4月4日(土) 2009 J1リーグ戦 第4節
G大阪 2 - 2 広島 (13:04/万博/15,644人)
得点者:25' チョジェジン(G大阪)、35' 高柳一誠(広島)、42' 佐藤寿人(広島)、48' 遠藤保仁(G大阪)
スカパー!再放送 Ch181 4/5(日)08:00〜(解説:山野孝義、実況:寺西裕一、リポーター:竹島麻里子)
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結果こそ2-2と引き分けたが、内容からすれば、広島のペドロヴィッチ監督が試合後に話した「今日は勝てなかったが、我々は勝ちに値するサッカーをしていた」という言葉を認めざるを得ない試合だったと言えるだろう。
雨でスリッピーなピッチに足をとられることが多く、得意のパスサッカーを出しづらい状況だったとはいえ、G大阪の前半の戦いぶりは、今季の公式戦の中ではワースト1の出来だったのではないだろうか。攻撃においては、組み立ての段階でミスが多く、全体が連動して動いていかない。前半に放ったシュートもわずかに2本。うち1本を、FWチョ・ジェジンがスーパーゴールで得点に繋げたが、いつものようにポゼッションでも上回れず、これといった決定的なチャンスも作り出すことが出来ない。また守っては「思っていた以上に、アプローチのスピードや、シンキングスピードなど、全てのスピードを少し上回られた。後手を踏んだディフェンスとなり、広島のアタッキングサッカーに正直対応できなかった」という西野監督の言葉通り。悪天候の中でも個々がしっかりと運動量を示した広島の攻撃サッカーに振り回されるばかり。
前線からの守備の甘さも災いし、早い攻守の切り替えをみせていた広島に常に数的優位の状況を作りだされ、攻め込まれてしまう。35分にFW高柳一誠が挙げた同点弾も、42分にFW佐藤寿人が挙げた逆転弾も、ミスも重なったとはいえ、結果的には守備を完全に崩されてのもの。と内容から考えれば、妥当なスコアで前半を折り返したと言えるだろう。
1-2というスコア、ホーム戦ということもあってだろう。このままでは終われないという思いも強かったのか、G大阪は後半、徐々に前線からの守備意識も見られるようになり、いい立ち上がりをみせる。そんな中、FWルーカスの前線でのプレーが相手DFのファウルを誘いPK。スリッピーなピッチに自ら足をとられたようにも見えたが、そうして得たチャンスをPK職人、MF遠藤保仁が決め、早々と同点に追いつく。G大阪にとっては願ってもな い早い時間帯での同点弾。これで勢いを増すかと思われたが、再び中盤で後手を踏む展開に。対する広島は、相変わらず落ち着いて、安定した試合運びをみせ、前半同様、徐々にポゼッションで上回る時間帯が多くみられた。
以降、試合が終盤に向かうにつれ両者の攻撃は、徐々にスピードアップ。何とか勝点3を奪おうとゴールへの意欲をみせた両者だったが、ゴールが遠い。終盤41分には広島のMF柏木が、ロスタイムにはG大阪のFWレアンドロやDF安田が絶好のチャンスを見出すが、これをものにできず、2−2のまま引き分けで試合終了。G大阪にとっては拾った勝点1との印象も強いが、「連敗しなかったことを前向きに捉えたい」とMF遠藤保仁。
一方の広島にとってはJ1復帰後、初めてのアジア王者との対戦において互角以上の戦いを示せたことは、今後の試合を戦う上で大きな自信を掴む勝点1となったに違いない。
以上
2009.04.04 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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