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【J1:第4節 浦和 vs 大分】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント(質疑応答を追加)(09.04.04)

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4月4日(土) 2009 J1リーグ戦 第4節
浦和 1 - 0 大分 (16:03/埼玉/45,542人)
得点者:42' オウンゴ−ル(浦和)
スカパー!再放送 Ch183 4/5(日)08:00〜(解説:柱谷幸一、実況:倉敷保雄、リポーター:朝井夏海)
顔写真クイズ勝敗予想ゲーム
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●フォルカーフィンケ監督(浦和):
「今日は2試合目のホームでの試合だったわけだが、2試合連続で勝利を収めることができた。私にとって大切なのは、浦和レッズを応援するためにホームスタジアムを訪れてくださるサポーターの皆さまと一緒に、ここで出来る限りたくさんの勝点を集めていきたいということ。プレーを通してサポーターの皆さんに伝えることも、非常に大切だった。ホームで2連勝を飾ることができたので、これはとても嬉しいこと。今季に入って、私たちのチームのプレースタイルは去年と比べて変えてはいるが、実際にチームに所属しているメンバーを見ても、去年と比べても大きく入れ替わっているということはない。ですので、元々予定していたより少し早くアレックスを起用することにした。今日は彼にとって久々の公式戦だったわけだが、90分間プレーすることができた。これはとてもいいシグナルだと思うし、今後も彼の活躍に期待していきたい。

 そして皆さんに最後にお話したいのだが、もちろんここ日本のプレスというのは欧州と違うというのはわきまえているが、これを勘違いして捉えて欲しくない。そして、この若い選手を代表に入れるべきだという風に煽って欲しくはないが、山田直輝はとてもいいプレーをした。この非常にレベルの高い、そしてとても多くの優れた選手に囲まれたなかで、山田直輝は非常にいいプレーをした。山田直輝は運動量が非常に豊富で、技術的にも優れている。コンビネーションサッカーをするには、とても最適な選手と言えると思う。年上の選手に関しても、段々とこの新しいスタイルに慣れてきているし、これにあと2人、もしくは3人の若手の選手を加えていけば、今から数カ月後には、さらにいいコンビネーションサッカーをお見せすることができるかもしれない」

Q:相手がボールを持ったときの山田直輝のポジショニングについてはどういった指示をした?
「お伝えすることはできない(笑)。私たちがいつもの練習で学んでいることを、彼らは実際にプレーしている」

Q:去年より攻めの選択肢が増えてチャンスが多くなったが、2点目が入らなかったことに不満はない?
「たくさんの得点チャンスを作り出して、プレーして、プレーして、プレーして、実際に得点チャンスを作り出してゴールを決めることができないというのは、ある意味この日本のサッカーが抱えているひとつのポイントかもしれない。実際に日本代表のプレーなどを見ていても、多くの得点チャンスを作り出していた。その割りには、比較的得点の数が少なかったかもしれない。しかし、だからといって日本を批判したいというわけでは一切ない。

 私は今初めて日本に来て、ここ日本で日本のサッカーに関しての経験を積んでいるところ。もちろん今、私は皆さんの前で私のチームに対して批判することはできる。なぜ2点目を取ることができなかったんだと。ただし、そのような批判をして何の意味があるというのか。実際に今、私が皆さまの前で批判をしたとしても、なんの意味もない。もちろん今日のスコアを考えれば、2点目を早く取らないと、場合によっては勝点2を失ってしまう可能性もある。

 ただし、それ以上に皆さまがご覧になったように、年上の選手たちがいかに努力しているか。例えば、右サイドバックでプレーした山田暢久に関しても、とても素晴らしいプレーを見せている。彼はピッチ上で笑ったり、怒ったり、いろんな表現をしながら、チームのために努力してプレーしている。若手選手が活躍していいプレーを見せてくれるのは嬉しいが、それと同時に年上の選手たちがこの新しいチームスタイルに慣れてプレーをして、いいパフォーマンスを見せていこうと努力している姿にも大きな喜びを感じている」

Q:三都主選手にはどのようなプレーを求めたのか?
「サッカーの業界で存在する古いひとつの法律があるが、私が選手たちと話し合ったことに関して公の場で話すことはできない。もちろん、私は選手と何度も何度もいろいろなことについて話し合っているし、実際アレックスとは今から2、3週間前に少し長い時間を持っていろいろなことについて話をした。そして今後、彼の状態、彼がチーム練習に参加して定期的に問題なく練習することができれば、今後彼の起用をどう考えているか、そういうことについて話し合ったことは事実。そして彼も非常に長いリハビリ期間を通して、しっかりとチーム練習に合流して、そしてそこでしっかりとしたプレーを見せて、そして今日のような公式戦にやっと出ることができた。公式戦に出て、彼がひとりの優れた選手として、私たちのチームのために戦ってくれた。そういう意味では、彼にとっても非常に素晴らしい日だったと思うし、今後も彼がチームのためにいいプレーをしてくれることを望んでいる。

 多くのジャーナリストの方がいらっしゃっているので、ひとつお話しておきたいことがある。私もよく、新聞の内容についていろいろなところから情報を得ているわけだが、いろいろな新聞で私たち浦和レッズに新しいチームが存在しているというような書き方をされている。これは事実ではない。皆さんご存知のように、ピッチに立っている選手たちは去年に比べて大きく入れ替わったわけではない。もちろん、今の選手マイナス永井、そしてマイナス相馬と、2人の選手がこのクラブを離れているわけだが、大きく主力選手が入れ替わった、もしくは私たちがたくさんの選手を獲得したというわけでは一切ないので、新しいチームという表現は間違っていると思う。実際にこの選手たちがJで7位という結果を残しているわけだし、ここで誤解が起きないようにはっきり皆さんにお伝えしておきたいのだが、私は根本的には去年と同じ選手でこのシーズンに入って戦っていると思う」

Q:闘莉王→高原、田中達→堀之内の交代の意図は?
「最初の交代に関しては、阿部をセンターバックに入れて、ポンテを中盤に下げることを考えた。なぜかと言うと、このような形にした方が、相手の攻撃を早い時点で抑えることができるからだ。闘莉王の代わりに、もうひとりのセンターバックを入れた場合、逆にこっちが受身になって、どんどんどんどん攻撃を食らってしまう可能性がある。そうすると、最終的にはいくらDFを入れたからといっても、必ず守備が固まるとは言えない。できる限り早い時点で相手の攻撃を抑えるために、あのような形での交代を行なった。それとエジミウソンのプレーについて、去年と比べてエジミウソンは今季は自分たちのペナルティエリアまで戻ってきて、しっかりと守備をして、去年とはまったく違うプレーをしていることは、皆さんすでにお気付きになったことだと思う。
ふたり目の交代についてだが、堀之内を投入した理由は、同じく中盤でプレーしていた鈴木啓太、山田直輝の負荷をこれ以上与えたくなかったため。彼らは非常にチームのために、多くの運動量で走っていたので、彼らの負担を少しでも減らすために堀之内を投入した」

Q:闘莉王選手の症状は?
「闘莉王のケガに関しては、ご存知のように数週間前にも頭のケガがあって、今日の試合の前半でも3度相手のチームの選手と頭で衝突をしていた。ハーフタイムに選手とドクターと話し合った結果、もう一度ピッチに立たせようと、本人もぜひピッチに立ちたいと。そしてピッチに立ってみて、実際に具合が悪ければ、すぐその時点で交代するということをハーフタイムですでに話し合っていた。そして実際に後半が始まって数分してから、本人自らが交代させて欲しいと言ってきたので、念のため、彼を交代させた。しかし、実際にドクターの方からは、今のところはまだ問題なしという報告を受けているし、重症というわけではなく、あくまで念のためということを考えて交代させた。頭に関しては、少し注意しないといけないし、危険なところなので、無理するよりは念のためにケアした方がいい」

Q:三都主選手の起用が予定より早くなった理由は?最初から90分間起用する方針だった?
「アレックスに関して、このポジションは私たちのチームのなかでもひとつの工事現場になっている。工事現場というのは、そのポジションで長年の間プレーしてきて経験を積んできた選手、本職としている選手がいないということもあり、平川なり、細貝なり、様々な選手がこのポジションで実際にプレーしてきた。そして細貝はケガをしてしまった。左サイドバックのポジションをどの選手で埋めるかという状況になったので、予定より早くアレックスをこのポジションで起用した。
実際に今から2、3週間前にアレックスとは長い話し合いを持って、彼が4週間、問題なくチームの練習に参加することができたならば、彼を公式戦で使っていこうという話し合いを既にしていた。ただし、実際にはこのポジションが工事現場ということもあって、4週間ではなくて、少し早めに公式戦で起用することになった。彼は非常に優れた選手だと思っているし、技術的にも優れていて、優れた戦術眼を持っていて、とてもいいパスもできる選手。彼のような選手が今日、うまく力を90分振り分けて使うことができて、90分間問題なく試合に出ることができたことに関して大きな喜びを感じるし、今後も彼がケガをしないで、しっかりと練習をこなすことができるのであれば、チームにとって貴重な選手になることは間違いない」

以上
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