 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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