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【J1:第3節 千葉 vs 川崎F】アレックスミラー監督(千葉)記者会見コメント(09.03.22)

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3月22日(日) 2009 J1リーグ戦 第3節
千葉 1 - 1 川崎F (16:03/フクアリ/14,544人)
得点者:0' 谷澤達也(千葉)、58' ジュニーニョ(川崎F)
スカパー!再放送 Ch183 3/23(月)08:00〜(解説:川勝良一、実況:西岡明彦、リポーター:飯田留美)
顔写真クイズ勝敗予想ゲーム

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●アレックスミラー監督(千葉):

「ゲームは相手がやってくる予想通りに来ましたし、相手は2つのユニット、前の選手と後ろの選手という2つに分けてやってくるのはわかっていました。そして、4人が攻撃を仕掛けること、3人が3トップのような形でその後ろに1人がいるという形でやっていました。しかしながら、うちが戦術的に正しかったことにより、向こうに突破されることがなく、クロスもそこまで入れられることがなかったと思います。そういった意味で相手の良い形での攻撃というのは潰せていたと思います。
しかしながら、後半に入って相手が戦術を変えてきたことによって、いつもは4-2-1-3でやってると思うんですが、今日は4-1-3-1(1人足りないが、通訳の言葉のまま)にして、選手を代えてきたりしたことによって、少しゲームが動いてきました。アレックスについては中村を見ろということだったので10対10、その2人を外してプレーしようと言いましたし、それについては良い仕事ができていたと思います。
相手がボールを持ったとき、中村が前に飛び出す動きを入れ出したことにより、うちのDFがずるずる後ろに下がってしまうという状況が起こってしまいました。前に出てくる選手に対してオフサイドトラップをかけるのではなく、後ろに下がってしまうということが起こりました。それにより、スペースが生まれ、下村や中後が相手に寄せることができず、主導権を握られてしまいました。しかしながら、うちの最初の守備の面ですけども、そこで下がってしまったことは良くなかったと思います。

練習の中で2日間、控えの選手たちに相手と同じような形でやってもらってボールを持たれることもあったんですが、そこではプラン通りに行ったのでやられることはなかった。そういった中で今日の試合を迎えました。そして、うちにとって前半、ゴールを決めた後に良いチャンスがありましたよね。そこで外してしまいました。そこがもし決まっていたならば、内容的にも違ったものになっていたかもしれません。 やはり、精神的にもう少し強くならなければいけないですし、特にペナルティエリアのラインよりも下がってしまって、そこからミドルシュートを打たれてしまうというところを対処していかなければいけないと思います。2本ほどクロスバーに当たったものもそうでしたし、決められてしまったところもうちが下がり過ぎてしまって決められてしまいましたよね。そして、やはり選手たちはもう少し動かなければいけないと思います。もっと選手が動いていかなければ、選手の選別を変えていかなければいけないのかもしれません。
前半についてですが、ボールを奪った位置が違いました。高い位置で奪えたことによって、そこから巻に入れて米倉や谷澤、谷澤はサイドに開き過ぎていたかもしれませんが、そういった形でボールを入れて攻撃することができました。しかし、後半に入ってボールを奪う位置がペナルティエリア付近ということもあって、巻から遠い位置にあって攻撃でそういう面が出せなかったと思います」

Q:アレックスを中村に付けていたが、こういったやり方を常にやっていくのか?
「そういったことはわからない。日本にそういう素晴らしい選手が何人いるかわからないですし、中村は非常に素晴らしい選手ですし、賢い選手だと思います。だから、他のチームが対戦したときも彼がボールを上手くさばくので寄せ切れないというのもあるし、ボールが常に彼に集められてそこから攻撃を展開していくという形が 多いと思います。彼はアメリカンフットボールで言うとクォーターバックのようなもので、ボールを良いタイミングで受けて良い場所へ送っていくことができる。彼のレベルならば世界のどこに行ってもプレーできる選手だと思います。しかし、そういった意味で彼の良いところを消そうとアレックスを付けました。そういった中で川崎Fのいつもの攻撃の滑らかさというのはなかったと思います。去年の終盤を見ていただいても、川崎Fは攻撃的なチームで1試合で3点も4点も取れるようなチームだったと思います。
失点についてだが、やはりプレスに行けなかった。そういった中でそこはうまくカバーできていたが、プレスに行けなかった。ボールを相手に持たれていて、そこのそばにいる選手がプレスに行かなければいけない。先ほども言いましたが、距離感があるのであれば、そこでしっかりと寄せてそこでパスできるのか、何ができるのかを見ていかなければいけないと思います。
後半については、がっかりしている点もあります。工藤は中盤に入って相手に寄せに行くことができていましたよね。新居もしっかりとプレスに行くことができていました。しかしながら、その中でチャンスは作れませんでした。そして、和田に関しては少しサイドに開き過ぎていた点があったと思います。アレックスについては今日のパス、米倉へのパスもそうですが素晴らしいパスを出せる選手なんですよね。守備だけでなくパスも出せる選手。米倉が外してしまったチャンスですが、ああいう局面を作れるようなボールを入れることができました。しかしながら、シュートは相手DFが寄せてきて左側に外れてしまった。アレックスは良いパスが出せる選手ですし、開幕してここまでうちのベストな選手の1人だと言えます。中盤の中で相手にしっかりと寄せることもできますし、相手にチャレンジに行ける選手でもある。そして、クロスが入ればしっかりとボックスに入っていける選手でもあります。
米倉については非常に頑張ったと思います。去年の終盤の時期に大きなケガをしてしまって、ここに戻ってくるまでハードワークをしてきました。そして、やはり彼は走れる選手ですし、動き出しの良い選手です。今、戻ってきたばかりで難しかったかもしれませんが、将来性のある選手だと思います。米倉についてはハーフタイムの後に代えるべきだったのかもしれません。残念ながら走れなくなっているのが見受けられたので、頭が行けると思っていても、足というのは正直なもので、足を見たらそこまで行けないと思いました」

Q:アレックスについて高評価をされていますが、だからこそ最後の数分間だけでも中村へのマークを外して自由に攻撃させるという選択肢はなかったのでしょうか?
「終盤につきましては中村をマンマークで見ていただけではなくて、中村が前に走ったとき、アレックスが違うポジションにいたこともありましたよね。そして、アレックスがボールを持って前に進んで左に良いパスを通したんですが、谷澤が疲れていて足が届かなかったというのもあったと思います。最後の5分についてですが、うちがやるべきだったのはもっと相手のディフェンスの裏を突くような強いボールを出すことでしたよね。和田がフレッシュな状態で入ったわけですし、そこで足元、足元でつないでいくよりも裏にボールを入れてDFを後ろ向きに走らせるというふうにした方がよかったと思います」

Q:監督が分析されているように、後半に入ってプレスに行けなくなったが…(ここで監督がなぜプレスに行けなくなったのか記者に分析を求める)
「トップレベルでは持ったときに寄せなければいけない。時間を与えてはいけないんですよね。それがうちの問題ですし、ボールをフリーで持たせてしまうことによってうちの2人の選手が下がってしまって、それで自分たちがそこでしっかりと仕事ができているんだと思うんじゃなくて寄せなければいけない。そこで寄せなかったことによってサイドに振られてクロスを入れられたり、シュートを打たれてしまった」

Q:(記者の質問続き)もう少し前に選手交代の手を打つこともできたと思うんですが、あえてあの時間まで代えなかった理由を教えてください
「後半の20分くらいで交代させたと思いますが、それが遅かったということでしょうか。工藤を20分くらいに入れたと思います。試合の流れの中で相手が主導権を握る時間というのは必ずあるわけです。最初の10分、15分は相手に主導権を握られていたわけだし、そういった中で前半は相手がボールを持っていましたが、横、横にしか繋がれていなかった。その中で前の11番の選手(ヴィトール ジュニオール)が下がってボールをもらいに行こうとしましたよね。それは私が彼にやらせたかったことですし、そこでボールを持たれても前に選手が何人もいるわけですから怖くなかった。
後半になってうちが下がり過ぎた、引き過ぎたことで中盤の選手が前に出て行かない。そういった意味で相手に繰り返し攻められていたわけです。だから、うちが弾き返しても相手に拾われて、また使われるという繰り返しになっていたと思います。やはり、もっと押し上げることでそういったことは対処しなければいけなかったと考えています」

以上
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