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【J2日記】横浜FC:温故知新。11年目のスタートに、一歩一歩歴史を重ねることの重みを感じる(09.03.17)

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(C)松尾真一郎

横浜FCは、11年目のシーズンを迎えました。熊本戦でニッパツ三ツ沢球技場を訪れたサポーターの中には気づかれた方も多かったと思いますが、球技場の外周道路のメインスタンドとホームゴール裏の間の柵に、過去11年分の集合写真が張り出されていました。

横浜FCは、言うまでもなく横浜フリューゲルスと横浜マリノスの合併に端を発して誕生したクラブですが、JFL参戦、J2昇格からの苦難、サッカーの神様からのご褒美とも思える奇跡のJ1昇格、そしてJ2に降格しての戦いと、激動の10年を過ごしてきたと言ってもいいでしょう。掲げられた集合写真を1枚1枚じっくり見返すと、その時その時の苦労や苦しみが思い出されるとともに、どういう形にせよ、それらを乗り越えてきたんだということを再確認させられます。そして、いつかは2006年に体験したように報われる日も来るのだということも。この年も、開幕戦後の監督解任という苦難がありました。掲げられた11枚の写真は、これまで一歩一歩積み重ねたクラブの歴史そのものです。

ホーム開幕戦も残念ながら黒星になってしまい、クラブ史上初めて2連敗でスタートするシーズンとなってしまいました。しかし今季は、おそらくこれまでの横浜FCで最もDFラインが高く、コンパクトでスリリングなサッカーを目指しています。選手、クラブ、サポーターが、故きを温ねることで、必ずや目標に近づいていけると思います。

歴史と言えば、三浦知良選手が、ホーム開幕戦で17年連続ゴールとなる、Jリーグ史上最年長ゴール(公式記録的にはJ2最年長ゴール)を達成しました。これぞ、生ける日本サッカーの歴史の積み重ねです。それでも試合後の三浦知良選手は、自身の記録よりもチームの戦い方、試合のことについてのコメントを優先しました。また、開幕の湘南戦でも、いつもよりも厳し目に勝利への思いを語っていました。それだけ、今年の横浜FCに賭けている表れだと思います。三浦知良選手、そして横浜FCがどのような歴史を積み重ねるのか、なるべく落ち着きながら、注目したいと思います。

以上

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2009.03.17 Reported by 松尾真一郎
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