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【AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs 山東】レポート:王者たる風格を示しながら、G大阪がホームで圧勝!(09.03.11)

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3月10日(火) AFCチャンピオンズリーグ
G大阪 3 - 0 山東 (19:00/万博/10,312人)
得点者:20' レアンドロ(G大阪)、72' 遠藤保仁(G大阪)、79' 佐々木勇人(G大阪)
ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土)に国立競技場で開催!
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 3−0。そのスコアが示すように、ディフェンディングチャンピオンとしての風格さえ漂う圧勝だった。

 立ち上がりから、引いて守勢にまわった山東魯能に対し、G大阪が完全に優勢に試合を運んだ。Jリーグ開幕戦とは4選手を入れ替えて挑んだものの、落ち着いてゲームに入り、ポゼッションをとりながら攻撃を組み立てていく。高さのある相手に対し、サイドを切り崩してのクロスボールは跳ね返されることが多かったが、得意のパスサッカーは効果的に相手DFに揺さぶりをかける。
 先制は20分。MF遠藤保仁、MF寺田紳一と繋いだボールをゴール前でMFルーカスが頭で競り、ゴール前にこぼれたボールをDF中澤聡太がシュート。DFに当たって跳ね返ったボールに詰めたFWレアンドロが右足でゴールをとらえる。「まずは先手を取る戦いを」と話していたMF遠藤の言葉通りの展開。以降も、皆無と言っていいほど山東に攻め入る隙を与えず、かつ一方的に相手ゴールを攻め立てる時間が続くも、奪ったゴールは1点のみで、前半を折り返す。

 MF寺田が負傷したこともあり、また「2人同時に投入するプランだった(西野朗監督)」ため、後半はスタートからMF寺田に代えてMF明神智和を、FW山崎雅人に代えてFWチョ・ジェジンを投入。『追加点』をにらんだ立ち上がりを迎える。
 だが後半は前半以上に相手が攻撃への姿勢を示してきたこともあり、また徐々にG大阪にもミスが目立ち始めたことで、押し込まれる時間帯も。それでも
GK松代直樹、DF山口智、DF中澤を中心とした守備陣の連係が乱れることはなく。落ち着いて相手の攻撃に対応しながら機を見た攻撃を仕掛けていく。そんな中、MFルーカスのシュートがペナルティエリア内で相手DFアレハンドロのハンドを誘い、PKのチャンスを得ると、キッカーはMF遠藤。いつものように冷静に相手GKの動きを見ながら、完全に逆を突く形で追加点をもの にする。

 それでも攻撃の手を緩めることはなく、西野朗監督は強気の采配。「安田が悪いからということでは決してなく、よりオフェンシブにという狙いから」77分、この日は右サイドバックでプレーしていたDF安田理大に代えてMF佐々木勇人を投入。MF橋本英郎を右サイドバックに下げ、右のワイドMFに佐々木を据えると、その采配がズバリ。体格差をものともせずMF佐々木が積極的に攻撃を仕掛ける姿勢を見せる。
 そんな中79分には、そのMF佐々木がスーパーミドルで追加点。MF遠藤からの縦へのクロスをゴール前中央でFWチョ・ジェジンと相手DFが競り、ゴール右に出たボールを、ペナルティエリアの角付近からMF佐々木が豪快に右足を振り抜いてゴールネットを揺らし、完全に相手の息の根を止める。

 結果、3-0。昨年のグループリーグ第1戦では格下とされたチョンブリFC(タイ)に先制され、終了間際に追いつくのがやっとという試合を展開したG大阪だったが、この日のG大阪は攻守に連動しつつ、かつ経験を積んだ選手たちが常にゲーム巧者に立って試合を運び完勝。ホームで3ゴールを奪えたのもさることながら、メンバーを代えながらも失点0で試合を終えたことに、チーム戦術の浸透と選手個々の意識の高さを感じた一戦だった。

以上

2009.03.11 Reported by 高村美砂
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